記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

Dune part2を観て、part3を観たくなった!どんな展開になるかをワクワク予想/※ネタバレありなのでご注意ください

原作小説のストーリーを知ると、次の展開がとっても気になる!

ヴィルヌーブ監督の映画「Dune part1、part2」を観て毎回思うこと。
それは米国のSF古典小説とも言える「Duneシリーズ」が、米国SFファンの誰もが当たり前に知っているストーリーであり、基礎知識だということ。

過去に何度も映像化が試みられ、その経験上、一般的な上映時間である2時間前後に全てを入れ込むのは無理だと、誰もが悟っていること。
その上で今、映像化するとしたらどんな形で実現するのが正しいのか、それが問われている作品、ということです。

今回の映画が高い評価を得ているのは、その点においてヴィルヌーブ監督が一つの正解を示しているから。

そうなってくるとやはり気になるのは原作。まだ私は小説を読むまでには至っていないのですが、ネットで小説のシリーズについて検索。するとたくさんのことが分かってきて、ヴィルヌーブ版のpart3がどんな展開になるのか、すごく楽しみになりました!

今回は特に気になったポイントについて書きたいと思います。
最後に私個人の勝手な結末予想も書いています。
小説をしっかり読んだわけではないので、不完全な考察だとは思いますが、どうしてもワクワク感が止められず、楽しくて書いてしまいました。ご容赦ください。

part3では妹のアリアがメインキャラに?

ポールの母ジェシカがアリアを孕っている状態のまま、part2は終了しました。アリアは胎内にいながら話しかけてきて、ポールの未来のビジョンに大人の姿で現れます。part3では誕生した後の姿が見れるのは間違いなさそう。

小説版では幼い彼女が、ウラディミール・ハルコンネン男爵を殺し、後に男爵の記憶に取り憑かれるという展開があるようだけど、映画だと男爵を殺したのはポールなので、そこは違ってくるかもしれない。男爵の記憶に悩まされるのはポール自身、もしくは男爵の甥のフェイド・ラウサと、レディ・マーゴットとの間の娘、という可能性もあるかもしれない。

いずれにせよ、母の胎内で命の水に触れたアリアの能力は特別だろうし、小説ではポールの近くで彼を助ける存在だったようなので、映画でもそんな形で絡んでくるのかなと期待。演じるアニヤちゃんの素敵な姿をいっぱい堪能したいです!

フェイドの子供は登場する?

フェイドの遺伝子を残したことは、part2でレディ・マーゴットが教母ガイウスにしっかり報告していて、それも身籠ったのは「娘」であると断言していた。

これについては日本語字幕ではなぜか性別が明確に書かれなかった。翻訳者さんはベネ・ゼゲリットが胎児の性別を操作できることを知らなかったのかなぁ?

ここで性別がはっきり告げられているということは、ベネ・ゼゲリットに産み分け能力があり、それを使った策略が組織的に行われているということが、観客に分かる大事な部分になるんだけど・・・(吹き替え版がどうなっていたかは分かりません。)

う~ん、、、オリジナルと日本語翻訳での違いがあると知ると、やっぱりオリジナル音声は聞いておきたいと思いますね。

ちょっと話が逸れましたが
フェイドの娘も成長してpart3に登場するだろうと予想できます。登場しないと、レディ・マーゴットって何のために出てきたの?ってことになっちゃうし。今回の彼女の存在意義はそれだけだったので・・・

彼女たちがpart3でどんな立場でどんな描かれ方をするのか、これまた楽しみです。

チャニの子供たちは登場する?

小説では、チャニは最初に子供を一人産むけれど死別。そして次に男女の双子を産んで、息子の方が、次のクイサッツ・ハデラックになる。
救世主の能力で父ポールと息子レト2世は同じ未来を見ることになります。しかしそれぞれ選ぶ道は、異なります。

その要因の一つに、チャニの存在があるのかなぁと個人的には思いました。
映画のpart2の最後ではチャニがポールから離れ、砂漠へ去って行きました。小説でのポールの最後を知ると、チャニとの関係というのは、救世主となった後もポールに影響を与え、彼にその最後の選択をさせたと考えられます。あのチャニの行動は、そんなポールの最後の展開への伏線なのかも。

ヴィルヌーヴ監督は映画「メッセージ」でも主人公の夫婦を最後は離別させていて、二人の意見の対立を描いているので、デューンpart3でもポールとチャニの考えの違いは、世界の未来の選択という大きな局面でのポールの決断に繋がっていくかもしれないです。

そしてそこで映画は終わるのか。それともその後の世界を推し進めることになる「チャニとポールの息子」について触れるのか。とっても気になるポイントの一つです。

ダンカン再登場?

小説でダンカンはクローンとして復活。ポールを殺すようプログラムされるけれど、過去の記憶を取り戻して、再びポールへの忠誠を誓います。そしてアリアと結婚します。

ダンカンがクローンで復活するとなると、それを実現したベネ・トライラックスという集団も登場することになるかも。
ベネ・トライラックスは独自の人間加工術を行使する団体で、歪んだ思想を持つとのこと。どんな描かれ方をするのか興味が湧きます。
ハルコンネン家と皇帝を倒した後、ポールにとって大きな敵となるのが、ベネ・トライラックスなのかもしれません。

航宙ギルドは登場するのか?

part1、part2で、ほとんど触れられることのなかった航宙ギルド。そこまで盛り込むと、要素が多くなりすぎてストーリーをまとめることが難しかったのだろうと思います。

しかし惑星アラキスの南に人が住めないと思われてきたのは、砂嵐の壁があるからだけでなく、南の人々が航宙ギルドにスパイスの密輸をしていて、その見返りとして衛星で探知されないよう妨害してもらっていた、という設定が原作にはあります。

南の原理主義と合流したポールを描く中で、part3ではスパイスの密輸取引をしていた航宙ギルドに触れることになるかもしれません。

ただベネ・トライラックスも、航宙ギルドも、かなり歪んだ存在なので、皇帝や男爵の一族を描くよりもずっと映像化が難しそう。それを避けて、イルーラン皇女を中心とした皇帝一族の復権を狙う動きの方に焦点が当てられる可能性の方が高いですね。

part3ラスト予想

以上、いろいろ考えた末に私が想像するpart3のラストは、ポールの皇帝即位に反対する派閥と、即位後にその地位を奪おうと暗躍する派閥、それらすべてを一掃し、アリアと子供たちに未来を託して、ポールは砂漠に消えていく。こんな感じでしょうか・・・

とは言え、予想通りになって欲しいとはまったく思いません!
むしろヴィルヌーブ監督が、大きく裏切ってくれることに期待!
「おお!そうきたか!」と驚きを感じることが映画の面白みでもあるので、そういう意味でpart3がとても楽しみ!

多くの人の期待が重くのしかかる続編ではありますが、ぜひとも頑張って制作してほしいです!

この記事が参加している募集

映画が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?