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第2章「自分を成長させたいくつかの話」#21そんなことを考えながら、もうアラサーだし。で怒られる

Age is just number. 耳にタコができるほどそう言われるまでは、
年齢を言い訳に逃げていた。

2017年11月
オーストラリア・バンダバーグ
農場生活もセカンドビザを取るだけのはずが、何と5ヶ月以上もいた。
そんな日々の中。

21歳のスウェーデン人、エマが言った。
「ばんはそんなに素敵なのに、どうしていつも歳だからっていうの?年齢はただの数字だよ。」

その質問を素直に聞き入れ、すぐに回答できるようになったならば、私は進歩している。

外国の人は、ストレートに褒めることに躊躇がない。
だから、たくさんのことを気づかせてくれる。
エマだけではなく、ほとんどのヨーロピアンに耳にタコができるほど言われた。言い訳させてくれない。
Just do it.と背中を押してくれる。


日本にいた時は、同世代ばかりといるから、誰も否定しない。
そんなことないよーという謙遜かおばさんだよねーという否定。
そして、それは新しいことをしないための良い口実。

もちろん今でも100%自分に自信があるとは言えない
でも、私はこの農場生活で、確かに思考変革があった。

やーもうアラサーだから、新しいこと始めても遅いかも。
やーもうアラサーだから、今更英語勉強したって遅いよ
やーもうアラサーだから、昔みたいに無茶苦茶できないよ

やーもうアラサーだから、をつけるだけで、たくさんの試合放棄ができる。

でも、試合放棄して、本当に幸せ?
本当は心の中で、言わない「本当にやりたいこと」があって、
でも、それを口に出すのは不確かかつ恐れ多くて、自分には時期もタイミングもないと
押入れに詰め込んで誰にも場所を教えずひっそりと古びてく。


南米横断に踏み切るまでの私。
太ってるから
アラサーだから
20代前半でも、もう遅いから
「それやって何の意味があるの?」
何も始めてもいない人間にその意味はわからないだろう。
世界に飛び出してから、新たらしい場所に飛び込んでから、
その意味は見える。

そして、その価値は自分にしかない。
他人に共感は得られても、その価値は見出せない。

エマは21歳とは思えないほど落ち着いていて、英語もペラペラ。自分で車を買って1人でオーストラリアを横断している途中でこのファームに来た。
そして、旅をたくさんして故郷へ帰っていった。

誰がいつ何を始めるかなんて、
興味があるようで興味がない。
視線は集中しているようで、
皆実は違うところを見ている。


いろんな試合を放棄してきた分、これからはたくさんの試合にエントリーしよう。

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