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私が私でいられる場所(光る君へ 第2回感想)

「私が私でいられる場所」
この言葉が印象的でした。

まひろさん(紫式部)が
一人の人間として
目の前にいるような錯覚を覚えました。

あまり世渡り上手ではない学者の父
貧しいけれど、
好きなものは好きで
とことん追求するタイプ。

「私が私でいられる場所」
をまひろはいつも求めていたのかもしれません。

代筆をしているときだけが、
母のことを忘れられる時間だという。
物語を書いているときだけが、
自分でいられるのですね。

まひろという人物に命を吹きこんでいるように思いました。

それにしても、
平安時代はひどい時代ですね。

まひろの父は
自分の出世のために、
妻を殺されても
それをなかったことにし、
娘にも忘れさせようとしている。

女性を子どもを産ませる道具にしている円融天皇。

そして、自分の出世のために、
自分の息子を汚れ役に徹しさせようとする兼家さん。

道兼さんも被害者なんですね。
前回のまひろの母殺しはひどすぎましたが、
今回は悲劇の主人公のような気がしました。

そのような中で、

道長とまひろの再会は
奇跡としかいいようがありません。

出会うべくして出会ったという二人。

純愛を貫いてほしいです。

どういう結果かはわかっているけれど、

これからが楽しみです。


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