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『勝手にふるえてろ』鑑賞時の観客の一体感 | #映画館の思い出

社会人一年目、仕事終わりでヘトヘトな金曜日の夜。めずらしく飲み会がない。
疲れているはずなので、なぜか家に帰りたくない。
向かった先は、"新宿シネマカリテ"。

ガヤガヤした新宿で、階段を下りたら、落ち着く少し薄暗い空間。前情報なしで、『勝手にふるえてろ』を鑑賞。

本編は、思わずフフっと笑ってしまう小ネタがたくさん。
声を出さないように肩を震わせていた私ですが、気が付いた。他の観客の方も、同じタイミングで方が震えていたり、思わず声が漏れている方もちらほら。そう、みんな同じタイミングで笑っていた。
そして、終盤に向かうころには、私自身も、思わずフフっと小さく声を出していた。


ひとり映画が主になったのは、映画に対する、面白い、や、気になる、ハッとする、などのポイントが、周囲の人と少しズレているということに気が付いたから(映画の選択や、鑑賞後の食事で、気を遣う、、、)。

でも、"新宿シネマカリテ"で、『勝手にふるえてろ』で、
一人で鑑賞しているのに、誰かと、同じ場面で、笑える喜びを体験できました。

"新宿シネマカリテ"と、そこに集う映画ファンの皆様、『勝手にふるえてろ』という作品に、最大級の感謝を。



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