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インバウンドスペシャリストへの道のり#16 アジアで小学校を訪問した話

前回からの続きです。


昔のご縁でボランティアをすることに

アジアに住んでいた頃、JICAのボランティアで
来ていた人と仲良くなりました。
もう20年前以上の前の話です。
彼女はその後、別の国でプロジェクトをする事に
なりましたが、日本の地元が近いことも有り、
国が違っても、お互いの近況を報告したり
たまに日本で会ったりしていました。

今は日本での仕事の傍ら、アジアの田舎の小学校を
支援する活動を続けていて、新学期を迎える9月頃に
新しい文房具を届けに行きたいんだけど
一緒に行かない?と相談を受けました。

受け入れる側から訪問する側に

私は発展途上国の旅行会社で働いていた経験があり
現地でボランティア団体の受け入れ、
例えばホテルや車両を手配する側でした。
井戸を掘りたい方や小学校を作りたい方、
文化交流などのお客様の要望に応じて、
適した村や学校を探して、当日を迎えるまでの
準備と手配をしていました。
最初の頃こそ感動をしていましたが、段取りが
うまく行くか、そちらに気を取られて
涙するお客様を客観的に見ている自分もいました。

さて、そんな自分が久しぶりに行ったら、
最初の感動は甦るのかな?と
興味津々で伺いました。

あくまでもお邪魔させていただく気持ち、
貴重な経験をさせてもらえるという事で
先生や子供達への感謝の気持ちを忘れないことが
大切だと考えているので、日本の文房具屋さんで
人数分の購入をして、先生にも簡単なお土産を用意しました。

目にした光景と心の動き

ぬかるみが残る田舎道を約2時間(雨量が多いと
道が水没し船に乗り換えるそう)
教室2つだけの小学校にたどり着きました。

友人はコロナ明け初めての訪問で、とっても
喜んでいました。私は渡航できない支援者への
活動報告のためにずっと動画を撮っていました。

実際聞いていた子供の人数より多いのは、
まだ学齢期に達していない子供も姉や兄達と
一緒に授業を受けているからです。
急にやってきた外国人に緊張しつつも
キャッキャッと楽しそうに笑う子供達は
とても可愛かったです。
文房具だけではなく今回は子供用の歯ブラシや石鹸なども渡して衛生面の話もガイドを通じて話をしました。

楽しいカレー作り

その後、朝から市場で買い出しをした食材で30人分以上の
カレーを作りました。
簡単だと思っていましたが、大鍋、薪で作る
大量のカレーは普段とは勝手が異なり、なかなか難しいものでした。
子どもたちにとって食べ慣れない味は大丈夫かな?と
私の心配をよそに美味しそうに食べてくれて完食。
ホッと一安心しました。

これも鍋や薪、事前にご飯を炊いてくれた
村の皆さんやガイドさんのおかげです。
事前準備と後片付けありがとうございます。

インバウンドスペシャリストへの道のり#17へ続く


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