【327日目】:抗体に個人差あり
ご隠居からのメール:【抗体に個人差あり】
新型コロナウイルスの感染経路については、まだ追跡できていないが、やはり一月六日、喫茶店でどこからか飛んできた飛沫によるエアロゾル感染か、ドアノブのどこかに触ったことによる接触感染ではないかと思う。
では、その場合、三十分間以上、マスクをはずして同席したY氏がなぜ感染しなかったかという疑問が生まれる。ワクチンに関しては、二人とも半年前にファイザー社のワクチンを接種していた。おまけに私はすっかり忘れていたのだが、三年前、かかりつけのクリニックで、肺炎球菌ワクチンも接種していた。私のほうが万全の策を講じていたのだ。
Y氏は私よりはすこし若いが、やはり八十代の高齢者である。だが、基礎疾患がない。私には咳喘息という基礎疾患があるのに対して、Y氏には基礎疾患がない点に注目すれば、Y氏にはウイルスの侵入に抵抗するだけの抗体がそなわっていたのに、私にはそなわっていなかったとみるべきだろう。
要するに、コロナは免疫力の落ちた人が感染しやすいのだ。私の場合、抗体がかなり減少していて、ウイルスの侵入を許してしまったが、それでも、辛うじて重症化を食い止めることのできるだけの抗体は残っていたのではないかと思う。
返信:【Re_抗体に個人差あり】
たしかに、免疫力の落ちた人が感染しやすいのだろうけど、これだけ、流行って、パンデミックと言われるほどなんだから、誰もが発症すると考えた方がいいでしょう。
たしかに、同じ場所で同じ時間、同じ行動をしていたとしても、コロナに感染する人としない人はいる。無症状の人もいるといわれているのだから、それは、個体が各々持っている能力の違い。才能の違いということになるのだろうね。
「応仁の乱」は今や中世の闇につつまれているから、わからないのも無理はないけど、日中戦争については、比較的最近の出来事であるにもかかわらず、本当に隠されているね。
流れもわからない。だいたい、あの広い中国で一番端っこの満州国哈爾濱から、一番端っこのビルマまで、日本人が侵攻するワケでしょ、これは、大変なことだ。軍事戦略と政治的背景を知りたいよ。
日清日露戦争は「坂の上の雲」。満州事変からノモンハン戦争は「人間と戦争」という映画があるが、盧溝橋事件から8月9日の対ソ抗日戦までの「日中戦争」を描く映画は見当たらない。
満州事変から90年経つけど、誰も挑戦しなかったのだろうか。敗戦国の遠慮というか、連合国への配慮、政治的要素でもあるのだろうか。半藤一利さんが書き残してるかもしれないから、調べてみることにしよう。
しかし、政治的にしたたかなのは、アメリカということを前提に考えると、今回のロシア対ウクライナは本当にロシアが全面的に悪いのだろうか。当時の日本のように、ロシアは追い詰められていることがあるのではないだろうか。ロシアの言い分は、本当にウクライナがNATOに加盟することだけなのだろうか。
あの時の日本は、ペリーが来航してきた。隣の国、清国では列強欧米にアヘンをばらまかれ侵略されている。このままでは、日本も同じ運命を辿るかもしれないと考えて、明治維新が起きた。近代国家を目指し、富国強兵が叫ばれた。結果、日清戦争、日露戦争を経て、日中戦争、太平洋戦争にまで発展した。
色んな思想はあったと思うし、戦争は人が人の命を奪うのだ。悪いこともたくさんしたと思う。それでも、もともとは、列強欧米から、日本も含めアジア人を開放するという、大義名分が存在していた。
ロシアは、ロシアの歴史を辿ると言い分があるのだろう。ウクライナがNATOに加盟することは、ロシアという国が亡びることにつながると本気で思っているのだろうね。
アフガニスタンの撤退も含めて、米英が絵に描いている世界秩序の未来像がある。そんな気がしてならない。こうやって、陰謀論にはまっていくのだろうけど、とにかく、戦争は勘弁してほしい。
次回の話【より道‐109】戦乱の世に至るまでの日本史_時代を超えた因果応報_ 日野富子という女
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