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【リアルタイムフリーランスイラストレーター奮闘記#008】

昨日は手に汗握りながらイラスト描きました

ココナラで公開依頼されていた、高額な案件に提案をしました。結構ノリノリで描いてご提案した2時間後くらいにメッセージが届きました。内容は、

提案にはとても感謝しているが、求めているレベルではないため、募集候補から外させていただく!でも、はいボツ!っていうのは申し訳ないから、ある程度の言い値を払うわサ!(ビジネス文章に直してお読みください)

という内容でした。かなり動揺してしまい、「フン???どういう意味???」とめちゃくちゃパニクってしまいましたが、「あっ力不足ってことやないかい!」と理解。(理解できないほど動揺していた。こんなに丁寧な文章で落選通知をいただいたことがなかったので)そして私は、

送ってたやつ、ラフじゃけん!!画力足りんということであれば、もっと時間かけて描きますけん、それじゃあかんのん?!(ビジネス文章に直してお読みください)

と食い下がり、メッセージを返信しました。(心臓バクバクでキーを叩く手が震えていました)

ご依頼者様は、ちょっとキャラクターイメージがこっちのイメージと違ったんよ...もっとこうこう、こうして欲しかったんよ...と詳しくイメージ内容を記載してくださったうえ、「時間おかけしちゃうことになるけど、清書したイメージイラストをもっかい描けるかい?」と、もう一度機会をくださりました。もう、心臓バクバクです。「はぃぃぃ!!!」と返事をし、ペンタブのペン先もフルフル震えてて、新規作成からまた始めたのでした。

イメージとして提示されていたキャラクターが登場する漫画がうちにあったので、それを全巻傍らに置きつつ、またラフを描き、よりイメージを落とし込むことを意識し、清書し、ラフ着色をしました。描いている間は、手汗がすごいし、脇汗も、動悸も、背中も汗をかいていました。描き始めたのは15:00でしたが、描き終わって再度提案し終わったのは17:00でした。一瞬でした。ものすごく集中していました。

実際、まだその後のご連絡はなく、募集候補に入れたのかどうかはまだ分かりません。スマホの通知が鳴るたびに心臓がキュッとなります。

「やらせてください!」という熱量と自分の技術がまだまだ伴っていないことへの再認識と、はっきりと「ちょっと違うねん」と伝えられた現実の厳しさみたいなものを感じ、ものすごいプレッシャーと緊張を感じました。

しかし、本件は本当に高額で、それならばそれくらい相手もクオリティを求めるし、生半可な(必死にやったけど、実力が伴っていないなら相手へは伝わらない)レベルのものを提出されても、お情けで採用するわけにはいかないのは当然です。

これが絵の仕事じゃ...!って、ビシビシ感じたという出来事ということです。そしてもっともっと技術を上げるのはもちろん、「相手の求めるイメージ」を落とし込めるようにならなければいけない、という最も大きくて当たり前な課題がボワワンと生まれたのでした。

当たり前にこういうことはあるんだよ、というのを実体験できただけでもいい経験になったと思います。不採用になったとしても、「もういい...(ぴえん)」ってなるより他に、「もっと絵描いたるー!!」という気持ちで再び立上がろうと決めました。

それに、ビシッ!と、(ビジネス的に)足りてないねん!と言ってもらえたのも、とてもありがたいことだと思いました。だって、足りてなかったことに気づけるから。完成した絵って、もちろん「うまくできた~!」と思うから完成しているわけで、足りてるか足りてないかって気づきにくいと思うんです。(特に私は)なので、「足りてないよ」って教えてもらえることはとてもありがたいと思います。以前勤めていた会社にも、レイアウトデータをクライアントにお送りするのですが、納期のない仕事は、そのまま何も返事がないまま流れて、無かったことになります。(それがエンドのお客さんの都合なのか、こちらの不備ゆえなのかは不明ですが)なので、今回も、「募集候補から外したろ...」って何も言われずに不採用になるよりは、メッセージをいただけて本当によかったです。(つらかったけど!でも大事なんだ!)

ほかにも公開依頼に提案している案件はいくつかあります。募集期日がまだ先のものばかりなので、どうなるかは分かりませんが、技術を磨きつつ、どんどん応募したいと思います。

Admirable Picture 2(ぼかし)

↑この絵はiPadで何となしに描いたイラスト。こういう歯が流行っていると思うんですよ~そして、こういう歯好きなんです。なので描けて嬉しかったです。

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