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親子留学の費用【バンクーバーの生活費】

この内容は2020年(1カナダドル83円)の頃のお話です。2022年現在(1カナダドル108円)の場合は、少なくとも1.3倍の金額を考えて下さい。物価上昇がスゴイので1.5倍でも良いかもしれません。

緑と水辺と都会が調和するバンクーバー

私が日本にいた時は、「バンクーバーの生活費は日本と変わらないよ。」って聞いてました。ところが、いざ来てみると物価が高い!住宅費はもちろんのこと、食べ物から日用品までありとあらゆるものが高い!しかし、

生活費が高くても人が集まる=それだけ魅力的な街

ということです。それでは、我が家の実態を公開します。

我が家の1カ月の生活費

バーナビー市に住む我が家の小学校に通う子供2人+夫婦、合計4人の生活費です。

※ 家賃は含んでいません

※1 インターネット・ケーブルテレビは大家さんの契約を引き継いでいるので現在ではもっと安くなります。

※2 公文の英語、日本語維持・計算力のためのZ会、体操教室、料理教室(娘のみ)

※3 美容院、歯科検診、洋服、おもちゃ、観光など

客観的に見て我が家は食費が多いかなと思いますが、毎日ステーキとかそんな生活してませんよ~。外食費を減らせるかもしれないけど、子供と土日に遠出するとどうしても外食になります(いいわけ…)。

バンクーバーの金銭的にシビアなところ

住宅費

きちんとした数字は分かりませんが、我が家が契約した2018年と5年前では家賃は30パーセント程度あがっているようです。日本とカナダの同程度の物件(駅近、築浅、広さ)を比較すると、1.3~1.5倍はします。

しかし、2020年2月現在、空き家税が導入されたので、空室を避けるために借り手優位な市場になっています。


移民政策が続く限り高値は続く・・・

なお、日本人は住居費はある程度覚悟する必要があります。危険な地域や何かある物件は、やっぱり安いのですが、暮らし始めてからかえって高くつく可能性があります。

実際に、クレイグスリストから床や壁がリノベーションしてあってキレイメな物件を決めたのに、2バスなのに1つトイレが流れない、シンクが詰まりやすい、オーブンが40年前のもので全然あたたまらないなど、苦労されています。

住宅費は値段相応でケチれません。

食費

コスコの鮭、大きいんですけど2500円したりします。キャペツ1個500円とか、卵1パック500円とか。イチゴ1パック500円とか。日本より高いです。 なお、 パン、バター、肉類は日本より安いです。 高い食材に手を出さなければ、日本と同じくらいの食費で賄えます。

ちなみに、我が家の食費が高いのは、日本食スーパーや韓国スーパーで日本食材を購入しているの影響もあります。コロッケとかたこ焼きとか、子供が好きなんですよ…。

外食(レストラン)はクオリティが低い割には、普通に食べると大人一人、安くても1200円はかかります。

日本のすごさは、ガスト、サイゼリヤ、スシロー、吉野家といった低価格レストランに感じます。カナダで低価格で外食しようとすれば、フードコートかマクドナルド・ティムホートンといった、店員がお皿を洗わなくて済むところしかありません。

車の維持費

バンクーバーは保険料が高いので、車を持つのをためらいます。しかし、持っていると行動範囲が広がるし、慣れると道幅が広く乗りやすいのでオススメです。詳しい車の維持費は、車の維持費とICBC保険をお読みください。

習い事

無料だったり、安くやっているところもありますが値段相応です。行くだけ時間の無駄になることも多々あります。カナダのやる気なしマックスカルチャーを学べるといえば、学べますが。安くても、やる気がある人はもちろんいます。

しっかり面倒見てくれるところは日本の倍します。カナダの小学校の算数のレベルはお世辞にも高いといえないので、算数に関しては何らかのフォローはしたいところです。メンタリストDaigoさんによると、計算力と将来の収入は相関性があるらしいので。


習い事はコミュニティセンターを使うと安上がり

漢字に関しては、カナダにいるとよっぽど気合いを入れて面倒みないとボロボロになります。英語はできるけど漢字書けない日本人もビミョーなのでケチれないところです。

バンクーバーの金銭的にラクなところ

光熱費と水道費

賃貸物件は、基本的に光熱費と水道費が賃貸料に込みとなっています。なので、電気の消し忘れを気にすることもないし、お湯の無駄遣いを気にすることもありません。

多分、カナダの環境保護団体は日本よりギャーギャー言っていると思いますが、こういうインフラ系をムダに使っても大丈夫な制度を先になんとかしたらどうかなあーと個人的に思っています。

洋服

意外に洋服が安いです。ただし、下着類は日本と異なるので日本から持ち込むことをオススメします。

結局バンクーバー(バーナビー)は、いくらで暮らせるの?

ざっくりとしたことしか言えませんが、私の肌感覚では2ベッドルーム2バスの

バンクーバーの住宅費の中央値:3000ドル

バーナビーの住宅費の中央値:2200ドル

くらいだと思うので、

車に乗らない

外食を控える

習い事を控える

といったところを徹底すると、

住宅費込みで家族4人が暮らすには、ひと月あたり

バンクーバー(ダウンタウン):4800カナダドル(約40万円)

バーナビー:4000カナダドル(約33万円)

1カナダドル:83円換算

くらいあれば、まともに暮らしていけると思います。逆に車を持つ、外食をする、習い事をするということであれば、月5000~6000ドル辺りを覚悟する必要があるかな~と個人的に思います。

高額な生活費のためか、治安はとても良いです。

まとめ

生活費はその家族によるので我が家は参考にしかなりませんが、だいたいの事情が分かって頂けたら幸いです。 バンクーバー(バーナビー) は住居費が突出して高いため、こちらの方々は質素に暮らしている状況が垣間見えます。

生活費がかかるカナダですが、カナダ(バンクーバー)にはアジア圏にない良さがあります。親子留学するには、もってこいの国です。その良さとは、

1.英語の発音がきれい。※小さい子供の耳には超重要です。音をそのままマネします。

2.白人もアジア人も黒人もいるので、カナダに来るだけで人種の偏見がなくなる。(アジア人に対する偏見を感じない。)


人種が偏らないバンクーバー・バーナビー市の小学校

3.留学を街(バンクーバー)全体が商売とみなしているので、外国人向けの留学制度や、自然を満喫でいるアクティビティが整っている。

更にいうなら、人口が増えている国なのでエネルギッシュなパワーを感じます。ぜひ、カナダへ!

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