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【132日目】宮川大助

ご隠居からのメール:【 宮川大助】

宮川大助は鳥取県境港出身だ。オレにとって子供の頃の大ごちそうはサバとスルメイカだった。境港から行商人が高瀬まで魚を売りにきた。

大助の父は満鉄の社員になり、朝鮮北部の羅津らじんで終戦を迎え、ソ連軍に追われて、着の身着のまま逃げ帰った。大助が生まれたのは帰国後。貧乏暮らしが続いたが、「父も母も、家族が揃って生きていくことの大切さをほんとうにわかっていたと思います」と言っている。

「私は、父はほんとは離婚したくなかったんじゃないかと思っています」と大柴ルーも言う。ファミリーストーリーの眼目はここだな。

>プロのストーリーテラーがストーリーを書くのは良いサービスだと思う。プロのストーリーテラーは社内研修でストーリーテラーを育てるか、外部委託するかだね。誰でもがストーリーを書けるとはかぎらない。NHKにはストーリーテラーを集める企業風土があるようだ。朝ドラのライターなどは、そんな風土から出てくるのだろう。まず企業風土をストーリーテリング向けにつくりかえる意識をもったらどうだろう。

結婚式のビデオメッセージは、編集のセンスとストーリーテリングのセンスがあれば、売り物になると思う。

お笑い芸人のアンガールズ田中は知らないが、平幹二郎ひらきみじろうが上下町出身だということは知っている。NHKの大河ドラマ『樅の木は残った』で主役を演じ、若き日の吉永小百合と共演した。


返信: 【宮川大助】

中国地方の異常気象で猛雨がすごいとニュースをみて、新幹線に影響がでたら困るので昨晩から広島入りしている。東京を17時に出発してホテルに到着したのは21時30分をまわっていた。やはり広島は遠い。Google MAPで長谷部元信が城を築いていた翁山を調べてみると、広島というより、福山からの方が近いようだ。

せっかく広島に来たのだから、朝早く起きてジョギングがてら広島の街を色々見学しようと思っている。広島城にある、広島大本営と広島市役所に顔をだし佐藤信安さんと豊島陽蔵さんの足跡でも感じてこようかな。

残念ながら現在の会社では、ファミリーヒストリーの仕事は生まれないだろうな。ベンチャー当時であれば、あらたな取り組みを推奨していたが、組織が大きくなった現代では、100人いれば60人に好かれる取組をしなければならない。チャレンジするにも大企業だからこその戦略を選択していく必要がる。

NHKの朝ドラは、いまになって、「おちょやん」をまとめてみているが、それこそ、昭和3年の話しなので、輿一さんや貴美子さんの時代だね。大阪道頓堀での賑わいの様子と比べると、やはり、高瀬は田舎だね。「方谷入門塾」に「文化果つる土地」と書いてあったが、松田伝蔵さんや輿一さん、文孝さんが、外に出たいと考えるのは、必然的なことだろうな。


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