世界遺産 検定勉強世界編11
自然遺産編
カナディアン・ロッキー山脈国立公園(カナダ) 登録年1984年/1990年範囲拡大 自然遺産
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氷河の侵食が生んだ峻峰
・カナディアン・ロッキーは約6000年前の造山活動により誕生し、氷河の侵食を受けて現在の険しい姿になった
→毎年雪が巨大な塊を形成し氷河となり、重みで渓谷を侵食しながら下っていく。
・公園内にはルイーズ湖や北米最大の氷原であるコロンビア大氷原など、様々な氷河地形が残る
・様々な植物や生き物が生息する
→山麓の針葉樹林の森にはグリズリーやピューマ
→山岳地帯ではシロイワヤギなど希少な野生動物
・また、ヨーホー国立公園のバージェス頁岩(けつがん:堆積岩の一種。化石がよく見つかる)と呼ばれる地層からは、三葉虫やアノマロカリスなど5億年以上前の化石が発見されている
・4つの国立公園・3つの州立公園が世界遺産に登録されている
ユングフラウーアレッチュのスイス・アルプス(スイス連邦) 登録年2001年/2007年範囲拡大 自然遺産
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スイス初の自然遺産登録地域
・スイス南西部のアルプス山脈はベルナー・アルプスと呼ばれ約820㎢に渡り4000m級の山々が連なる
・数ある氷河地形の中でも、アレッチェ氷河はアルプス最大の氷河で全長は23km。
・近年は地球温暖化の影響で、氷河の後退現象が報告されている
ピレネー山脈のペルデュ山(スペイン及びフランス共和国) 登録年1997年/1999年範囲拡大 複合遺産
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ヨーロッパ最大の石灰岩の山
・スペイン・フランス国境のピレネー山脈中央にそびえるペルデュ山の標高は3352m 石灰岩の山としてはヨーロッパ最高峰
→スペイン側には最大且つ最深の2つの渓谷がある
・また、希少な野生動物も多い
→スペイン・アイベックスやピレネーグマなど
→今では珍しい放牧が行われている
・伝統的な生活様式が残る点なども評価されて複合遺産になっている
ハワイ火山国立公園(アメリカ合衆国) 登録年1987年 自然遺産
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火山の噴火が作る特色ある地形
・ハワイ火山国立公園には、世界最大規模の火山「マウナ・ロア火山」と、世界で最も活動的な火山の一つ「キラウエア火山」がある
・プレートテクトニクス理論(地球の表面は10数枚のプレートという層に分かれ、それぞれが一定に移動しているという説)によると、地下のマントルからマグマが噴出する場所(ホットスポット)で火山が形成された
→1916年 アメリカ政府により国立公園に指定
・標高差により、温度や降水量が違うため植生が、熱帯雨林から砂漠、ツンドラなど20種類以上ある
・マウナ・ロア山は、ハワイ語で「長い山」
→標高は4000m以上、海底からだと1万m
→溶岩が広範囲に薄く広がり、なだらかな斜面が作られた
→1984年までは、数年に一度の頻度で噴火を繰り返してきた
・キラウエア山は1983年から、継続的な噴火が観測されている
→この山の火口は、女神ペレが住む地とされ、神聖な場所となっている
・ハワイの火山は、噴火回数は多いが爆発規模は小さく、溶岩の粘性が低いため、予測観測しやすい
カムチャツカ火山帯(ロシア連邦) 登録年1996年/2001年範囲拡大 自然遺産
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火山の博物館
・ユーラシア大陸の東端にあるカムチャツカ半島は、環太平洋造山帯に含まれる300以上の火山からなる火山地帯
→半島東側のベーリング海沿岸地区にある6つの火山帯がシリアル・ノミネーション・サイトとして登録されている
・独自の生態系も見られ、自然遺産全ての登録基準が認められている
・玄武岩マグマを噴き出すストロンボリ式や、割れ目から溶岩が流出するハワイ式など火山タイプは色々で「火山の博物館」と言われる
・活火山であっても、氷河や氷帽が見られる
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