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裸足の旅人

※この文章は、コロナから逃げるために東京から実家へ帰る新幹線で4月上旬に書いたものです。

現在、世界中を脅かしている新型コロナウイルス。令和は最悪の幕開けとなりましたね。 普通の生活がどれ程幸せで充実していたのか、ひしひしと感じます。それと同時に外出自粛要請が出ているため、多くの人が家で時間を持て余している筈。勿論私もその一人な訳で、家に引き籠って飛鳥ちゃんが見たと言っていた映画や小説リストを消費しています。そして急に思い立って、この文章を書き始めました。ですが私は自分の脳内にあるものを文字に起こすのに、人一倍時間がかかってしまいます。また、書いてるうちに自分の中で新しいものがどんどん浮かんできて、書いては消してを何度も繰り返しました。結果、最初考えていた内容とは全く別の内容のものになってしまいました…。(多分想像してる時間の3倍はかかってます)。


私、乃木坂46の齋藤飛鳥さんのことが大好きなんです。

乃木坂46の顔面偏差値の高さは、ファン以外にも容認されています。アイドルに貢ぐなんて意味が分からない思考を持っているサバサバ系の友達でさえ、「ブスが1人も居ねえな」と言ってくれます(口が悪いのには目を瞑ってください)。

正直容姿は、西野七瀬、堀未央奈、北野日奈子が好きな時期もありました。最近では伊藤純奈、山下美月も非常に魅力的(4/3に代打で出演した沈黙の金曜日、純奈ちゃんの魅力駄々漏れで最高だったので是非聞いてください)。

この5人で気づいた方もいると思います。私はショートカットの子がタイプなんです。元々私立恵比寿中学が大好きで、推しの安本彩花はずっとショートカット。休業していたのですが、最近やっと復帰してくれました。乃木坂とはジャンルが違ったLIVEパフォーマンス命のアイドルで、6人それぞれ違うタイプの魅力的な声を持っています。椎名林檎や大森元貴、川谷絵音、クリープハイプ、フジファブリックなど、数多くの有名アーティストから楽曲提供を受けている面白い一面もあるので是非見てみてください。

他に好きになったのは欅坂46の渡邉理佐、日向坂46の東村芽依、ももいろクローバーZの百田夏菜子。綺麗に全員ショートカット経験ありの子。もう何なら女の子はみんなショートカットにして欲しいとも思ってます。

しかし、肝心の飛鳥ちゃんは初期からずっと黒髪ロング。最近はヘアアレンジも雑誌の撮影ではするものの、乃木坂の活動では滅多にしません。ショートカットは私が覚えている限り、「のような存在」のMVとはるやまのCM、「Overture009」の撮影のみだと思います。

というか、そもそも飛鳥ちゃんにはショートカットを望んですらいません。飛鳥ちゃんに関しては、髪型なんぞ正直なんだっていい。坊主にしたって好きと冗談交じりに母へ言ったら、綺麗な形してるし似合いそうだねと少し思っていたのと違う返事が返ってきました。

私の中で齋藤飛鳥は一番は前提とされ、もう他の子とは別次元の領域。最強美人集団乃木坂46の他のメンバー、然りタイプのショートカットの子でも比較対象にすらならないし、モチベもグラフの最高打点をキープし続けて下がらないんです。

タイプも違うし、明確なきっかけもあったわけじゃない。
気づいたら、飛鳥ちゃん中心で生活が回っていた。
私が飛鳥ちゃんをこんなに好きな理由は、一体何なのか?

毎日パルムを食べたいと思っている頭でずっと考えていたのですが、今までよく分からなかったんです。が、最近それにやっと気づくことが出来ました。

この文章はその「私がこんなにも飛鳥ちゃんが好きな理由は一体何なのか」について語るだけです。


まず、飛鳥ちゃんへの愛は冗談抜きで海より深いと思っている位なのですが、実は未だ握手会などの接触イベントに参加したことがありません。LIVEすら、エクスチェンジで前日に急いで取った2018全ツ宮城2018のみ。24枚目シングル「夜明けまで強がらなくてもいい」の個握は、やっと部活を引退して宮城でも開催されたので、我儘を言って受験前に伊藤純奈・遠藤さくら・金川紗耶と握手することが出来ました。純奈ちゃんが受験頑張ってと、応援してくれたから多分大学に合格出来たんだと思ってます(ちょろい)。モバイルで当選したLIVEには100%の確率で行けていません。(橋本・西野・玲香卒コン、2017全ツ、2期生LIVE)。当たった後に行けなくなる絶望はもう一生味わいたくないです。東北住みというのもありましたが、厳しい部活で休み無し&バイト不可能なのが何より辛かった。今回25枚目のシングルで初めて全握に行けるということで、飛鳥ちゃんのために握手券を約70枚集めましたが中止になっても可笑しくない状況…。自分の乃木坂運の悪さには泣かされてばかりです...。

そんな訳で私は典型的な在宅オタクであり、それも大きく影響しているなーと思いました。 飛鳥ちゃんは多忙を極める乃木坂46の中でも一際、雑誌の専属・連載・ラジオレギュラー・ドラマ・映画等、多くのメディアに引っ張りだこの売れっ子。お陰で四方八方田んぼや山に囲まれたド田舎でも、何かしらの手段で飛鳥ちゃんを見ることができました。直接会えずとも飛鳥ちゃんを見るとことで、辛い練習に耐える大きな支えとなっていたのは紛れもない事実。

そりゃ家で何百万回可愛いと叫ぼうが、足を運んだ方が気持ちは伝わるし、推しに貢献できるのは当たり前です。でも行けなかった。会いに行けるのならとっくの昔に行ってた。私はTwitterのタイムライン等で周りの人達が行ってるの見るだけ。LIVEなどのイベントは行けないのが当たり前。悔しかったし、辛かったし、羨ましかった…。

そこで!私は!  精一杯の足掻きとして、飛鳥ちゃんの情報を漏らすことなく集めることに全力を尽くすという行動に出ました。お陰で最近はストーカ呼ばわりです(誉め言葉として受け取りました笑)。

確かに最近発売された雑誌に「今ハマっているものはお芋です。」と書いてあるのを見て既読感があったので読み返したところ、約3年前にも芋が好きと言っている記事を見つけて、「全然変わってないじゃん。けどそんな飛鳥ちゃんもかわいい。」と思っている自分自身に引いてます。

最も重宝している情報は小説です。飛鳥ちゃんが読書家だというのはファンなら誰しも知っている話。私は飛鳥ちゃん読んだと言っていた本をメモしており、現在70冊を超えました。まだ半分も読めていませんが読んだものは全部面白かったので、気が向いたらツイートしようと思います(私以外の人に需要があるのか問題)。


私が飛鳥ちゃんが読んだ小説をここまで熱心に探しているのには理由がありまして。

”読書を好きになるきっかけは、小学校高学年の頃だった。女子特有の人間関係のいざこざに巻き込まれて、一匹狼に。休み時間は図書室に通い、読書を楽しむ習慣がついた。”

 ダ・ヴィンチニュース 2015/6/5

”バックの中に絶対にあるものは本。基本は1冊。時間がありそうなときは2~3冊。”

ViVi 2018年11月号

”どうしていいか分からないなって時に、その選択の一つが私は本だったりする。”

20th選抜発表

”「本を読もう」と意識をしているわけでもなくて、なんとなく携帯を見るのと同じくらいの感覚で、自然に読んでる気がします。落ち着くために読むというより、本当に私にとって普通のことというか。ただ知識は本から得たいという思いはあるので、小説でもエッセイでも、何かしら自分に取り入れたい”  

bis 2019 5月号


別冊カドカワで連載していたエッセイでも、本を読んで得た知識を挙げているのがよく見受けられました。
齋藤飛鳥さんの人格形成を図る上で、小説から得た知見が大分深く関わっていることは間違いありません。


自分を知られるのが怖いと言い、プライベートはメンバーにも明かさない。ましてやオタクの私なんて飛鳥ちゃんを全く知れていないに等しいでしょう。とあるサイトにモテる女性の定義として、「自分について開示せず、謎が多いミステリアスな人」と挙げられていました。まさにそれですよね。ベールに包まれていて、掴み所がなく、底が知れない。 メンバーの中でも異彩を放っている感じ。飛鳥ちゃんの多くを語らないところを好きな自分と、もっと飛鳥ちゃんについて知りたい自分が、いつも頭の中で戦争を起こして大変です。


そこで本人の口からは中々教えてくれない。ならば、読んだと言っていた小説を読むのが飛鳥ちゃんを知るのに1番手っ取り早い方法だという結論に至った訳です。また(特に1人での)雑誌やインタビューは、飛鳥ちゃんが自分を開示する度合いが比較的高いので、超貴重な機会だと楽しみにしています。


先程言ったように読書家の飛鳥選手は、文才に長けています。 しかし、それを確認できる機会は残念ながらブログ位しかありません。それも年に数回しか更新されないのですが、別に物足りなさは感じていません(嘘)。何故なら一つの質の高さと、その偶に更新された時に爆発的な嬉しさが得られるのでいいんです(推しには甘い)。それに「ブログが凄い!」「文才がある!」などと言われる機会が増えて、期待度が上がっている分、本人もブログを更新するのがプレッシャーになっているのではないかとも思ったりするので、私は気長に待っています。


しかし、飛鳥大先生はモバメがすごいんです。日本一忙しいアイドルといっても過言ではない、乃木坂46の中でもトップを争う売れっ子。なのに歌番組は出番の前に、必ずメールで知らせてくれるんです。最近のMステはトップバッターだったのですが、飛鳥ちゃんが事前に「頭から見てください」とメールで送ってくれたので、逃す事無く白石さん最後を見届けることが出来ました。これはほんとにありがたい。正直長時間の番組とかだったら、ずっとテレビに張り付いておくのは大変ですから。他にも、テレビ出演や雑誌の発売情報を随時報告してくれます。

”誤解を恐れず、「選抜に選ばれて、うれしい私」でありたい。”

”着実に、地に足が着いていたいタイプ。”

"ハリー杉山:雑誌のインタビューを読んでも感じますけど、彼女は自立してるんですよ。物事を客観的に見て本質を見極めると言う、19歳にしてはありえないようなスキルを持っていると思います。"

OVERTURE No.014


まさにこれなんです。
飛鳥ちゃんと私の顔面見分ける位に明確に分かる、飛鳥ちゃんが断トツにずば抜けて大大大好きな理由。(正直ここから本題)


乃木坂46のメンバーとしてアイドルをしている姿は勿論。
一人の人間として齋藤飛鳥さんが好きで近づきたい。

私の言う好きの種類は、恋愛対象としての所謂ガチ恋と呼ばれるものとは違います(ガチ恋を非難しているつもりはありません)。また近づきたいと言うのも、物理的に関係を持ちたいなどの疚しい意味でもなければ、容姿のことでもありません。そりゃ最強小顔の容姿になりたいと、憧れを抱いたことは勿論あります。「推しと付き合えたら」「自分が推しになれたら」と、オタクの誰もが一度は妄想するものではないでしょうか。 しかしアイドルとオタクの関係並みにかけ離れているのが現状なので、無理なことを嘆くのは潔く辞めました。


齋藤飛鳥という人間に近づきたいのは、内実的な部分。
齋藤飛鳥の考え方・捉え方・価値観が好きなんです。
見た目で好きになって、中身で惚れました。

飛鳥ちゃんは、怖い位に大人びている。
冷静で物事を俯瞰的に捉える能力が高い。
自分の意志をしっかり持って行動している。


それに比べて私はめちゃくちゃダメ人間なんです。

①周りの目が気になって自分を制御する。

相手の顔色ばかり疑ってしまうのが、物心ついた時からの癖。何も悪いことをしていなくても、先生やコーチをチラチラ見てしまっていました。そのせいでよく目が合ってしまうので、勝手に1人で無駄にビクビクしてました。そして気が強い子の集まりである体育会系女子の部活に紛れ込んだ弱者として、顧問から怒る標的にロックオン。一人が怒られると、皆が引き締まりますからね。本当に何度も理不尽に怒られました。引退した今では、他のメンバーは思い出話になると、100%この話題を上げて涙が出る程の爆笑が生まれます。でもそれは、傍観者側だから出来ること。1人濡れ衣役の被害者だった私にとって、少しの時間で思い出話に出来る程度の辛さではありませんでしたが、得意の作り笑いをしています。

そして、何でも周りに合わてしまう性格。良く言えば、協調性最強。悪く言えば、意思を全く持っていない中身空っぽ人間。誰からも嫌われたくないという気持ちがあったんです。そのため、断ることが出来ないので、気が付いたら優しい子でなく都合のいい奴に(トラブルに巻き込まれて危うく停学なるとこだった)。YESマンのプロフェッショナルでした。最近では親友に仲いいからこそ優しさで、「空気を読みすぎてウザい」とも言われます(自覚しかない笑)。友人もほぼ上辺で、何時でも簡単に縁が切れてしまうような脆いものばかり。私が集団でワイワイ騒ぐのが好きだったり、コミュ力高めで誰とでも仲良くなれる性格だったらよかったのですが、あいにく省エネで交友関係は狭く深く所望と真逆。その上、私の友達の中で9割を占める上辺の関係に属される友達と居ると、楽しいことは楽しいのですが気にしいがフル発動してしまうので、気疲れがすごいんですよ。逆に一人の時間は、気にするものがないストレスフリーで快適な環境。正直私からすると、今の家で自粛の状況は極楽浄土。改めて如何に人と居るのがストレスだったかよく分かりました。


②自己肯定感が皆無。

とにかく自分に自信がありませんし、自分を全くと言って良い程に信用していません。故に自分の頭から出た答えという時点で、既に信憑性0な訳で。正解と言えるものは、まず出ないと考えていました。その自己評価-100点の自分が選択した答えを、相手に見せるのが怖い。都合のいい奴になった私の末路は、見下されて言いなり状態。そんな当時は、「何やってもどうせ自分はダメなんだ。」と自分がどんどん嫌いになっていきました。表立っては言いませんが、「どうせ自分は…」が内心での口癖。何をやっても自分には無理だと、全てにやる前から諦めていました。しかもそういう時って、より人の羨ましい部分が目に入るんですよね。

何を選択する上でも一番重要視されるのは他人の目・評価。
自己肯定感皆無でこの世で自分が1番嫌い。

勿論こんなこと打ち明けたことがあるのは、親友2人ぐらいです。別に勝手に気疲れしているだけで、死ぬほど空気を読んだり周りを見ている分、人付き合いが苦手な訳ではありません。寧ろ、自分が常に空気を読んで相手に合わせることが出来るので、大抵の人とは良好な関係を築けるかなと思っています(それが上辺の関係を量産してる要因)。

よく友達に「悩みとか何も無さそうだよね~」としれっと言われます。いつの間にか自分の誤魔化し方を習得していたらしく、我ながらよくそこまで猫をかぶっているなと感心しました。


話が逸れました。 私が乃木坂の沼へ足を踏み入れたのは「今、話したい誰かがいる」のシングルの時期。ショートカットの橋本奈々未さんに、人目惚れしたのがきっかけ。そして徐々に乃木坂を知っていき、飛鳥ちゃんも気になるようになりました。奈々未さんイズムを継承している飛鳥ちゃんに惹かれたのは、必然だったかもしれません。そのまま2人で選べずに居たところ、間もなくして奈々未さんが卒業してしまったため、現在の飛鳥ちゃん推しに落ち着きました。


当時、奈々未さんは23歳。中学2年生だった私にとって、9歳差というのはかけ離れた遠い存在。大人びたカッコいい理想の女性として、私の目に映っていました。
一方で、飛鳥ちゃんは17歳。初福神に選ばれたシングルでした。その2枚後の15枚目「裸足でsummer」では初めてセンターに抜擢され、乃木坂46での立ち位置に、激しい変化があった時期です。また飛鳥ちゃんは私と3歳差の当時高校2年生で、丁度悩んでいる真っ最中でした。


”デビュー当時は私の想像するアイドルをやらなきゃいけないんだって。ただ、無理をしていたというわけでもないんです。当時は今よりも無邪気さがあったので、そんなアピールが自然な行為だと思っていました。”

ENTAME 2016年9月号

”高校に入学してから3年間で全部変わった。性格が変わったし、考え方も変化が大きかったです。高1のころは、まだだいぶ無邪気で、割と子どもらしいというか、人間らしかったというか。そのあとに、無邪気さがなくなり、最終的には人間らしさが無くなったねって言われるようになって笑。”

graduation2017 高校卒業

”ステージで泣いたりとか、本当は好きじゃないんですよ。そんな自分に嫌悪感を抱いていたんですけど、ファンの方には「この夏でやっと人間になったね」って言われまして…”

BUBUKA 2016年11月号

”中学生とか高校生の時って、どこか尖っていた時期はあったから一人でいるのがカッコいいみたいな。そういうところは通ってきたとは思うんですけど、今はそういうこともありません。人の目にどう映っているかとかを気にすることもなく、単純に一人でいる時間が好きだっていうことです。”

BUBUKA 2019年9月号


私が飛鳥ちゃんを知ったのは、飛鳥ちゃん自身が変わっていた時期でもあるんです。

私は悩んでいながらも、行動は一切変わってない足踏み状態。比べて飛鳥ちゃんは、小説や哲学書を読んで知識を積極的にインプットしていた。加えて、試行錯誤しながらも自分に合った生き方を模索していました。同じ未完全。けど、全く違う。その姿を見ていくうちに、飛鳥ちゃんのように自分も変わりたいと憧れを抱くようになりました。勿論容姿も一番好きですが、これ程追いかけている一番の要因は憧れなんだと気が付きました。


もっと早く乃木坂を、飛鳥ちゃんを知りたかったと思うことは何度もあります。また先程述べた、若かった故に当選した奈々未さんの卒業コンサートに行けなかったことをずっと引き摺り、もっと年齢が上だったら、関東に住んでいたらと無駄なたらればを永遠嘆いていました。


しかし飛鳥ちゃんを好きになったきっかけに気付けたことで、あの時だったから良かったんだと、最近は自分の中で腑に落ちました。奈々未さんが最後のSCHOOL OF LOOKで「人は必要な時に必要な人と出会うと思ってる。」と言ったのも、今となっては御説ごもっともです。


ネガティブ、暗い、ツンデレ、冷静、ミステリアス、性格が悪い、ドS、厨二病、毒舌、捻くれている。これら全ては、飛鳥ちゃんの印象としてあげられていたもの。 その中で暗い・中二病など今の飛鳥ちゃんからは感じないものがちらほらあるんです。ですが13歳から現在まで、試行錯誤を重ねて変えてきた考え方や生き方がラインナップされたものであり、7年間の飛鳥ちゃんのものと考えれば全部当てはまると思います。加入当初は、アイドルは可愛いことをしなくちゃいけないんだという考えから「あしゅりん」。人間の本質などについて描かれた本を読み始めたことで、何事にも期待しないという生き方を見つけ「ネガティブ・暗い」と言われるように。明確に分かるので言うとこの2つですかね。乃木坂46は、飛鳥ちゃんの成長物語だと思っています。

また本人が言っているだけで、性格なんて悪くない。寧ろめちゃめちゃいい子。飛鳥ちゃんは、メンバー想いですごく優しい性格の良い子です。サッカーの試合を見ててシュートが決まってもテンションが上がるのではなく、相手チームのへこんだ顔の方がみたくなるような、変わった観点の持ち主であるのは事実ですが。

”真夏:熱い部分は前からあったんですよ。例えば、2期生が入ってきたときに飛鳥は積極的にコミュニケーションをとろうとしていたし、握手会での生誕祭にも率先して足を運んでいたので。本当にドライな人だったら、そこまでしないじゃないですか。そういうことを人知れず、特に取り上げられるわけでもないところでやっている人って、実は一番温かい人間なんじゃないかって思っていて。”

BUBUKA 2016年11月号


飛鳥ちゃんは自身のありとあらゆる感情を、意識的に隠しているだけなんだと思います。表面上では他人に興味ありませんって感じでスンとしている飛鳥ちゃんが、メンバーのネットニュースをしっかりチェックしてるんですよ。超可愛いくないですか?


さて。現在も変わらずに、3年後に現在の飛鳥ちゃんに追いつけるようにと思いながら日々を送っている訳ですが 、飛鳥ちゃんの真似ばかりすればいいとは思っていません。
憧憬。故、追駆。しかし依存まではいかないようにと、心に留めています。それも、人に寄りかからない飛鳥ちゃんイズムに通ずるもの。


”自分の意見を飲み込まなければならないとき、そうしたほうがいいというときは、日々生活している中でやっぱりあるじゃないですか。そういうときは、役所広司さんだったらなんて言うかな、どう対応するかなって考えます笑。単純に役所広司さんが好きだからそんなこと考えるんだと思うんですけど…(以下略)”

20±SWEET


飛鳥ちゃんが役所広司さんを参考にしているように、私も飛鳥ちゃんを参考にしながら、自分に合った生き方を考えるようになりました。

・期待と執着をいい感じに手放す
・自分自身への諦念の気持ちを大事にする
・自分の幸せは自分で決める
・自分なりのものさしを持って距離を保つ
・主体性を0か100にはっきり振り分ける
・観察力を利かす対象を他者ではなく自分に
・完璧主義から最善主義に
・選択するために自分に知識を蓄える
・推しは推せるときに推せ(これが一番大事)


今の私が思う自分に合った生き方です。過去の私がこんなことを一切考えていなかったように、これから先どんどん塗り替えられていくと思います。もしかしたら明日にでも変わっているかもしれません。


自分に自信が無い。ダメ人間だと自認していたものの、自分はどうせ何をやってもダメなんだと諦めていた。
そんな私に齋藤飛鳥さんは、ダメ人間だと自覚しているからこそ、自分自身に合った生き方を見つければいいということを教えてくれました。
あの時飛鳥ちゃんに出会っていなかったら、きっと現在も「どうせ自分は何をやっても無理なんだ〜」と、行動を起こさず嘆いているばかりだったんだろうなと思います。


この気付きは、冗談抜きで私の人生を全く別のものに変えてくれたと思います。
たかがアイドルかもしれませんが、私にとって飛鳥ちゃんは青春そのものであり、人生を変えてくれた人です。


今や人生100年時代。そこまで長生きしたい欲はありませんが、まだまだこれからいくらでもやり直せる。そのことを始めようと思ったその日が、残りの自分の人生で一番若い日ですからね。もう19歳じゃない。まだ19歳。しかも丁度大学生活がスタートし、全く新しい環境に飛び込むなんと絶好のタイミング。更に、自粛で前期がオンラインになり大学へ行くのは後期からになったと言うことは、準備の期間が増えたんです。


過去の自分などさっさと忘れて今日から新しく生まれ変わります、とは口が裂けても言えません。変わることは簡単じゃないし、すぐに上手くいく訳が無い。そんなこと百も承知です。


取り敢えず、20歳の自分が今の自分と比べて、よくなったじゃんと思えるよう焦らず着実に頑張っていこうと思います。


最後になります。最近になって自分を知られたくないと言っている人を、必死に調べている私は如何なものかと思っていたんです(今更過ぎる)。ですが、やっぱり無理です。抑えられません!大好きなのでこれからも根掘り葉掘り追求させて頂きます!


齋藤飛鳥さん。
大切なことに気づかせてくれて、本当にありがとう。
推しとして。1人の人間として。
これからもずっと大好きです。


こんな拙い文章を読んで下さり、ありがとうございます。
長文で失礼致しました。

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