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神戸在住。趣味は何でもない日に少しだけ早起きをすること。(Twitter: @EdoValens)

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本の中に仲間を見つけられる幸運

『僕という容れ物』檀 廬影(だん・いえかげ)、立東舎 2019年 SIMI LABのDyyPRIDEが本を出した。 否、ここでは彼はもうDyyPRIDEではなく、檀 廬影という純文学作家だ。 これは大事件であった。 なぜならSIMI LABの一員としてDyyPRIDEが現れた時から、私は彼の大ファンだったからだ。 本の帯には菊地成孔さんや浅野忠信さんの言葉が光っている。4年前、YouTubeにあがっているDyyPRIDEと菊地成孔さんとのインタビューで"示唆"されていた

    • 【読んだ】『四畳半神話大系』

      『四畳半神話大系』森見登美彦、角川文庫 単行本は2005年発表 (アパートメントのインターネット事情だったり、私の多忙だったりでしばらく、1回限りのまま読書記録の更新が止まっていましたが、再開します。さて、) やほ。また本を読みました。 この本、「ふふふん、この課題本、大学生の時に読んだことあるし、たぶん我がアパートの本棚にあるはずなんだよな…ふふふん(鼻歌)」と思って探したにも関わらず、結局見つからずじまいであった。『太陽の塔』とか『ペンギン・ハイウェイ』とかはあった

      • 【読んだ】『お菓子とビール』

        『お菓子とビール』モーム、行方昭夫訳、岩波文庫. 原書 1930年発表 やほ これから、読書の記録をわりとまじめに取っていこうと思っており、これは最初のエントリになるので少し緊張しています。 あと、これは読書会でも読んだ本なので、ここに書かれることは純粋な私の意見でなく、様々な読書家さんたちの意見を聞いたうえで私なりに咀嚼したうえで再構成されたものだというのはあらためてお断りしておきたい部分です。あるいは、わざわざ断らなくても、「現実の世界に生きている私たちだもの、日々

        • 濃いコーヒーを飲んでハッピーになった話

          やほ。江戸です。 Twitterのプロフィール欄にもあるように、私は「早起きしてコーヒーを豆から淹れること」が趣味です。(ほんまかいな) 困った。 いきなりツッコミが入ってしまう。 どうして"ほんまかいな"なのかと説明すると、これには2つ理由があって、 まず、 ①「趣味っていうのはピアノとか読書とかそういう『毎日続けていくことで何かしらのスキル及び人間性が形成させる』ようなもので、豆から淹れるなんて、そんな『日々の小さな楽しみ』が趣味であってたまるか」という批判がある。(

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