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和の心コズミックスピリット⑧

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■過去記事

続きものになっているので、興味がもてた方は最初から読むとより面白いかと思います(*^-^*)


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■『火』や『日』、太陽神を祀って来た古代日本


この縄文集落とそれぞれの家に見られる縄文の『型』は、軸となる中心とそれを囲む円という『焦点十円』の形となります。この型には重要な意義があるのですが、その前にこの円形の社会スタイルをもたらした『日』や『火』とは何だったのでしょうか。

この問題を追及していくと私たちの祖先の軸的世界観がどんなものであったかが見えてくるのです。古代から日本人は光を発する 『日』や『火』を見えない神霊=『霊』の表れととらえてきました。私たち日本人は人魂というものを信じてきましたが、これも魂は火のような存在ととらえたものです。

邪馬台国の女王のヒミコというものを信じてきましたが、これも魂は火のような存在ととらえたものです。邪馬台国の女王のヒミコという名前も、火の巫女を意味するとする説があり、『ひ』を中心とする祭祀の中心者的存在をほのめかしています。神棚中心に祀られる神様も、言うまでもなく太陽神を象徴とする神さまです。


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■立石が炉の脇に置かれている訳とは


縄文住居の炉とは何だったのか、それを追求していくヒントとなるのが、まずその脇に置かれていた立石(石棒)です。立石の多くは、炉の脇に置かれていますが、そうでない場合でも入口と炉とを結ぶライン上に置かれています。炉の脇や炉に向かうライン上に置かれるのは、立石が火につながる意味を持っていたからでしょう。

火と立石にはどんな結び付きがあるのでしょうか。

この立石は男性器を象ったものと思われ、実際に男性器とそっくりな形状に作られたものもよく見つかります。男性器は命の与え手ですが、太陽も自然界における命の与え手です。また太古の時代には光を発するものは太陽と火だけでしたから、両者が同一の本質をもつと認識されるのはごく自然であると思われます。

火の燃える脇に立石が置かれる意味は、火は日の分身であり、ともに命の霊性(霊)であるという認識だったのではないでしょうか。


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■立石は現代の位牌にあたる祖先の魂の象徴だった


そう考えると立石は日本列島で多数発見されているじょうもんの遺跡の感情列石(ストーンサークル)の立石と似た形状をしています。ストーンサークルは墓標であるとも考えられています。もちろんそれは現代のお墓という概念とは大きく異なり、お墓という表現は適切ではありませんが、祖先祀りに関係している要素も否めません。

炉の脇の立石がこれと同じ形状をしているのは、類似の意味を持つ象徴物と考えるのが自然であると思います。立石が炉の脇に立てられているように、ストーンサークル内部からは一時的に焚かれたと思われる火の跡や炭が見つかります。

これらのことを考え合わせると、家の中の立石は家の中での祖先の魂の象徴物(よりしろ)、例えていえば現代の位牌にあたるものと考えられないでしょうか。

これは石ですから、住居が改築されたり、移されたとしてもおそらく何代にもわたって守られ、家の中心として祀られ続けたのではないかと想像されます。


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■『ひ』をみんなで尊ぶ宇宙の構図のような『型』は、祖先から子孫へと何百年も伝えられ続けた『型』そのもの


この関係性でとらえると、縄文集落の中心にある土葬の場所は同時にストーンサークルが見つかった場所でもあるので、家が集落のミニチュア版であることがますます明確になります。このように理解すると『お日さま』によって集落が一つに結び付き、家の『ひ』(炉)によって家族と家族が一つに結び付いていた伝統的日本人のあり方は、はるか縄文の時代に成立した原理であったのではないかと推測できます。

広い集落の中心にはお日さまの分靈をいただき、家の真ん中には火や立石を尊ぶという構図は、大宇宙(銀河)の中に小宇宙(太陽系)があるような宇宙の構造を思わせます。

家も集落も彼らにとって大切な『ひ』を囲む大宇宙や小宇宙であったと言えます。この『ひ』をみんなで尊ぶ宇宙の構図のような『型』は、祖先から子孫へと何百年も伝えられ続けた『型』であったことでしょう。それは祖先から大切な世界観を子孫へと伝えるための重要な役割をも担っていたと考えられます。

(続く)



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■関連書籍と記事の紹介

ガイアの法則

これからは日本の淡路島、明石の東経135度線が世界の中心となる…。これは世界、宇宙の法則であるスピンにそれが証明されているという千賀一生さんが実際に体験したチャネリングより記された一冊です。


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日月神示解釈本:中矢伸一

千賀一生さんを紹介していた、主に日月神示の解釈本を書いている中矢伸一さんの書籍です。今の感染症の時代を予期していたかのような内容が書かれているのが興味深いところです。

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