【緊急事態宣言の再発出】その時に飲食店が行うテイクアウトの注意点
1月7日に1都3県に対して緊急事態宣言が再発出されました。
飲食店には今回も20時までの時短営業と19時までの酒類販売の制限が求められました。
中小企業に対しては1店舗当たり180万円を上限に補償が出るとの事で、前回よりはマシと言える部分もありますが、厳しい事には変わりありません。
こうなると1回目の緊急事態宣言の時と同じようにランチタイムの営業やテイクアウト販売の強化をする飲食店も多いかと思います。
1回目の宣言の時から継続しているお店はオペレーションや商品も磨き上げられていて大きな混乱はないと思いますが、一度始めたけどやめたお店やこれから始めるお店は要注意です。
何に要注意かというと、良く考えていないと本当に”やるだけムダ”な仕事になりかねないという事です。
”ムダな仕事”になるパターンを以下に上げてみます
1.手間暇かかる商品なのに低価格で販売
2.販売単価が安いのに人手がかかって粗利より人件費の方が高い
3.せっかく作ったのに誰も知らないので売れない
4.他店と同じような商品しかない
5.原価計算がきちんと行われないまま商品を販売して売るほど赤字になる
じゃあどうすれば良いのかですが、ポイントがあります。
テイクアウトを行う時の注意点です。
1.自店の一番強い商品や技術を生かせる商品を多くても3つ程度に絞る
2.普段の客単価が3000円以上のところは2000円~3000円程度の商品を販売できないかを考える
普段の客単価と同じような価格で【満足感】を徹底的に高める価格と商品でないと、テイクアウトを行う事で逆に自店の評価を下げる
3.客単価2000円~3000円までのところは1500円前後の商品の販売を考える。
4.客単価2000円以下のところは1000円前後の商品を考える。
★3と4の客単価のお店は普段と同じ《利益額》が残るように原価を考える。ただし原価優先だと魅力のない商品になるので、そうなるなら売価を上げる。
5.夜営業の負担になるようなランチやテイクアウトはしない。
6.他店と同じような横並びメニューはしない。
するなら特徴を際立たせる
7.一番は【やって儲かる】テイクアウトメニューしかしない
以上です。
少しでも飲食店のお役に立てば幸いです。
いただいたサポートは飲食店への支援活動に使用させていただきます。 ありがとうございます。