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年の瀬に

今年は、どんは年だっただろう?

毎日の子育てルーティンをこなすことさえ、
必死な自分は正直、長距離走をずっと走っているような気分だった。

不器用で、自分に甘い性格は子育てに不向きで…、子供たちに申し訳なく思っている。

こんなことを言うとそんな気持ちで産むな!とか無責任!とかいうことを言う人もいるだろう。色々な意見があるのも当然だ。

子育てをしていると身近な人の言葉で励まされたり、逆に悲しくなる時もある。その言葉を正面から受け止めすぎたこともあった。

ただ言えるのは…、子供たちのことを自分なりに精一杯、愛してるということ。

それでいいじゃないか、そう思うしかない。

毎日、出来損ないの自分に『大好き。』と言ってくれるつぶらな瞳を見るだけで生きててよかったな、と思う。それと同時に自分が守るべき存在はこの子らだと自覚する。

少し話は変わるけれど、私は小学校3年生から『生きてる実感』がない。

今思えば、脳が新しく何かを吸収するのをやめたタイミングだったのかな、と思っている。主体的に言えば、学習以外の新しい知識というものを初めて拒んだ時だったのかもしれない。

何故だろう、心の中で『社会ってこんな感じなんだ、そうか。』と馴染みの顔が並ぶ小学校の小さな教室で思ってしまったのだ。

あまりにも軽率で、自分の偏向思考にも程があるが、それが小心者の自分の安定剤になったのも間違いない。

だから、30代後半にもなって恥ずかしいことかもしれないけれど、今まで周りと見比べて安心していた自分を一歩前進させたいと思っている。随分と温め過ぎたけれど、就職・結婚・出産と言うイベントを不器用な自分はこなすだけで精一杯だった。
だけれど、要は今の自分に満足していない部分もあるということなのだろうと思う。

過大評価した自分が飛び立てるかわからないが、やってみないことにはわからない。

来年は、そんな年にしたい。
なりたい自分に近づく年に。



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