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N° 27 ハーブ① [YouTube本編内容]


ハーブ ③-①
理論的知識

理論的知識 歴史
・ハーブについて
・分類
・概説〜飲食関連〜
・概説〜飲食以外では?〜
・漢方薬と西洋ハーブ
・結論とポイント

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☆ハーブについて。
 (Herb:英)(Herbe:仏)

:ハーブは、一般的に料理の香り付けや
 保存料、薬、香料、防虫などに
 利用されていたり、
 香りに沈静・興奮などの作用がある有用植物で
 緑の葉を持つ草、茎の柔らかい植物などを
 指す事が多い。

:同様の有用植物であっても、
 種子・実・根・樹皮などは、
 香辛料と呼ばれる事が多いが
 苔から大本まで香りや薬効がある
 有用植物全般をハーブとして扱う場合もある。

:反面、旺盛な繁殖力を持ち、
 駆除困難な雑草となる種もある。

:ハーブは、「草」あるいは、「野草」「草木」を
 意味する、ラテン語の"Herba" を語源とし
 仏語でHerbe 、古英語でherbe(アーブ)となり
 これが、変化して英語のHerbe(ハーブ)となり
 日本に伝わった。

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☆分類

:木本類(もくほん)
 ⑴:常緑樹:ラベンダー、ローリエなど
 ⑵:落葉樹:バラ など

:草本類(そうほん)
 ⑴:1〜2年草 ナスタチューム、ヒマワリなど
 ⑵:多年草  ミントなど
 ⑶:球根類  サフランなど

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☆概説〜飲食関連〜

:ヨーロッパで伝統的に薬草や料理、
 香料、保存料として、用いられた植物を指す。

:さらに、香りや辛味、苦味などの風味を
 楽しむために用いられる
 "キッチンハーブ" を指す事が多い。

:生 又は、乾燥させたものを、薬味、
 ハーブティーなどに用いた。

:ローズマリーやローリエ等は、
 木本類植物であっても、
 一般にハーブとして扱われる物も多い。

:日本では、言葉としての定義で
 "スパイス"との混合もみられるが
 "スパイス" は、料理の風味づけや
 色付けに使われる"香辛料"であり、
 その中には、ハーブに分類される植物も見られる

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☆概説〜飲食以外では?〜

:近世まで、病気の原因は
 ミアスマ(瘴気、悪い空気)であると、
 考えられていた為、
 強い香りで病気を防ぐために
 "サシェ・ポマンダー"、"ハーブ酢"、"香油"
 "芳香蒸留水"、"精油" などの利用され
 ポプリなどの形で香りが楽しまれた。

:元来、ハーブとは
 「薬草」を意味する、薬理分野における部類の
 一つであり、食用にすると有毒となる
 いわゆる有害植物も
「有害ハーブ」として分類される。

:伝統的な西洋医学の主な治療は、食事療法であり
 キャベツやタンポポのように、薬用・食用両方に
 使われた物も少なくなく明確な区別は難しい。

:ローズヒップ(バラの果実)のように、
 その実や花弁等の有用部分のみを指して
 ハーブと呼ぶこともある。

:植物の名前とは、別にハーブ等として
 利用するときの固有名詞の名を持つ物も多い。

:ネイティヴアメリカンが伝統的に治療に使った
 植物のように、ヨーロッパ以外で、
 中国医学や漢方医学で使う生薬で
 ハーブと呼ばれるものもある。

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☆漢方薬と西洋ハーブ

:漢方薬も西洋ハーブも、植物性生薬(薬用植物)を利用している。

:現地の植物、近い地域のものだけではなく
 交易によって遠方の植物も取り入られており
 原産地が必ずしもヨーロッパや
 中国原産の植物であるわけではない。

:例として、生姜などは
 東洋・西洋で共に用いられるハーブもある。

:またトルコでは硬水なので利尿作用や尿結石に
 有効なハーブが頻用されるなど 
 気候風土により用いられるハーブも異なる。

:西洋ハーブや中国医学でも植物性生薬ではなく
 ムラサキバレンギクやアメリカニンジンのように
 アメリカ原産のアメリカ先住民のものも利用されている。

:日本の漢方医学などの中国医学系伝統医学は、
 患者の「体質」に着目し
 体全体の調子を整える医学であり
 個人に合わせた生薬を処方する。

:アラビアやヨーロッパで行われた伝統医学である
 ギリシャ・アラビア医学のユナニ医学でも
 同様に患者の体質・体液の均衡が重視され
 四体液説、ハーブの性質を考慮し処方されたが
 現在は、インド亜大陸が中心地であり
 西洋ではほとんど行われていない。

:西洋ハーブは、症状に対して処方される傾向がある。

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☆結論とポイント

・飲食以外でも利用が多く、
 スパイスと混合してしまう事も。

・分類によって変わるため
 分類を覚えておくと良いかも?

・漢方薬と西洋ハーブなどで医療にも!

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↑さらに詳しく映像で
 気になる方は、YouTubeにて!

[再生リスト]
:本編 Long Ver. 「ハーブ③-①」
:セルフ切り抜き short ver.
   理論的知識 セルフ切り抜き より。

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