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【131日目】大柴ルー

ご隠居からのメール:【大柴ルー】

NHK「ファミリーヒストリー」制作班・編「ファミリーヒストリー」で第一回目にとりあげられたのは大柴ルーだが、jと同じ街の住人だったとは縁があるね。大柴ルーの祖父が経営するハルビンの時計・宝石店には與一・貴美子夫婦も立ち寄ったことがあるかもしれない。

「ルー」という名前も父がつけてくれたという。本名の「亨」の「る」をとったのだが、父の名前も「稔」だからつながっている。「マイ・サン」が「いつかテレビジョンに出るよ」と生前言っていたが、デビューする前に父は死んでしまったという。

同書でとりあげられているのは他に、宮川大助、市毛良枝、綾小路きみまろ、マルシア、高橋惠子、ジョン・カビラ。共通する要素と教訓らしきものをあげておく。

・ヒストリーはストーリーである。
・祖父と祖母、父と母、家族の絆の物語、という副題がついている。曾祖父や高祖の昔まではさかのぼらない。
・ある程度名前が知られた有名人だが、挫折も経験した苦労人でもある。
・祖父母・父母が未来の子孫を励まし勇気づけるメッセージになっている。
・ファミリーヒストリーの背後にプロのストーリーテラーがいる。
・ファミリーヒストリーには、いやみやくさみがあってはいけない。


返信:【Re_大柴ルー】

NHKのファミリーヒストリーのように、プロのストーリーテラーが、一般人のファミリーストーリーを書くのは良いサービスだと思う。

結婚式を挙げない人が増えているのは、結婚式の本質であるファミリーのヒストリーを知らない人が増えてるからなのではないかな。実際に自分もよくわからないまま、なんとなく40数年生きてきた。でも、結婚式でどのような家と家が結ばれ、どんな意味のある新たな家族が生まれるのか。ファミリーヒストリーを調べ、ストーリーにして意味をカタチにしてくれるサービスがあったら家族の在り方が変わると思う。

大袈裟に家系図をつくるのではなく、両親や祖父母がどこで生まれ、どんな仕事をして、戦時中はどのように生き延びてきたのか。時代背景と一緒に5000文字ほどのストーリーにする。

そうすることによって、「自分は、なぜ生まれて、何のために生きているのか」を知る機会になる。もしかしたら離婚率を下げる社会的にも意味のある仕事になるかもしれない。

ただ、急にこんなサービスがあっても利用しないだろう。労力も考えるとそれなりに価格も高くなる可能性もあるしね。お祖父さん、お祖母さんにヒアリングする必要があるのでそれなりに経費も掛かるね。

ただ、ターゲットを高齢者にしたら、結構喜んでくれるのでは、とも思っている。例えば、老人ホームに行って話しを聞くだけでも喜んでくれると思うし、出来上がったストーリーを子供に送りつければ、ファミリーヒストリーの布教活動につながる。ストーリーができれば、映像にもできるしビジネスチャンスが広がると思う。ストーリーテラーが身近な仕事になるかもしれないね。

余談だが、広島の上下町は、お笑い芸人のアンガールズ田中さんの出身地らしい。それこそ、小さな町だろうから、ご先祖さま同士顔見知りだったはずだ。宮川大助さんは、鳥取県じゃなかったかな?こういう視点で人を知るのも楽しいね。


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