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何で白線がないの?:駅。

 昔々、中学受験の頃に、塾の先生に教わったことの一つが「ノートは贅沢に使え。」ということ。

 帳面の端から順番にけちけちと詰め込まずに、大袈裟にいえば、一頁に一行だけとかでも良いということです。

 更にもう一つ、究極のノートの取り方として教えられたのが「ノートはメモ帳に過ぎない。」というもの。

 それも実際に試してみましたが、そこそこ続きましたが最後までは続かず、前者の「贅沢に使う」ということは守り通しました。

 後者の「ノートはメモ帳」というのは桜蔭学園に受かった首席の子がいつもしていたことで、授業をとにかくじーーっと観て聴くことが主でノートをほとんど取らないのです。

 一流とはそういうものなのかと思いました。

 中学受験生の皆さん、あと二週間です――千葉県は只今試験の真最中。――。

 私のその頃は、最後に色々とやってみても意味がないだろうということでほとんどファミコンをして過ごしていました。その結果、桜蔭には敵わない或る一流校に受かりました。

 ここまでだけでもそこそこ長い文章になりましたが、この私のノートは長い論文もあるでしょうし、または、メモ帳位の使い方もしたいと思います。

 そんなメモ帳位の、この記事の主題は駅の白線についてです。ノートにも罫線があり、線の内側に収まるようにするものです。

 駅の乗場を見渡すと、白線がありません。

 'Pourquoi on ne fait pas la frontière blanche de la plate-forme?', ’Why does the platform not have the white border?’。

 ――嘘です。そこでフランス語も英語も呟いていません。ただ一つ、白線の「線」は'une ligne', 'a line'ではなく、国境と同じく'une frontière', 'a border'だということの注記です。'line'とはLINEなどのように繋ぐものとしての線のことで'border'とは分け隔てるためのものとしての線のこと、より厳密には「条」。

 何かおかしいな…と思っていると、案内放送が聴こえて来る:

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 「間もなく2番線に区間急行橋本行が10両編成で参ります。危いですから黄色い点状ブロックの内側でお待ち下さい。この電車は当駅を出ますと次は京王永山に停まります。」

 「黄色い点字ブロック」――??、いや知ってますねん、そこに昔からあるの。

 でも、それが何で白線の代わりになっているの?

 しかも何でいつの間に「点字ブロック」が「点状ブロック」に変わっている?

 点字ブロックは盲人が使うためのもの。目の見える方々が仕切線の代わりにするためのものではありません。

 「点状ブロック」という語はそれが点字という文字であることを忘れさせるものがあります。

 乗場扉が導入されると白線は要らなくなります。しかし現に乗場扉が導入されてはいないのでそれは白線を引かないことの理由にはならないでしょう。

 それでいて、点字ブロックがちゃんとある、障碍者のためになっている、皆の安全を考えていますという口実だけは確保。今の鉄道各社――ほぼ全社。――はとても卑怯だと思います。

 そんなだから、安倍総理が即位の礼で敷居を踏んだりするのです。

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