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竹林より真心を込めて

VEJ 東京オフィスでエンジニアをしています。坂本 たすくです。

エンジニアという立場から社外の方と接する機会は少なめですが、VEJの一員として奮闘しております。今回はVEJのエンジニアが、普段どんな事を考えて仕事をしているのか。ご紹介します。


VEJ 東京オフィスは下北沢のはずれ、竹林の中にあります。

(いきなり余談ですが)竹ってすごいんですよ。
春には、竹の子が石畳を持ち上げながら生えてきたり、
秋には、その竹の子が立派な竹になっていたり、
風の日には、そんなに曲がるの!?ってくらいにしなりながら、バチバチと窓を打ってきます。(怖い)

そんな東京オフィスの3階に、VEJのエンジニアチームはいます。

コロナ禍を経て、いつでもリモートワークが可能な環境は整えつつ、現在はオフィスに出社を基本として毎日顔を会わせて働いています。
出社とリモートワーク、それぞれのメリット・デメリットは感じつつも、その時々で最大効果の出る方法を選択していきたいと思っています。

オフィス庭の竹

さて、エンジニアと言うと、ディスプレイと向き合って、キーボードをカタカタ。のイメージを持たれるのではないでしょうか。
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その通りです。
勤務時間のほとんどはディスプレイと向き合って、キーボードをカタカタしています。が、掛ける時間とは反対に、大切なのは人と向き合っている時間だなと感じます。

ヒトとブラウザの通訳??

世の中にはいろいろな例え話が溢れています。
そんな中で、自分の仕事は、ヒトとブラウザの通訳のようなものだと思ったりします。

打ち合わせ中は、
「こういうコードを書いたら実現できるだろう」
「前にやったあの機能とあの機能を組み合わせたらできそうだな」
と、頭の中でコードに翻訳しながらお話を聞いていたりします。

具体的な要望はもちろんですが、
プロジェクトの価値観や目指している雰囲気など、抽象的な情報を特に汲み取りたいと思っています。
「ポップで可愛く」とか。「クールに堅く」とか。
この一言をもらえるだけでも、アウトプットが変わってきます。

同じ丸が上から落ちているだけですが、比べてみると印象が違いますよね。
今回は動き(緩急のみ)のサンプルですが、他にも色・形など使えるものはなんでも使って、全体の雰囲気を作っていきます。
楽しいですね😀


いろいろ書いていますが、
「おまかせで!なんかいい感じにお願いしたい!!」という依頼も大好物です。意向を汲み取って、いい感じに仕上げます。

オフィス庭の竹林

木を見る。森も、隣の山も。

ディスプレイと向き合っている時間が長いと、どうしても意識が内側に向いてしまいます。

打ち合わせに参加する度に、
皆さん、広い視点で案件全体を見ているなと感心させられます。
一方で、エンジニアはどこか細かい視点の話をしがちです。
どうしてもプログラム的な具体な思考になるので、細かいところが気になってしまうのです。(起こる頻度が少ない例外処理とか)

どちらの視点も優劣はなく重要と思っているのですが、全体を理解するには自分と別の視点になりきる能力が必要だなと感じます。
森の視点から見ることで、解決する木の問題もたくさんありますからね。

そして、意識が内側に向いていると、
自身の知識の中だけで解決策を考えてしまいがちです。
当然ですが、自分の中に無いものはどうやっても出てきません。
自分が解決できないと思った時は、他のメンバーの力を借りたり、新たな技術や方法を知ることで、解決できることもしばしば。
自分の視野の狭さで、プロジェクトの可能性を潰すことはしたくないものです。

というように、お客様と同じ視点でお話できるように、
木のこと、森のこと、さらには隣の山まで見れるようにと。日々、勉強です。

オフィス隣のまもり山

大切にしているのは『思いやり』

そんなこんなで、仕事をする上で大切にしていることはデジタルとは程遠い「思いやり」だったりします。

思いやり(おもいやり)とは、他人の気持ちを理解し、その人の立場や状況に配慮する心の持ち方を指す言葉である。

weblio辞書

僕らは、誰かの想いをカタチにする事のお手伝いをさせてもらっています。
背景、意図、そして気持ちを理解して、解決策はこだわりを持って広い視点で。
技術の進化が目まぐるしい昨今ですが、大切にしたい心持ちです。

VEJのエンジニアという主語で始まり、とんだ精神論になってしまいましたが、エンジニアに限らず同様のマインドを持つメンバーがVEJには集まっています。

しなやかに想いを受け取って、想いに呼応してそれ以上に返してしまうような。

しなやかに、強く。
そう。竹のようにね。🤔🤔🤔

これからも、みなさんと「いい!!!」と共感できるものを一緒につくりたいです。

(坂本たすく)


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