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七田式教育についての本を読んでみた

七田式教育について知っていますか?

七田式といえば、フィギュアスケート選手で俳優の本田望結さんや、競泳の選手の池江 璃花子さんがやっている英才教育というレベルで、英才教育=(イコール)詰め込み教育と思いこんでいました。しかし、学生からの友達が子供たちの習い事に「七田式教室」に通っているよ。という話をきいて、実際にやっているプリントを見せてもらったところ、楽しそうな工夫が沢山されていたので、ちょっと、息子にやらせてもいいかな?と思い、本を読んだので、まとめます。

基本理念「認めて、ほめて、愛して育てる」

認めてから始まっているように、完全に自己肯定感から始まっています。日本では「自己肯定感」の低さがデータとしてあるくらいなので「あなたは、素晴らしい。あなたなら、できるよね!」という形で、まずは、存在や能力をみとめてあげることから始まります。それは、心の基礎力(「イメージ力」と「記憶力」)だそうです。これを幼いうちにつけておくと、大事な瞬間に「自分を信じて」自分の能力を発揮できる底力になるそうです。そして、この心の基礎力は、人間性を育て、心をそだてて「人の役に立ちたい」という子供を育てることに繋がるそうです。「人の役に立つ為に生きる」というのは「徳」を積むことと同じだそうです。「人の役にたちたい」という気持ちを育つ性格の人間になって初めて、その人のもつ優れた特性が発揮され、その人の能力が最大限発揮できるから、と七田厚さんは考えているそうです。七田式は「右脳を育てる」ことに着目しているのですが「心の動き」も右脳の大事な役目だそうなので、右脳開発は心の教育でもある、と考えているみたいです。そこで、子供に安心感を与えるために「いつも見ているよ」という親心が子供に伝われば、子供は親のその思いを糧にして、学力、心、体力も、どこまでものばすことができるようです。声がけとしては、「(失敗してもしなくても)いつもあなたの味方だよ」「あなたなら、きっとできるよ」「あなたを信じているよ」と伝え続けることで「自分を信じる」人にそだって行くようです。

まずは「安心感」からすべてが始まるのですが、それは「親子の信頼関係」そうです。子供は、この「安心感」があってはじめて、「新しいことを学ぼうとする」「未知の分野にも頑張ってチャレンジしよう」という気持ちが生まれる。ということでした。

まず、しなければいけないこと。それは、「今、目の前にいる子供を認める」ここが出発点だそうです。

そして、2つ目とにかくできたことを、ほめる。ポジティブな言葉がけで、子供自身のセルフイメージをのばして行きます。「どうして、できないの?」という言葉は、できない自分をイメージさせ、思い込んでしまうそうです。そのような場合は、「ここまでは、一人でできるようになったね。」と子供の努力を認めながら、「じゃぁ、次はこれができるかな?」と次のステップに進めるように、声かけをしていくことで、子供の苦手なことでも、少しずつでも前に進み、自信をつけて行くことができるそうです。上手なほめ方としては「愛情をかけて、手をかけて、言葉をかけて、ほめて、育てる」そうです。1日1回はほめることで、親がちゃんと、自分を見ているという実感がわき、成長することが励みになります。そして、上でもあったように、「チャレンジしたこと、頑張ったこと」を認めて、ほめてあげる。そして、気付いた時点でほめる。と、自分の行動とほめられたことが結びついて、おおきな満足感が高まり、次も頑張ろうとやる気に繋がるそうです。

そして、最後の愛すること。反抗期と呼ばれる2歳〜5歳の幼児期と、中・高校生の思春期ですが、自分の意思を通したいという気持ちだけでなく、親にかまってほしい、さみしいという気持ちが原因となり、反抗することにより、親がかまってくれるとインプットする場合があるようです。特に、かまってほしいが原因の反抗期は、絵本の読み聞かせやハグといったスキンシップや言葉がけなどで、コミュニケーションなどをとり「自分は大切にされている」と感じることができるのです。

「わが子を心から愛し、幼い頃から子供扱いせず、人格を尊重し、その子がやりたいことを応援し続けた」そして、それを言葉にして、子供に伝え続ける。そうすれば、自分の力を信じて、スキなこと、得意なことに没頭できる。こんな風に私も育てられたら、なにかが違っていたのだろうと思いました。

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