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資産価値としての高級品を考える

(⚠この基準では資産について書いています!未来のことを確実に当てることは不可能なので、この記事にかかれている通りになる可能性は100%ではありません

。もしもこれを参考にして、資産形成をして経済的損失がでても、一切責任は取りません。それを承知した上でこの記事をお読みください。)


どうもこんにちはvacheronです!この世の中にはバック・服・車などたくさんの高級品がありますよね?今回はそのような高級品を実物資産として考えてみようと思います!

そもそも実物資産とは……


実物資産とは土地・建物・貴金属など、形があるもので、それ自体に価値があるもののことを言います。 これに対し、現金や株式などの有価証券のことを金融資産と言います。
     引用「実物資産とは?金融資産との違いはなに?|純金積立で資産形成を始めよう|金投資を始めよう!|金投    資入門|純金積立なら三菱マテリアルGOLDPARK(ゴールドパーク)三菱の金」よりhttps://gold.mmc.co.jp/primer/begin/junkin-tsumitate/recommend-product-of-real-assets.html              


実物資産のメリット
・金融資産と違って、価値が極端に減ったり、ゼロになったりしにくい。(一方で株式などの金融資産はその会社が潰れるリスクがあり、現金は預けている銀行が潰れるリスクがある。)
・価格変動が緩やかである。(一方で株式は社会でなにかが起こるとすぐにそれが株価に反映されてとても不安定。現金は国がインフレーションになったり、借金を返せなくなりデフォルト状態になると価値がなくなる。)
・火事や津波などで失っても、保険に入っていれば保障される。

実物資産のデメリット
・災害などが起こった時に、保険に入っていなければ、資産を全て失う可能性がある。(一方で、金融資産はデータとして残っているから大丈夫。)
・売りたい時に売れない可能性がある。(買いたい人がいなければ、売れないから。)
・保存にお金がかかる。(貸し金庫代やメンテナンス料など)
・売った時の価格が買った時の値段よりも高くなりにくい。


これらから、もしあなたが売買差益で利益を出したいのなら金融資産のほうが向いているということがわかりますね…
だったら、金融資産だけもっていればいいんじゃない?という人もいるかもしれません。
しかし、実物資産のメリットのところからわかるように、金融資産は価格変動が激しく、株式を発行している会社や現金を預けている銀行が潰れてしまうと資産はなくなってしまうので、金融資産しか持ってないのはリスクが大きいです。


つまり……



資産は金融資産と実物資産とで分散させたほうがいいということです。


本題に移る前にもう一つ……


「モノ」が資産になるための条件について触れたいと思います。

それは希少性・耐久性・普遍性の三つが揃うことです。例えば、あなたが持っているスマホは誰もが買うことができます。なので、わざわざ高いお金を払ってあなたから買おうとする人はおそらくいないでしょう。また、いくら高い食べ物でも、腐ってしまえば価値はなくなります。そして、流行だけで終わってしまうものは将来的に価値がなくなってしまいます。これらのことから、「モノ」が資産になるには希少性・耐久性・普遍性の三つが揃わなければならないことがわかります。


さて、今回実物資産として考えてみる高級品は美術品・宝石・ブランド品・高級車・高級機械式時計です!

①美術品

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まず最初は絵画・骨董品などのアート作品です!高い物だと、オークションで数百億円にもなります。(これまでの最高落札額は、2017年11月15日にアブダビ文化観光局が落札したレオナルド・ダ・ヴィンチの「サルバトール・ムンディ」で、約508億円です。)

「モノ」が資産になるための条件にあてはめてみると、アート作品は本物であればオンリーワンなので希少性は◎。年が経つと自然に劣化するので耐久性は△流行に左右されにくいと思われるので、普遍性は〇。ただ、経年劣化はメンテナンスによって解決できるので問題ないとすると美術品は十分に資産になると考えられます


美術品を資産として保有するメリット
・資産になる上に、観賞用にも節税用(条件をクリアすれば)にもなる。
・有名な作家の作品ならすぐに売れる。
・良い作品なら、価値が上がる可能性大
美術品を資産として保有するデメリット
・人気がない作家の作品は欲しい人がいないとすぐに売れないこと。
・買うとき売るときの手数料、保管料がばかにならないこと。(超大金持ちは気にしないと思いますが…)
・買った後に人気が落ちることがある。
・それが偽物だったら、価値がなくなる。

私の個人的な見解
デメリットが大きいと思いますが、観賞用になるということを考慮すると、選択肢としてはありなのではないかと思います。しかし、良い美術品を得るためには、膨大な知識とたくさんのコネクションが必要なため、素人には向いてないといえるのでアートファンドや古美術商を通して購入するべきなのかな、と思います。


宝石

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次は世の中の女性が好きなものNo.1の宝石です!(私の偏見です。ごめんなさい🙇)そんな女性を魅了する宝石は資産になるのでしょうか?ここでは、「宝石四天王」であるダイアモンド・ルビー・エメラルド・サファイアについて考えてみようと思います。
ダイアモンド
ダイアモンドは、宝石の王様と呼ばれていて、おそらく誰もが知っている宝石です。たくさんの国で採れますが、ロシア・・ボツワナ・コンゴが主な産出国です。また、最も硬い鉱石といわれています。良いものだと1カラット200万円します。現在、ダイアモンドの価格はダイアモンド市場の40%を占めるデビアス社が調整していますが、最近はデビアス社のシェアが低くなっているため、もしかしたら将来ダイアモンドの価格が下がることがあるかもしれません。しかし、ダイアモンド神話はこれからも続くでしょう。また、よくダイアモンドは永遠だといわれますが実際はダイアモンドは燃えますw(まあ、金庫にいれておけば大丈夫でしょう。)これらをふまえると、ダイアモンドの希少性はデビアス社が調整しているかぎり〇耐久性◎普遍性〇ということで、今は資産になるでしょう。(ダイアモンドは色付きのものも存在し、それらの中には、とんでもなく価値が高いものもある)


ルビー
ルビーは主にアジアで採れる宝石です。燃えるような赤色が特徴で、モールス硬度は9なので、傷は日常生活ではつかないでしょう。また、ルビーは加熱したものと加熱してないもので価格が大きく違います。良いものだと買取相場は1カラット4万円(加熱)20万円(非加熱)ですが、最近はアジアの鉱山は掘り尽くされてきているそうなので、これから相場が上がることが期待できます。それらをふまえると、希少性は将来的に◎耐久性〇普遍性〇ということで、ルビーはこれから期待できる資産になるでしょう。

・エメラルド
エメラルドは主にザンビア・ブラジル・ジンバブエで良質なものがとれます。美しい緑色が特徴で、モールス硬度は7.5~8.0で、それなりに硬いですが、日常生活において傷が付く可能性があります。良いものだと買取相場は1カラット20万円になります。また、近年海外で需要がたかまっていますが、これは明確な原因がないので、ただの流行だと考えられるます。これらをふまえるとエメラルドは希少性○耐久性△普遍性〇ということで、資産にはなるけれども、他の宝石に劣る資産になるでしょう

・サファイア
サファイアはルビーと同じく、主にアジアのインド・ミャンマー・タイ・スリランカやオーストラリアで採れますが、最も高級なサファイアはインドのカシミール地方で採れるものです。深く濃い青色が特徴(他の色もある)で、モールス硬度はルビーと同じく、9なので日常生活では傷はつかないでしょう。また、これまたルビーと同じく非加熱と加熱のものがあり、良いものだと1カラット3.5万円(加熱)200万円(非加熱)になります。また、近年アジアの鉱石は掘り尽くされてきているので、それらをふまえると、サファイアは将来的に希少性◎耐久性〇普遍性〇となり、良好な資産になるでしょう


これらのことから、宝石は十分に資産になると言えるでしょう。

宝石を資産として保有するメリット
・すぐに売れる(常に需要があるから)
・傷が付きにくいから、価値が落ちにくい
・将来も価値を持ちつづけると思われる
宝石を資産として保有するデメリット
・ダイアモンドは将来価値が下がる可能性がある
・宝石を簡単に作ることができる技術ができてしまい、作られたものと天然のものと見分けがつかなくなってしまったら、価値はなくなってしまう。(もちろんその可能性はかなり低いが…)


私の個人的な見解

デメリットが少ない上に、耐久性に優れていることから資産としてはかなり優れていると思います。また、不安要素があるダイアモンドにしても、大きいものや色付きの物であれば全体的にダイアモンドの価格が下がっても、価値を持ち続けると思います。


ブランド品

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3つめは、女性が好きなものNo.2のブランド品です!(これまた偏見です。ごめんなさい🙏)ここでは、ブランド品をルイ・ヴィトン・グッチ・エルメス・ディオールなどのハイブランドの服・鞄・靴などと定義します。これらは完全な消耗品です!そして、これらの物は買った瞬間から価値が下がり続けます。(だいたい売るときには買った時の五分の一くらいになっているでしょう。今は通販等で安く買えたり、アウトレット品があったりするからです。)また、ファッションなのでとても流行に左右されます。従って、ブランド品の希少性は❌耐久性△(大切に使えばまあまあ使えます。)普遍性❌となり、資産になりにくいでしょう


ただし…ブランド品の中でも例外があります。


それはHERMES(エルメス)のバック「バーキン」と「ケリー」です!これらのバックは出たときからほとんどデザインをかえていないのに、ずっと人気なので普遍性は高いでしょう。(大人の女性で知らない人はほとんどいないと思います)これらのバックは希少性が高く、最低2年待ちと言われていて、(エルメスにお金を落とさないと一生買えないというも…)「バーキン」だと、最低でも130万円、最高で800万円にもなります!(素材や、その年のエルメスの価格設定によって変わります。…)これらのバックは非常に希少性が高いので定価で買えれば、売った時に差益が出るでしょう。従って、これらのバックは希少性◎耐久性○(重いけどそれなりに頑丈)普遍性〇ということになるので、資産になると言えるでしょう。



私の個人的な見解
一部を除いてブランド品は資産になりにくいということがわかりましたが、そもそもこれはファッションであるので、資産になるかならないかを気にせずに楽しむのが正解なのかなと思いました。



④高級車

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4つ目は高級車です!得にフェラーリやランボルギーニ、ポルシェは多くの人の憧れで、中には1億円を超えるものもあります。しかし、だいたい売るときには買った時の四分の一くらいにしかなりません。その上壊れやすく高い車を修理するにはかなりのお金が必要であり、燃費も悪いのでガソリン代がすごいことになります。また、高い税金を払わなければなりません。そしてすぐに新しいモデルがでるので飽きられ易いです。これらをふまえると、高級車は希少性△耐久性△(頑丈だが壊れやすい)普遍性△となり、資産にはなることにはなりますが、期待しないほうがいいでしょう


しかし…車にも例外があり、俗にハイパーカーと呼ばれる車(2億円を超えるもの)の中には、価値が上がるものもあります。(ケーニグセグやパガーニ、ブガッティの車など…)しかしながらこれらの車を買うにはまず、資産額、職業、年収などを記載した書類を送り厳格な審査を通らなければならなくて、審査を通って購入した後も200万円のタイヤに代表されるような維持費がかかります。このような車は確実に資産になりますが、普通の人は購入できないので、例外中の例外ととらえてよいでしょう。


私の個人的な見解
高級車は例外中の例外を除いて良い資産とは言えないと思いました。また、今回は書きませんでしたがよく資産になると言われるクラシックカーも、エネルギー革命が起こったらガラクタになってしまう可能性が大なので、車は本当に資産といえるのか疑問に思えました。



(でも資産にならなくても、カッコイイ車は欲しいですよねー)



高級機械式時計

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最後は高級機械式時計です!高級時計はほとんどが手作りなので、希少性は高いです。また、基本的にメンテナンスをすれば一生いや、世代を超えて使うこともできます。そして、流行はあるにしてもほぼ全てのブランドが定番商品を持っています。これらをふまえると、希少性○耐久性〇普遍性◎で、時計はとても良い資産といえるでしょう


高級機械式時計を資産として保有するメリット
・価値が下がりにくい(需要があるから)
・着けても楽しいし、見てるだけでも楽しい
・世代を超えて使える(子にも孫にも受け継ぐことができる。

高級機械式時計を資産として保有するデメリット
・メンテナンス費用が高い


私の個人的な見解
デメリットもほとんどなく、実際に使えて、観賞用にもなる腕時計はとても良い資産だと思います。



ここからは将来、とても良い資産になると私が予想する時計と、価値が下がると予想する時計を紹介していきたいと思います。(素人である私の個人的な予想です。全く確実性はありません。これを参考に時計を買うことはしないでください。万が一これを参考にして時計を買い、それの価値が下がっても一切責任は取りません。)

私が良い資産になると思う時計
ロレックスのアンティーク
「デイトナ ポール・ニューマン」に代表されるロレックスのアンティークです。ロレックスのアンティーク(得に「ポール・ニューマン」)は良品が少ないためプレミアがつくことも珍しくないにも関わらず、ものすごい人気を保っています。この「アンティークロレックスブーム」は数年くらいでは冷めないと思うので将来も高い価値を持ち続けるでしょう。

リシャール・ミルの時計
リシャール・ミルは2001年にリシャール・ミル氏がスイスのレ・ブルルーで創業した、高級機械式時計業界では比較的新しいブランドです。このブランドは、「時計のF1」というコンセプトのもとで時計を作っていて、耐久性に優れています。値段もF1マシンと同じく超高額です。(そして超カッコイイです。気になった方は調べてみてください。)高いものだと、1億円を超えます。(なぜここまで高いのかというと、ほとんどのモデルにはリシャール・ミル独自の特殊なカーボンが使われていてその開発費用が高いのと、加工精度にとことんこだわるのでネジ一本作るのに2万円かかったりと、作るのにもお金がかかるからです。)また、少量生産で良いものを作ることもモットーにしているため希少性が高く、手に入れるまで何年も待たなければいけないこともあります。ですから、すでに買った時よりも価値が上がっているモデルもあります。これから歴史を重ねていくにつれて価値が上がっていくのは間違いないでしょう。

ヴァシュロン・コンスタンタンの「オーバーシーズ」コレクション
ヴァシュロン・コンスタンタンは1755年にスイス・ジュネーブで創業された、「現存する最古の時計ブランド」といわれているブランドです。また、世界三大時計(パテック・ヒィリップ、オーデマ・ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタン「雲上時計とよばれることも…)のうちののひとつです。そのヴァシュロン・コンスタンタンの「オーバーシーズ」コレクションは美しく磨き上げられたケースとブレスレットと簡単にストラップを替えられることが特徴で、コスパが高いです。そんな「オーバーシーズ」コレクションの価値が上がると考える理由は3つあり、

・近年のラグジュアリースポーツウォッチ人気
・他のブランドよりかは注目されていなかったが、質が最高でコスパがいいからこれから注目され、相場が上がると考えられる

もう一つは…
個人的に好きだから!(世界三大時計に入っているブランドの名作で品質も最高なのにロレックスのデイトナやパティック・フィリップのノーチラスよりも知られていないところと、落ち着いていて大人な感じが好き)

です…

私が価値が下がると思う時計
ロレックスのステンレスでできている現行スポーツモデル
私が価値が下がると思う時計はロレックスのステンレスでできている現行スポーツモデルです。これに当てはまるのはよく資産になるといわれる「デイトナ」、「サブマリーナ」です。これらのモデルは正規店では2~3年待ち、下手すると5年待ちになることもあります。そんな人気な時計がなぜ資産にならないと思うかというと、元々それほど質が高くなく、ステンレス自体にほとんど価値がない(金無垢モデルなら金として資産になると考えられる)のと、すでにたくさんの品が出回っているからです。いくら手に入れずらいとはいっても、限定モデルでもないし、毎年それなりに市場にでまわっているので希少性はありません。また、現在の相場は上がりなので、そろそろ落ち着いて来るでしょう。ですから、ロレックスのステンレス製のスポーツモデルは将来、価値が下がると思います。





この記事を書いてみて…
意外と高額品は資産になるということがわかりました。ブランド品が資産にならないのは予想通りでしたが…ですが、ルビーやサファイアが普通のダイアモンドよりも良い資産になる可能性があるということは予想外でした。でも、総じて見れば、やはり資産にするならリスクはあるけど利益がでやすい金融資産のほうがいいな~と思いました。(誰だってお金が増えるほうがいいですよねー)次は1つ1つのものを掘り下げてみたいです!




最後までこの長ーい長ーい記事を読んでいただき、ありがとうございました!😘





参考文献
「金、宝石、コイン、美術品…大穴「実物投資」で儲ける手口(田中徹郎)|マネー現代|講談社(1/4)-現代ビジネス」https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57722

「なぜ超富裕層は美術品に投資するのか?値上がり益だけでないアート投資の魅力と注意すべきリスク|株式会社ウェルス・パートナー」https://wealth-partner-re.com/wealthjournal/work-of-art/

「ダイアモンド1カラットの価格一覧|ダイアモンドブース」
https://www.diamond-bourse.com/product-group/14

「サファイア買取相場表/査定評価の基準|カラーストーン(色石)買取相場|福岡宝石市場 公式買取サイト|宝石・貴金属・宝飾品専門の適正査定・高額買取」https://www.feelsogood.jp/colorstone_price/sapphire.html

「ルビー買取相場表/査定評価の基準|カラーストーン(色石)買取相場|福岡宝石市場 公式買取サイト|宝石・貴金属・宝飾品専門の適正査定・高額買取」https://www.feelsogood.jp/colorstone_price/ruby.html

「ダイアモンドは王者ではない…知られざる「宝石投資」の世界(田中徹郎)|講談社(1/3)-現代ビジネス」https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58847

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