僕たちはどう生きるべきか?③~生活が苦しいと感じる理由~
こんにちは~ 日本の経済についてニュースやネットで情報を集めていると不安を煽る記事が多く、最終的に政府などの批判に繋げるものが非常に多いです。そうした不安を緩和し、これからどのように生きればいいか、どのような価値観を持てばいいかを提案するシリーズの第3回です。今回もまだまだ現状分析です。経済のことがよく分からない人向けに簡単な言葉で説明していきます。あくまで僕の私見に過ぎませんので参考程度に読んでもらえれば嬉しいです。本記事では『なぜ生活が苦しいと感じるのか?』を書いていきたいと思います。
生活が苦しいのは『豊かになったから』
いきなり哲学的な見出しになりましたが
解説していきます
日本人の大人で
携帯電話を持っていない人は
ほとんどいませんよね?
今では当たり前になっている生活必需品ですが
電話・テレビ・ゲーム・オーディオ・時計
カメラ・メール・万歩計・アルバム、、、
ドラえもんもびっくりの万能ツールですね
携帯電話を家族全員が持っている世帯も
多いのではないでしょうか?
一昔前と比べて
皆がイメージする「平均的な暮らし」の水準が上がり
支出を減らすことが難しくなっています
生活が豊かになり
昔では100点満点だった暮らしでも
満点のラインが200点に上がったことで
「みじめな暮らし」と感じてしまいます
SNSなどを通して
キラキラした生活を送っている人を目にすると
またまた自分がみじめに思えてきます
豊かな社会になったことが仇となって
幸せを感じにくくなっていて
相対的に生活が苦しいと感じるのです
税金が多いのは社会保障が手厚いから
日本では国民皆保険制度と高額療養費制度で
手厚い医療が受けられます
年金制度も他国と比べて充実しています
しかも障害を負った際には
障害年金が支給されたりするので
年金は費用対効果のある保険です
こうした社会保障の充実により
日本は健康で長生きしやすい国になっていて
その結果社会保障費が増大しているのです
ここでもまた
日本が恵まれた国だから
生活が苦しくなっているのです
僕も精神病院に長期入院した経験がありますが
福祉制度に助けられて再起することができました
健康に生きていると
ありがたみは感じにくいですが
日本の社会保障は非常に高い水準です
高齢化社会が進むこと と
社会に切り捨てられた氷河期世代が
一斉に老後を迎えることを考えると
増税はやむを得ない部分があります
日本も緩慢財政を実施すれば
一時的に景気は良くなるはずですが
前回、アメリカや中国の事例を紹介したように
それは麻薬のようなものです
将来にわたって安定的な国家であるためには
財政規律は守っておいた方がいいでしょう
ここまでの結論は
当たり前と思っている暮らしや社会保障が
非常に高い水準であるため
生活が苦しいと皆が感じている
ということです
そんなこれからの時代大事になって来るのは
他者との比較で幸せかどうかを判断しない
ことです
物質的な豊かさを追求するのをやめて
購入するものを精査するようになれば
収入が多くなくても暮らしていけます
SNSでのキラキラ生活自慢に
ついていく必要はありません
20年前に比べれば
暮らしはとても豊かになっています
現代の平均的?な暮らしと比べるのではなく
20年前の暮らしと比べてみましょう
日本の枠の中で考えるのではなく
「世界」の枠で考えてみましょう
日本は偏差値70の学校のようなものです
落ちこぼれと嘆いていても
実は世間的には秀才だったりするのです
相対的な幸せを目指すのではなく
今の自分が持っているものに目を向けて
「絶対的な」幸せを意識しましょう
足るを知り
本当の豊かさに目を向ければ
出費は抑えられます
出費を抑えられたなら
余裕資金は投資に回しましょう!
ちょっと詐欺師っぽいオチになりましたが
僕は「資産をとことん増やせばいい」とは考えていません
投資との付き合い方は
本シリーズでいずれ書いていきますね
次回へ続きます
今回は日本が豊かだから
生活が苦しくなっていることを書きました
ですが海外には
日本よりも豊か(に見えるよう)な国があるのも事実です
次回記事ではその点に触れていきたいと思います
また「貧困の連鎖に苦しむ人たち」
についても本シリーズのどこかで
フォローを入れていきたいと思っています
今回はここまで
ではまた!