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子育てするなかで何気ない日常にハイクオリティなものを含ませる

ハイクオリティと聞くと〝値段の高いもの〟になりがちだが、その限りではない。親が好きなものの中には、特別にクオリティの高いものって1つくらいはあるのではないか?それをこどものまえで見せて使って楽しんで感じて、日常のなかに存在することによりこどもの感性はその上に必ず進む。

たとえば美味しい野菜

我が家はは畑を八ヶ岳の麓でやっている。片道1時間半かけてわざわざかよう。その野菜たちには、農薬はもちろん肥料もあげない。太陽と大地と水で育つ野菜。素材の味が際立つ。そんなこんなで、我が家は旬な野菜を旬な時期にたくさん食べる。たとえば冬では毎日大根を食べる。
もちろん味付けには工夫をするけれど、毎日大根。小学校や保育園で大根を収穫して自宅で食べることがある。そんなとき、「あれ?うちの野菜より美味しくない気がする」と、こどもが気づく。

たとえば素晴らしい音楽

妻の影響で私はクラシック音楽が大好き。車に乗るといつも小澤征爾かベルリンフィル、アルゲリッチや内田光子が流れている。その音を何気なく聞き流す。小学生になり初めてクラシック音楽を聴きに行ったとき「パパがいつも聴いている曲だった」と気づく。

サイコーの温泉にいつも連れて行く

妻と私の共通する趣味の1つに温泉がある。温泉の泉質を追い求めて車中泊の旅をした。そんな経験からこどもが生まれてからも当たり前のように出かけたらいい温泉にはいる。先日近くのスーパー銭湯に行ったとき、こどもが泉質を確認するように触ったり匂いを嗅いだりして「これ、本当に温泉?」と聞いてきた。

ハイクオリティは押し付けない

ハイクオリティは押し付けない。これがいい、あれがいいと言って聞かせてもダメ。体感して感じて気づいてこそ良さがわかる。だから何気ない日常にハイクオリティがある生活がベストであり、セレンディピティに出会う秘訣だと考えられる。

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