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48才 歳の数だけプチ事始め #21 シカクマメを種から育てる

夏に向けて、今年もシカクマメを作ろうと作業を始めた。これまでは苗を近所の方におすそ分けでいただいていたのだが、昨年分が不作だったためか今年はもう作らないようだったので、昨年取っておいた種から自分で苗を作ることになった。

シカクマメはつる性のマメ科植物で、その名の通り豆のさやは断面が四角く、角に当たる部分に短いひだのような皮がついている。この豆をさやごとゆでて食べたり、我が家では細かく切ってチャーハンの具などにして食べる。沖縄では「うりずん豆」とも呼ばれ、石垣島だけでなく沖縄本島などでも栽培されている夏野菜だ。初夏(うりずん)のころに出回り始め、真夏に最盛期を迎えて台風で枯れて終わることもあれば、運よく枯れない場合は放置するとクリスマス頃まで細々と実をつけ続ける。非常に丈夫な植物なので、ひょっとしたら多年草として年越しで育てられないかと昨年植え付けた株を今年の2月頃まで放置してみたが、冬の寒さで地上部が枯れギブアップ。やはり一年ごとに植え付けることにした。掘り上げた根っこは大きな塊茎になっていて、ひょっとしたらそのままにしておけば初夏ころに芽が出てきたのかもしれないが、一年越しの株で疲れていたようだったし、畑の見かけも悪くなるのでこれはやむなし。

気を取り直して今年用の種をまく。昨年収穫しそこなって肥大化し、種としてとっておいた枯れたさやから、小豆を二回りほど大きくしたような茶色い種を取り出す。念のため一晩水につけた種を3月下旬にポットまきした。種からシカクマメを育てるのは初めてなので、発芽の様子を見るのも初めてとなる。うまく発芽してくれるかどうか。。。

心配をよそに、種まきから約1週間後、さやえんどうの芽と似たようなものが土から顔を出した。3つのポットにそれぞれ2粒ずつ種をまき、4本の芽が出たので、初めて自家採取した種にしてはまずまずの発芽率だ。初生葉に続き本葉が2枚ほど出そろい、それらしい見た目の苗が出来上がったところで、早速用意していた畑の畝に植え付けてみた。まだ蔓も出てきていないが、いつ完全自家栽培のシカクマメが収穫できるか、今から楽しみにしている。

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