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なぜ理由もなく気持ちがどよーんとするのか、考えた。


今日は、いや近頃、ここのところ、
もうなんとも気持ちがどよーんとしている。

わたしにとっては、たまにあること、いや、よくあること。

でも、なぜどよーんとしているのかを考えても永遠に答えは出ない。
それはもうなんとなく分かっている。

だって現実には特に何も起きていない。
いつも通りの日常だから。

どよーんの原因になるようなことは何も起きていない。

でも、どよーんとしているのは本当なのだ。

この不思議。


だが、よくよく考えてみると、そのどよーんを作り出しているのは私以外にいない。

だって私の中だけにあるのだから。

気持ちがどれだけどよーんとしていようが、していまいが、現実はいつも通り動いている。



朝からずっと気持ちがどよーんとしていた。

けど、朝から洗濯をして、掃除をして、
晴れていたから布団を干して、
子供たちのものを片付けた。

どよーんとしていたから、
片付けたそばから散らかされて、イライラしてキレた。

けど、お昼ご飯にサンドイッチを作って、
食べ終わったら子供達と公園に行った。

どよーんとしてたから、全然楽しめなかった、早く帰りたかった。

けど、娘の三輪車を押して、ブランコを押して、砂遊びをして、シャボン玉をして、ブランコを押して、ブランコを押して。
トイレトレーニング中だから、時間になったらトイレに連れて行った。

どよーんとしてたから、晩ごはんのことを考えるのもうんざりだった。

けど、公園帰りに買い物をして帰った。

どよーんとしてたから、家に帰っても、もう何もしたくない気分だった。

けど、洗濯物をしまって、布団を取り込んで、
子供たちをお風呂に誘導して、その間にご飯を作った。

キーマカレーを作るのに、カレールウを買い忘れたことに気付いて、
もうほんとにうんざりだった。

けど、カレールウを買いに走った。(実際は歩いたけど)

わたしは今どよーんとしているのに!!と心の底から思った。
アイスとお団子とクレープも買って、今晩やけ食いすることを決めた。

どよーんとしていたから、一秒でも早く一人になりたい気分だった。

けど、子どもたちとカレーを食べて、
寝るまでの時間にパズル対決をして、
子どもたちの寝る準備をして、一緒に布団に入った。


そんな、ずっとどよーんとしていた一日。





え、わたし、どよーんとしてる割に、がんばってるやん。

いや、どよーんとしてるのに、めっちゃがんばってるやん!


心の中では、もううまくいかないことだらけ、楽しいことなんか何もない!
と、ずーーーーーーーーーっと、どよーーーーーんとしていた。


でも、思い返してみると、ちゃんと現実を生きていた。どよーんとした気持ちとは関係なく。


わたしが一日中、「どよーん」しか見ていなかったということなのか。。



なぜどよーんとするのか、は分からない。


でも、どよーんとしていても、していなくても、

今を生きていることに変わりはない。


もしかしたら、どよーんとしている今を生きることに意味があるのかもしれない。

いや、どよーんとしている今を、どう生きるのか。

ということだろうか。


もちろん、どうせなら楽しい方がいい。
毎日ハッピーに愛に溢れた毎日を送れたらどれだけいいだろう。

でもそんなにうまくはいかないのが世の常。

楽しいことしかなかったら、きっとそれはもう楽しいことなのかなんなのか分からない。

つらくて悲しくてしんどいを知っているからこそ、きっとハッピーをハッピーだと感じることができる。

悔しいがあるから、やったーー!がある。

不安があるから、ホッと安心することができる。

そして生きているから、死ぬのだ。


死があるから、生きることができる。


もし、大切な人に何かあって、もうすぐ死んでしまうかもしれないという時、
お願いだから、とにかく生きていてほしいと思うだろう。


誰もがきっと、誰かにとっての生きていてほしい存在。


なんでも当たり前の日常の中では見えなくなってしまうけど、
「生きている」というだけで十分。


どんなにどよーんとした一日だったとしても、
どんなにつまらない一日だったとしても、
どんなに悲しい一日だったとしても、
どんなに情けない一日だったとしても、

充実した一日でも、中身の何もない一日でも、

そんな一日を生きているのだから、それでいいのだ、きっと。

そんな風に思えたら、少しどよーんが晴れてきた。

かもしれない。


私はこうやって、そんなに深く考えなくても良いようなことを、ひたすら考えているときがある。

そして、深く考えることで、重たい気持ちになってしまうこともある。

でも、だからと言って、気にしなければいっか♩という風にはならない。

いや、なれないのです。


正直、こんな自分にうんざりなときもある。


だけど、やっぱり、深く考えて、
自分なりに向き合った時にだけ出会える、なんとも言えないあったかい気持ちがあるのも本当で。

うんざりしながらも、でもやっぱりすきかもと。

泣いたり、笑ったり、落ち込んだり、ほっこりしたり。


今日もそんな一日を生きたいと思います。

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