努力と才能がつまった「褒めること」の素晴らしさ
褒められると嬉しい。どこかくすぐったくもあるけど、小さな自信に繋がったり、自分の当たり前なことがちょっと特別な存在になったりする。単純な性格の私は褒められるとすぐに嬉しくなって、その人のことが大好きになってしまう。
そして、褒めることも嬉しい。すごいな!、素敵だな!と思ったことは積極的に相手に伝えるようにしている。褒められると自分が嬉しいからという理由もあるが、伝えたくてしょうがない気持ちの方が大きい。
昨日、その「褒めること」の最上級を身近で体験したので、その話を紹介したい。
私がやっている日本酒のコミュニティ「酒小町」は、メディアでもある。
「日本酒を、もっと身近に」をコンセプトに、20〜30代のメンバーを中心に構成されたコミュニティの中で、同世代のZ〜ミレニアル世代にも読んでいて楽しいと思ってもらえるようなお酒の記事を書いている。
昨日は「酒小町」の取材で、“酒粕の再生”をテーマにしたブランド『KIKKA』の代表、兼重遥さんにお話を伺いにいった。兼重さんは、日本酒の製造過程で年3万トンが生まれながらも、需要の減少と共に廃棄されるケースもある酒粕をつかったサスティナブルフードを今年1月に発表したばかりだ。
コロナ前は、兼重さんがブランディング&デザインをしている寒菊銘醸さんと一緒にバスツアーなどを企画していた。九十九里を盛り上げることも視野にいれて企画して、近くの農家さんで野菜収穫したり、バスの中からクラフトビールで乾杯したり。同年代ということもあるが、とっても気さくで柔らかくフラットで、話していてとても心地がよい方である。
そして、今回の取材は、本業が新聞記者のあべまりちゃんがライティングを担当してくれた。音楽と芸術鑑賞と土木と街歩きとお酒が趣味で、自分が好きになったときには解散していたミッシェル・ガン・エレファントに多大な愛情を注ぐライターさんだ。
執筆活動の原動力は「好き」で回っていると自身でも話しているが、彼女の愛情の深さと、それを真っ直ぐに言語化して伝えるという愛情表現の力が素晴らしすぎた。
今回の取材は、デザイナー、広報&PR、ライティングというバックグラウンドも業務内容も得意分野もまったく違う3人だったので、持っている情報が全員かぶらず、取材の最後には自分が最近好きなプロダクトの話で大盛り上がりし、とても楽しい時間だった。
にこにこ笑いながら解散し、帰路についた後の2人のメールのやりとりがこちら。
たくさん話して、笑って、今後のお互いのやりたいことを聞きあって、すごくいい取材だったけれど、このメールで取材が更に素晴らしい時間になったのだ。
「褒めること」なんて誰でもできるだろうって思うけど、人のいいところを愛し、それを丁寧に言語化し、惜しげもなく相手に伝えるというのは、誰もができることではない。
これは、いままで書くということにずっと向き合ってきた努力と、他者に愛情を注げる度量を持ち、そこで生まれた「好き」を相手に伝えることにためらいがない素直で真っ直ぐな彼女の性格のおかげなんだろうなと、とこのやりとりを見て心が浄化されてしまった。
(もちろん、私達のためにおみやげまで用意してくれて、いの一番でお礼のメールを送ってくれた兼重さんも素晴らしい。神と神の時間だった。)
そんな取材風景がこちらです。
今月末には酒小町で記事になるので、楽しみにしててください!
そして、愛が込められすぎることに定評があるあべまりちゃんの今まで書いた記事をご紹介します。どれも愛情たっぷりでプロダクトをつくった方を泣かせにきている。
そして、兼重さんがつくった酒粕をつかったサスティナブルブランド『KIKKA』のご紹介も。1月30日までMakuakeで早割10%OFFで購入できます。コンセプトもデザインも素敵なので、ぜひみてほしいです!(もちろん、味も最高でした!
「褒めること」ってなんて素晴らしいことなんだ。自分のいる世界がぱっと明るく、優しくなる。私も相手のいいところがあったらもっと気持ちを込めて言葉を選んで伝えていこう。そう思えた夜でした。
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そして後日談になるのですが、そんなあべまりちゃんからnoteでお返事がきました。よかったらこっちも読んでみてください。
私が書いたお返事のお返事のnoteはこちら↓
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「酒小町」という、お酒やお酒の場が好きな人が、お酒を楽しんだり、酒蔵さんとのお仕事をしたりする日本酒メディア&コミュニティをやっています。
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初月は無料なので、ぜひ遊びにきてくれたら嬉しいです。
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