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燃え殻さん「それでも日々はつづくから」

ボクは発売日の毎週木曜日を楽しみにしています。
週刊新潮の毎号だいたい55ページに掲載されている、燃え殻さんのエッセイ(コラム)
「それでも日々はつづくから」を読むことです。

今週もなかなかに味わい深い文章でした。

しかも燃え殻さんにはボクと共通の病いがあることを知りました。
いつも家を出て、しばらく歩いてから、家の電気を消してきたか? 玄関の鍵をかけてきたか? そんなついさっきのことが心配になることです。

その他にも改修工事などで足場が組まれている建物の前を通るとき、何か鉄板や金具が落ちてこないかと必ずを上をチラチラ見てしまうこと。

そして足早にそこから逃げる、あるいは、道路を横切って反対側の歩道に行ったりボクはします。

そしてボクの一番の難敵はカラス🐦‍⬛です。
世の中で一番嫌いです。よく朝のゴミを漁ってるじゃないですか? ネットが掛けてあってもお構いなしにネットを外して。
もう人を恐れないんです。
どんどん賢くなって進化しているんです。

至近距離を人が歩いても何食わぬ顔をして腹を肥やす作業を中断することはないんです。

さらにすぐ近くの壁の上に止まっていて、ゴミを見下ろして人が通り過ぎるのを待ってることがあ
るじゃないですか? 

そんな場合も、怖くて怖くて近くを歩くことなんて絶対にできないんです。そんな場合でも車道を横切ってボクは反対側の歩道を歩きます。

つい先日、こんなことがありました。
亀戸天神のそばにかかっている天神橋の上で、ボクの前方からこちらに歩いてくるスーツ姿のOLさん風の若い女性がいたんですよ。
そしてなんだか両手を前に出して、立ち止まったんです。よく見たら、ボクとその女性の間に丸々と太った鳩が1羽いたんです。
その鳩は女性の方にトコトコと歩いて近づいていきました。

ボクはまだ鳩なら大丈夫ですが、最近、鳩が急速にカラス化してると思いませんか?

カラスと同じようにゴミを漁っているし、人間を全く恐れないんです。

しかも餌をやる人達が少なからずいるもんだから、人が鳩の方を見たら餌をくれるんじゃないかと勘違いして逆に人に寄ってくるんです。

そんなカラス化している鳩がその女性は苦手なんでしょうね。その気持ちよく分かります。

ボクはどうしたものかと鳩を挟んで立ち止まっていたら、ボクの後ろから、そんなことはお構いなしに楽しそうにお喋りしながら若者グループが歩
いてきてボクを追い越したんです。

そうしたら鳩は流石にびっくりして飛び去ったから、その女性は安心して、何事もなかったかのように歩きだしました。

これは一瞬の出来事でしたが、ボクが好きな作り話ではありません。

燃え殻さんの今週のエッセイを読んで最近遭遇したそんなことを思い出した次第なのです。

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