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ねえ、知ってる?どんなに勉強しても字が書けない人、文字を読むのが苦手な人っているんだよ。その人たちは、普通の人よりも100倍コストがかかるんだ。

多分ディスレクシアでディスグラフィアの自分は、典型的な人よりも読む、書くことに100倍コストがかかる。

例えば、本を読むとき→続 窓きわのトットちゃんを読んでいるが最速で読んでも多分1ヶ月以上かかる4〜5ページくらい読むと少し休まないとその先が読めない。

例えば、字を書くとき→子どもを初めての病院についれていくとき、住所や子どもの名前(漢字)や症状など、書きそうなことをスマホで事前に下書きしておいて、それを書き写す形で書く。スマホがなかったら頭が真っ白になって、自分の子どもの名前さえわからなくなってしまう。

茂木健一郎さんの配信で、ディスレクシアやディスグラフィアという脳の特性があることを知った。そのとき「あ、もしかすると自分はこれかも」と思ったとき、すごく気持ちが晴れ晴れした覚えがある。 それまでは、勉強をしていないから(足りないから)要するに自分はバカだから、できないんだと思っていた。小学生の頃、漢字が覚えられなくて一日中書けない漢字をノートに書いていたりもした。それでも書けない字がたくさんあった。読むことは出来も書けないのだ。そのとき親に「もっと勉強しなさい」と言われた。できる子はもっと勉強していると。「全然勉強してないよ」とか言って100点とる子もいるけれど、強がって、カッコつけて言っているだけで、きっと寝ずに勉強しているんだ。自分は夜は寝ているから、ぜんぜん勉強をしないバカなんだと思っていた。だから、字が書けない、本を読めないことが『恥ずかしい』と思っていた。

でも茂木健一郎さんの配信でディスレクシアのような典型的な人から見ると学習障害となる脳の個性があることを知ったとき「あ、すっっごく頑張ればできるかもしれないけれど、典型的は人の100倍頑張らないとできないのが自分なんだ」と気づいた。

自分の子どもを病院に連れいていくときは、典型的な人よりも100倍頑張る必要があるある。100倍頑張っているから冷や汗タラタラかきながらも、スマホで下書きをした字を書き写す。頑張ればできるけど、100倍コストがかかっている。こんな人がいることを典型的な人には知ってほしい。

とは言え、得意なこともある。

現にいま、この文章を書きながらイスラエル、ハマス問題の動画をヘッドフォンで聴いている。文章を書いていても音声の内容はしっかし頭に入る。聞くことと喋ること(文章をPCでタイプすること)は典型的な人よりも優れていると思う。 ようするに他人と違うってことは、他人よりもすごくダメなところもあるけれど、すごく優れていることもあるということだ。

子どもたちへの教育は、これをなるべく早く気づいてあげること。それを元にその子にピッタリな教育をしてあげたのなら、私のように自分はバカなんだという無駄なコンプレックスを持たなくて済む。

これは今お子さんがいる親御さん、子どもに関わる教育機関などなどに方々に、私が一番伝い得たいことです。

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