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映画『ルドラマ・デーヴィ』

きのうインド大映画祭IDE2024にて、『ルドラマ・デーヴィ』(2015年テルグ語作品)を観てきた。
インドの王国モノが大好きだし、主演がバーフバリのデーヴァセーナ役のアヌシュカさんだし、バラーラデーヴァ役のラーナーさんや、アッル・アルジュンとかプラカーシュ・ラージさんも出てるのでというミーハーな理由で以前から観たかったやつ。

予告編を見た時は、正直CGがイマイチかなーという印象だった。
けどとんでもなかった!CGの出来なんてどうでもよかった。
血湧き肉躍るとはこーいうことだ!

女児には王位継承権がないからって、国を守るために男児として育てられた皇太子ルドラ・デーヴァ(後のルドラマ・デーヴィ)。
秘密を知ってるのは父王と宰相だけ。
ひどいよなぁというところから始まって、彼女の成長とともにあれよあれよと事態は展開していく。

子供の頃競技場で出会う近隣の王子2人。
3人とも元気な男の子だったけど、その後の人生はそれぞれ全く異なっていく。
うちひとりゴーナ・ガンナー・レッディは、父王を喪って盗賊のように暮らして生き延びる(忍者みたいな黒装束とか、カンフー映画みたいな登場の仕方がまた素晴らしい。燃える。)

「ガンナー・レッディ」と言うと「ゴーナ・ガンナー・レッディだ」と正すとこがまた良い

(そーいや私も、父親が男の子が欲しかったそうで、女の子が生まれてガッカリしたからいとこの三男坊タカユキと交換しようと相談したとか言われたものだった。タカユキんちはお金持ちだったから、あちらで育ったらどうだったのかなと夢想したりした。皇太子とは境遇が全然違うけどねw)

その盗賊みたいになったゴーナ・ガンナー・レッディの、ルドラマ・デーヴィに寄せる友情と信頼の厚さにグッときた。
もう1人の王子は…これも面白い展開だった。
他にもいろいろ。
宰相とか、妻とか、人として素晴らしい者と、逆に実にいやらしい首長たち。

それと民衆。
昨日まで厚い信頼を寄せていた皇太子が女性だとわかった途端…
その女性が居ないと成り立たなくて、全て彼女の才覚のお陰だったことが判明してやっと…

それにしても皆さん、どうしてそんなに王様になりたいのかしらね。
私にはさっぱりわからん。
それを言っちゃったら覇権争いモノが成り立たないんだけれど。。。(^^;)

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