インバウンドスペシャリストの道のり#26 観光素材として地元を見る

こちらからの続きです。


灯台元暗し

地元に住んで40年以上。それなのに
知っているようで知らない地元。
有名な観光地だって、実は2回しか行ったことがない。
1回は学校の遠足で、2回目は遠くから
友人が来たとき。たったの2回。信じられません。

地元の観光地をネットで調べてみる

地元の観光地トップ10をインターネットで調べてみました。
え??こ、こんな所が1番なの?!
一体誰が決めたんだ?
きっと、写真映えするからここが選ばれたんだなと
納得するしかありません。
これを鵜呑みにして、来てしまったら
がっかり観光地になってしまうんじゃないか?
本当に心配になってしまいました。

図書館に行って調べてみる

地元の歴史を紐解いてみました。
100年くらい前から、街の歴史が分かります。
私が今住んでいる土地、どのような変遷があったのか
様々な歴史を持っているのか?
歴史上のあの人物が、あの時代に
この地に来ていたのか?
素通りしていたあの石碑にはこんな意味があったのか?

自治体が開催している歴史散策に参加してみる

定期的に開催されている自治体のイベントに
参加してきました。
ワンコインの有料ですが、20人定員が
すぐにいっぱいになったようです。
大学の教授が簡単な資料を元に地元の史跡を
半日かけて歩いて回りました。
40代~70代の方が主な参加者で皆さん非常に
熱心で写真撮影と質問が多く出て
初参加の私にはとても楽しい時間でした。

地元の史跡を巡る

もし自分がガイドになったらという視点で
複数の地元の史跡をめぐりました。
主要な駅からのアクセス、待ち合わせの場所
駅から観光地までのアクセスと分かりやすさなど
史跡を巡る順番、観光のピークポイントをどこにするか?

ツアー作成のポイントは?

①所要時間
 3時間くらいで回れる事
 観光は半日と終日があるが、基本は3時間。
 それ以上になると飽きてしまう。

②コンセプトが分かりやすい事
 歴史、景観、開運スポットなど

③バランス
 「観光」と「食」と「ショッピング」が
 適度に入っていること
 美味しい食事と楽しいショッピングは必ず入れるべし。

④トイレ休憩の場所
 キレイで複数あるトイレの場所を確保すること

⑤動線
 交通量の多さや信号の有無などを確認

地元活性化と地域活性化

分かっているつもり、知っているつもりの
地元をもう一度見つめ直して、良いところを
探して行くことも大切です。
「ここは田舎で何もない」という場所にこそ
本当は宝物が隠れていると思っています。
新鮮な目で見れなくなってしまったら
就職や結婚などで遠くに離れてしまった人に
聞くのもいいでしょう。
私は海外に10年住んでいた経験から
更に地元が好きになりました。



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