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和の心コズミックスピリット㉝

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■盆踊りは祖先祀りに不可欠な行為だった


実はこの縄文土器に描かれた人物の舞は、今日まで存続している日本のある舞踊文化につながっていたとしてもおかしくはありません。と言うのは、環状の集落に人々が生活し、その中央に祖先神が鎮まるという、縄文集落構造とそっくりな舞文化が、今なお日本には生き続けているからです。

その文化とは、あまりにも身近すぎてピンとこないかもしれませんが、盆踊りなのです。現代に一般的に知られる盆踊りは、近年に振り付けられたものであり、中央にはやぐらが置かれることがほどんどになりましたが、昔は盆踊りの中央には集落の祖先をお祀りするものが置かれてたりしていました。

もっと前の時代では、実際にその場所が魂が宿る場所であったと考えられるのです。

東北地方には今も人が亡くなると集落の決まった場所に死者と運び、そこで儀式を行ってたから今日の様式の葬式が行われている地域があります。

注目すべきは、この死者をいったん運び込む共通の場所で盆踊りが舞われることです。本来の形に非常に近い風習でしょう。そこで盆踊りが舞わられるということは、盆踊りの本来は祖先祀りに不可欠な行為であったことを意味しています。


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■中央に櫓を置いて輪の形に人々が踊る盆踊りは縄文の円形集落の名残から来ている


輪の形に人々が踊り、中央に祖先霊という、この中心をとりまく円構図は、縄文集落の構図とそっくりです。踊りは無形文化です。無形文化は形に残りませんが、それが広く定着し、形あるものとして残る何かが造られたりするようになった時、初めてその証拠が形あるものとして後世に残ります。

ですから文化というものは、基本的には無形文化が先行し、有形文化はそれに誘発されて生ずるものです。縄文の集落構造も無形文化が先行し、有形文化はそれに誘発されて生ずるものです。

縄文の集落構造も無形文化が先行し、有形文化はそれに誘発されて生ずるものです。縄文の集落構造も、無形文化に誘発されながら形成されていったと考えるのが妥当でしょう。

と考えると。私たちの知る盆踊りは振りこそは現代のものに替えられていますが、その形態としての起源は円形集落の起源と同じかそれ以上に古かったとしても不思議ではありません。


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■巫女舞と盆踊りの共通点は皆で回転して「舞う」円形概念


このことをさらに傍証する文化が、私たちの国にはもう一つ伝承されています。それは古代から伝わる巫女舞や神楽です。

古代の巫女舞は中央にひもろぎがあることを前提に作られています。ひもろぎの周りを皆で回転しながら舞う、中心軸をとりまく円という形は、盆踊りと構図の上でも共通しています。

天の御柱を巡るイザナギとイザナミの国生み神話もこれに通じます。私たちのはるかなる故郷の舞が民間に伝承され続けてものが盆踊りであるのに対し、儀式として神社を中心に受け継がれたものが巫女舞であると言えます。

くるくると回転する私たちの宇宙は、よく考えるとまさに舞いを舞う存在です。回転運動は中心に軸を形成させます。太陽系も惑星も、回転の中心には軸が形成されます。古代における神事の舞の目的も、中心軸(ひもろぎ)を宿すことでした。

『舞』という言葉は動詞形の『まう』からきていますが、大和言葉のマ音は『まわる』『まく』『まるい』というように円形概念を表す音です。『まう』という言葉は元々『まわる』の意味があり、くるくると活動する概念から『舞う』の意味も生じた考えられています。

日本人にとって舞とは、その昔、皆で円を描いて回転する行為であったからでしょう。


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■過去記事

続きものになっているので、興味がもてた方は最初から読むとより面白いかと思います(*^-^*)


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■関連書籍と記事の紹介

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これからは日本の淡路島、明石の東経135度線が世界の中心となる…。これは世界、宇宙の法則であるスピンにそれが証明されているという千賀一生さんが実際に体験したチャネリングより記された一冊です。


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