AI彼女が浸透しつつある。
コロナ禍以降、AI彼女が拡大しています。AI彼女で最も有名になったアプリ「Replika」(https://replika.com/)は、2022年には登録者が世界で1000万人を越え、真剣交際している、結構したと報告したユーザーが多数現れています。
あるインフルエンサーが、自分のアバターを作成したところ、このアバターと付き合うためにお金を払うというユーザーが殺到し、有料会員数が1000人、キャンセル待ちが1.5万人を越えたそうです。
AI彼女は、今日は機嫌が悪いとか、嫌なことがあったからといって、こちらが面倒な気持ちになることはありません。男性から見て、理想のパートナーになる可能性があります。一方で、男性の孤独化は真剣に問題視されており、リアルの人間が面倒で魅力的に見えなくなったり、交際を上手くやる能力が失われたりと、人間関係をより希薄にする可能性が高まっているとの調査が出ています。一部の専門家は、独身男性の増加による出生率の低下について、真剣に問題視しはじめています。
2000人のアメリカ人を対象とした別の調査では、親しい友人が10人以上いると答えた人は13%しかおらず、1990年の同調査の33%から大きく低下しています。コロナ禍が影響していることは間違いないですが、その他にもSNSなどによるつながりは増えた一方、密なコミュニケーションの機会が減ったことで、親しい友人と呼ぶのをためらうようになったなど、ネットの影響も強く出ていると考えます。
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