”良い年齢(とし)”になってもライブに行こう
良い年齢(とし)して、まだライブや音楽にお金を使ってるの?
直接言われたことは、幸いにもあんまりないのだけど、でも、思われてるのであろうことは察しがつく。
なんででしょうね。大人になっても家庭を持っても子供ができても、映画には行くのに、ライブに行くのは無駄使いをしていると思われてしまう節があるこの日本。
いや、別にこれは国を問わないのかもしれないか。約20年前の話ではあるが、Sex and the Cityでも、独身で高いマノロの靴に数百ドルもかける主人公キャリーのことを、結婚してこどもを数人抱える友達が「あなたまだそんなことしてるの?」みたいな皮肉を浴びせてたっけ。
そのあとのキャリーの逆襲の仕方もとってもすかっとするものだったし、結局どっちが正しいとかの話じゃないんだよね、と素直に想える終わり方で、好きなストーリーの一つ。
それに、コンサートの話は、どうしてもチケット代が割高だから、こどもを育てる家族としては頻繁に行かれると困る、というのは、例えば理屈としてわかる。
でもさ、お金のことじゃなくて、日々の楽しみの一つがそれならば、おじさん、おばさんと呼ばれる年齢になっても、こどもがいても、クラシックでもジャズでもない、ロックやらパンクやら、アイドルやらのコンサートに行ったっていいじゃない。
海外の友人たち、とくにヨーロッパ(もっと言えばイギリス)の生活を観ていると、若かろうが大人になろうが、ライブやらパーティーではめを外すときはちゃんと外していたりするように見える。きれいにドレスアップして。
自分の人生を、ちゃんと自分で楽しむということが染みついているんだな、きっと。
だから、日本人もさ、周りになんて思われようと、何歳になったって、ライブを楽しんじゃえばいいのさ。
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