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僕たちはどう生きるべきか?②~生活が苦しいのは日本だけじゃない~

こんにちは~ 日本の経済についてニュースやネットで情報を集めていると不安を煽る記事が多く、最終的に政府などの批判に繋げるものが非常に多いです。そうした不安を緩和し、これからどのように生きればいいか、どのような価値観を持てばいいかを提案するシリーズの第2回ですが、今回もまだまだ現状分析です。経済のことがよく分からない人向けに簡単な言葉で説明していきます。あくまで僕の私見に過ぎませんので参考程度に読んでもらえれば嬉しいです。本記事ではアメリカや中国の状況を説明しながら『一般市民の生活が苦しいのは日本だけではないこと』を書いていきたいと思います。


日本は低金利→円安→物価高、アメリカは高金利→ローン地獄

前回記事でも書きましたが
低金利状態だとローンを組んでも
利息は少なくなります

しかし低金利だと円安になり
輸入品の物価高になってしまいます

つまり
物価が高いか
ローンの返済がきついか
どちらかを選ばなければなりません

アメリカの場合は金利が高く
借金を負うような状況になってしまうと
返済ができなくなります

日本のような健康保険制度はなく
病気で入院が必要になることは
すなわち人生詰むことを意味します

虫歯の治療などは庶民には不可能で
病気の治療はできませんので
平均寿命も短いです

アメリカドルは世界で最も強い通貨です
世界最強の通貨を発行できる権利を持つ
アメリカ政府は

お金を発行すればいくらでも支払えるので
バラマキ財政を実施しましたが

市場にお金が溢れたため
インフレがエゲツないことになっています

確かに円換算の平均年収は高いですが
物価の伸びに対して
賃金水準が追いついていないため

一般庶民の生活は非常に苦しいのです

Image by Uwe Conrad

アメリカは景気を抑制するために
金利を上げているとニュースでは伝えていますが

帳簿上の経済と実態はズレている

ことを勉強していて感じています

たとえばGDP国内総生産の値は
アメリカのような緩慢財政で
財政出動をすれば簡単に引き上げられます

前回記事でも書いたように
日本政府は強力な基軸通貨の発行権を持ち
自国で円を自由に発行できるにもかかわらず
財政規律を守っています

財政出動はいわば麻薬のようなものです
その時は気持ち景気が良くなりますが
それに依存すると将来苦しむことになります

ここで

麻薬財政出動でブーストしていた中国が禁断症状に苦しんでいる

状況を伝えておきます

高度経済成長期の日本の財政出動は
インフラを整えるものでした

高速道路などのインフラを整えることで
物流が改善し経済発展に繋がりました

中国も同様に大量の資金を投入し
高速鉄道などを整えましたが

実需要を無視していたため
作ったはいいけど利用者はいない
無駄な公共事業となってしまいました

そして道路づくり鉄道づくりは
末端の人たちにとっては
同じ作業の繰り返しなので
仕事スキルが育たなかったのです

その一方で
不動産バブルであぶく銭を得た富裕層は
子供を過酷な受験戦争へと追いやったため

社会性・実務能力を身につけていないまま
育った若者が多くなってしまいました

中国経済の実態は
日本では機械に任せているような単純な仕事を
過酷なノルマ・低賃金でこなしている
多くの人たちで支えられていました

帳簿上は経済発展していた中国は
財政出動するべき対象を見誤ったため
(というか過剰だった)

結果的に恵まれた人たちお金持ち
奴隷労働者貧しい人も能力を失う結果になり

今は過剰な債務による資金枯渇麻薬切れ
多くの企業が存続不能に陥り
30代以下の若者の失業率が50%近いとの
推計が出るほどになっています

中国の事例から言えることは

財政出動による景気刺激策が
最悪の結果を引き起こすこともあり得る

ということです

次回に続きます

今回はアメリカと中国の状況を伝えました
庶民の暮らしが苦しいのは同じです
というか日本の方が状況はだいぶマシです

次回は
『なぜ生活が苦しいと感じるのか?』

次々回では
『日本より豊かに見える国』
について解説する記事を書く予定です

経済のことが分からない人向けに
分かりやすく書いていきますので

読んでいただけると嬉しいです
ではまた!

お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。