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「ゾーン」に入る2つの方法

アスリートが到達する無我の境地「ゾーン」に入る方法について、オーストラリアのサザンクロス大学の研究が話題になっています。ゾーンは、スポーツ心理学で認められている心理状態ですが、これまでは1つの状態として定義されていました。

しかし、今回の研究では、ゾーンに入るには、クラッチとフローという2つの方法があると説明されています。クラッチとは、自己ベストがかかているとか、勝利が間近など極限のプレッシャーの状態で、今何が必要かを悟ることによって、発揮する力のレベルを意図的に上げる状態です。
一方のフローは、プレッシャーから解放された状態で、どこまでやれるか、どこまで早く走れるかなど、オープンな目標に対してプレーに臨むと、プレッシャーや不要な期待から解き放たれ、フローの状態に入ります。初めてのゴルフコースや、新しいルートでのランニングなどはフローに入りやすい環境となります。

一般的に、ゾーンに入る条件として、集中していること、体はリラックスしていること、普段の練習に自信があることの3つが挙げられることが多いようです。逆に、ゾーンに入るのを妨げる要因として、緊張感や雑念、自分を信じきれないといった感覚があります。

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