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15.習い事

順調にシングルマザー生活を送りながら、娘は小学生になった。実家が近いのもあり、放課後お友達を集めてそこで遊ぶことも多かった。 

5歳頃から始めたピアノ、1年生になってからは水泳、ダンスと忙しく毎日を送っていた。ピアノは私が習っていたからやらせたくて、発表会では母娘連弾も披露。練習も大変だったし、本番の緊張は半端なかった。ダンスはお友達の影響で、娘本人がやりたいと言い出してはじめた。

そんな習い事の送り迎えを私ができる訳もなく、父が大活躍してくれた。hのおじいちゃーんと地域の小学生の人気者。父はまだ若く体力もあったからでもあるけれど、活き活きと精神的にも充実していたと今思い返せば本当にそう思う。

娘が小学生になったのをきっかけに私は内勤仕事から営業に出るようになり、バリバリ働いていた。父のおかげだと今も感謝の思いでいっぱいだ。そんな幼少の環境から、娘はおじいちゃん大好きっ子となっていった。

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