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新型コロナウィルス×旅行実態レポートVol.5

こんにちは。
いよいよ国内では全国的に緊急事態宣言も解除され、旅行事業社の皆様におかれましては、今後の需要拡大に向けて、様々な施策が検討されています。早くて7月には「Go To キャンペーン」も開始され、一歩ずつ旅行需要回復に向けて前進しているように感じます。

今回は、過去3回に渡り実施してきた「ミレニアル世代のコロナウイルスに関する旅行意識調査」の第3回目調査の結果について共有させて頂きます。

◆【女子旅トレンドデータ】コロナウイルスに関する旅行意識調査Vol.3の共有

3月初旬に第1回、4月上旬に第2回と実施して参りました旅行意識調査の第3回を、GWが空けた5月中旬実施しました。今回は305名の方にご回答頂きましたので、その調査結果の一部を共有させていただきます。フルサイズのレポートご希望の方は、以下宛にご連絡ください。
contact@valise.jp

Q いつかまた行ける日に向けて、あなたは今、どれだけ旅行に行きたいと思う気持ちがありますか?

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● 4割以上が収束後に積極的に【国内旅行】も【海外旅行】もすぐに行きたいと回答。また2割がすぐに【海外旅行】、1割がすぐに【国内旅行】を希望しており、全体の約7割が旅行に意欲的であると言える

● 彼らが収束の指標として捉えているのは「渡航先の政府から、その国ではもう問題ないという“収束宣言”がでたら(61%)」と、「日本の政府から、もう旅行に行っても大丈夫だという“収束宣言”が出たら(57%)」

● 過去2回の調査で最も多かった「WHOから、世界的にもう問題がないという“終息宣言”出たら」の割合は、今回は半数を切る48%となり減少

日々状況が変化してきた世界中の影響を考慮すると、今後WHOから終息宣言が発出されるまでには長い時間を要すると考えられるため、収束後の旅行に向けては、希望する渡航先各国の政府対応や日本政府からの情報を優先する考えにシフトしていると思われる。

Q 日本国内/世界各国の旅行制限がすべて解除されたとします。
その場合、 旅行先として【1番最初に行くエリア】として検討するのはどこですか?

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● 収束後に行きたいエリアは、近場や馴染みのある東アジアエリアが最も多く、次いで東南アジアが上位に

● 感染者数が各国で拡大したヨーロッパエリアもニーズは高く、感染者数と需要の関連性は見られない

● エリア選択理由で多いのは「自分が大好きなエリアで気分転換を楽しみたいから(37%)」、「旅行をキャンセルしたエリアだから(33%)」、「ずっと行きたいと思っているエリアだから(26%)」と、上位はどれもコロナウイルス流行とは関連のない理由だった。

ミレニアル世代は、コロナウイルスの感染リスクに臆することなく、「自分たちの好きなデスティネーションに行きたい」というこれまでの旅に対する気持ちと同じ気持ちを強くもっている。

Q 今後の国内旅行/海外旅行への意欲はどのぐらいありますか?

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● 現状を冷静に判断したうえで「当分旅行の予定は立てないつもり」と回答する方もいる中、今回の調査では、国内旅行においても、海外旅行においても、共に「今後当分予定は立てないつもり」と回答した割合が1カ月前と比較し減少

● 出来るだけ早くまた旅に行きたいと待ち遠しく思う人がまた増加し始めている傾向にもある、と言える

Q 旅行に関して、当社や各旅行業界よりどのような情報が発信されるといいなと思いますか?

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● これまでと比較し今回「政府観光局さんなど業界の方からの有益な情報」(64%)」が最上位に

● 旅行に関して様々な情報が増える中、これからは政府観光局の声を、直接ミレニアル世代に届ける事が必要だと感じる。

まとめ

過去3回にわたって実施してきた調査を経て一番に思うことは、
ミレニアル世代の旅行意欲は失われない、という事です。
コロナウイルスの流行拡大に伴い今まで「あたり前」だった旅行は、大きく変わりました。自身のウイルス感染リスク、自身がウイルスを他国に持ち込むリスク、そして渡航先で差別的な態度をとられる可能性があるなど、海外旅行に対する心理的なハードルが、これまで以上に高まる可能性は極めて多くなると考えられます。
しかしそんなハードルが高まる一方、現時点で7割以上の方が「収束後は積極的に旅行をしたい」と回答しています。また、最初に感染者が出た中国や、感染者数の拡大が際立つヨーロッパやアメリカ本土エリアをはじめ、
どのエリアにおいても、“行きたいデスティネーション”としての需要の減少は見られません。

今後「ウィズコロナ」時代として我々のライフスタイルの変化が予想される中、旅行に関しても同様の捉え方になるのではと考えます。「旅行は出来ない」「旅行はしない」ではなく、コロナウイルスと向き合いながら、安心安全に旅を楽しむ新たな旅のスタイルが確立していくのだと考えます。

調査結果の通り、今、ミレニアル世代は政府観光局からの情報を求めています。当社としては、今後も行動力や発信力のあるミレニアル世代と、世界中の政府観光局や旅行事業社との懸け橋になれるような取り組みを積極的に行い、旅行需要の回復に貢献できるよう引き続き、尽力して参ります。

< 調査概要 >
調査期間:2020年5月13日(水)~17日(日)
調査対象:TabiMUSE公式LINE登録者及び公式Instagramフォロワー
回答者数:305名

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