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読書#5-2「世界を変える100の技術」編:日経BP
何の記事?
以下の続き。世界を変える100の技術という本で紹介されている技術の中で気になる技術をピックアップする。
注目技術
Muse細胞
人間の細胞や組織を使い、機能しなくなった細胞や組織を復元する「再生医療」
iPS細胞やES細胞ならば聞いたことがあるのではないだろうか。Muse細胞もその一種。人の身体は細胞の集まりで、それぞれの部位をそれぞれの性能をもった細胞が形作っている。Muse細胞などは、その機能を持つ前の細胞というイメージだ。ゆえに、破損個所にくっつけるといいかんじに修復してくれる。
そういえば夢のようだが、実際には問題も多い。破損個所を修復するだけでなく、細胞分裂を想定以上にしてしまって腫瘍化する恐れがある。このあたりの制御ができなければ治療としては使えない。
Muse細胞は、この腫瘍化のリスクが低いらしい。また点滴で投与できるという優れもの。しかも、一部では治験も行われているらしい。とすると、夢の一言で済ませるのは失礼で、けっこう確立されつつあるようだ。
腕が生えてくるなんていう治療が、SFではあったりするが、実際にそんな治療が行われるかもしれない。また、若い身体つくって、老いた肉体を捨てて乗り移るなんてこともありえなくはない。
人が想像することは現実に起こりえるなんて言ったのは誰だったか。
今の進捗状況を鑑みれば十分に起こり得るだろう。そのときまで人類が滅んでいなければだが。
転んだときだけ柔らかくなる床
高齢者の転倒時の衝撃を通常のフローリングの約半分に抑える効果があるという。
何だその悪人だけ斬れる剣みたいな都合のいい代物は。
高齢者の死亡原因して、転倒が上位に食い込むのは想像に難くない。死ななくとも転倒が原因で怪我をする機会は増えるだろう。その際に、床が柔らかければ怪我をしなくて済む。ただ、常に柔らかいと歩きにくい。じゃ、転んだ時だけ柔らかくなればいいじゃない。
そりゃそうだけどさ。
作っちゃいました。
何と!?
衝撃によって固くなる素材は以前に見たことがあった。これは逆の性質をもつ素材ということなのだろう。ほんと、世の中は摩訶不思議である。
AIによる文字起こし
1時間ほどの日本語音声を5分ほどで文字起こししてくれるサービスが登場している
youtubeの字幕がわりと高精度にやってくれる。ただ、日本語がどうだったか覚えていない。少なくとも英語だとかなり精度がいい。
翻訳というわけではない。音声情報を文字情報に変換する。なんか、これくらいならばできそうというのは、AIへの過剰期待だろうか。
とりあえず会議中に新人が議事録をとるというタスクはなくなりそうだ。あとは議事録だけでなく要約までしてくれると助かる。
いずれは、議題の解答まで行ってくれるだろう。そうするとAIが勝手に会議を開いて、勝手に議論して、勝手に解決するというサイクルがまわるのか。私は、それをお茶を飲みながら眺めていよう。
AI音声サービス
原稿やプレゼンテーション資料の文章や文字をあらかじめ用意された、なめらかな合成音声で読み上げる
この分野の方から見ると今更な技術かもしれない。youtubeなどを見れば、この手のアプリを駆使して動画を作成している人が溢れている。
合成音声自体は、かなり昔からある技術だ。それこそボーカロイドなどもそうだ。
ただ私の印象だけで言わせていただければ、まだ合成音声に違和感がある。つまり聞けば合成音声かそうでないかわかる。まぁ、これが、判別不可になる未来は遠くないだろう。早く来ないかなと待っている。
無料で使えそうなので、これを機会に一度使ってみようと思う。読者の皆様もどうだろうか。youtubeデビューのきっかけなんてものは案外、こういうところに転がっている。
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