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過干渉

不登校は親の責任という衝撃的な言葉が目についた。
親の可干渉がもっとも良くない。
こどもの生きる気力を奪ってしまうのだ。
突然不登校が湧いて出てきたのではなく
今までの積み重ねなのだ。

私は可干渉なんだろうか??
思い返してみる。
朝から…
「早く起きなさい」
「早くご飯食べちゃって」
「顔洗った?歯磨いた?」
「学校に行く時間だよ」
「忘れ物ない?」
言ってる。学校から帰ってきたあとも
「お帰り。手洗って。」
「宿題やったの?」
「手紙だして」
「早く風呂入りなさい」
「ご飯食べちゃって」
「部屋片付けて」
「まだYouTubeみてるの?」
「早く寝なさい」
等々…
まさに可干渉だ!
一日中干渉して指示しまくっていた。
自分の可干渉っぷりを初めて自覚した。

なぜ私は干渉しなければならなかったのか。
よくよく思い返してみる…

まだ長女が小学校低学年のころ
よく忘れ物をしていた。
長女は忘れ物をしても
友達や先生に借りたりして
うまく対処していた。
でも担任の先生からは
何度も連絡帳に
「忘れ物が多いので、親御さんも持ち物の確認をしてください」
と書かれた。
個人面談の時も
言われた。
忘れ物をする長女はダメだと思い、
忘れ物をしないよう
干渉した。
忘れ物をさせてしまう自分も
ダメだと思っていた。
自分がちゃんとみてあげていないから
忘れ物をすると思っていた。
これは可干渉の一つに過ぎない。
それ以外にもたくさん干渉してきた。

私はこどものことを他人に注意されるのがすごく嫌だった。
自分は助産師で子育て支援する立場なのに、
ちゃんとこどもを育てられていないといわれているように感じていた。
他人の評価をすごく気にするタイプ。
いわゆる他人軸だった。
ちゃんと育てなきゃと
自分で自分にプレッシャーを与えて
できない自分、できない長女に
イライラしていた。

自分が理想とするいいこに
長女を当てはめようとしていた。
長女が中2の不登校で
やっと自分の考え方の間違えに気がつくことができた。

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