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絶妙な塩気のピスタチオ

色々あってnoteから離れていましたが久しぶりにウズベクを感じる出来事がありました☺

キッチンの下の方の平たい保存食スペースを整理していたら、ウズのスーパーやバザールでよくもらう薄~いプラ袋が目に入りました。

「あ、そういえばこれ、腐ってるんじゃ…中身なんだっけ(2年間放置)」

中を開けたらドライフルーツ。デーツは見事に腐っていたので泣く泣く捨てる(自業自得)。もう一つは、殻付きピスタチオ!たしかタシケントのバザールでウズベク産とイラン産があって、おすすめされたイラン産を買ったような。帰国直前に買った気がするけど、それでも2年前!果たして食べられるのか…。

食べられました!!!

というか、現地で生活していた頃はそのおいしさに気づいてなかったので、あまり手を出していなかったのだが、今、ウズが遠い存在になってみて初めて、絶妙な塩気とナッツ特有の噛み応えが最高であることに気づくことになった。まさかの、(某スナック菓子の)「やめられない とまらない」状態となってしまった。

ウズの家庭に招かれると、赤いじゅうたん(色には意味があって、お客様を通すときはwelcomeの意味があるみたい)に大きなテーブル、その上に所狭しと伝統模様の皿が積み上げられていて、中にはナッツやドライフルーツが盛りだくさん。熱々のプロフやスープを待つ間、こうした保存食をポリポリしながら談笑する。

たいてい、赤ちゃんから少年少女まで多世代の子供たちがうろうろしてて、大きめの子は小さい子をお世話したり、お母さんのお手伝いで食器を運んだりしている。

ウズベキスタンの大家族の雰囲気が好きで、今でも思い出す。厳しい環境ではあるけど、集団として生きることでお互いに助け合う姿は、フルタイム・ワンオペでひいひい言いながら子育てしている自分にとってすこぶる理想的に見えた。もちろん、よーく聞けば、ウズ既婚女性の悩み事ナンバーワンは「姑」らしいので、きっと、ウズは「嫁が耐えることで色々うまくいってる社会」なのだろうという感じはする。その分、そんな嫁も、たくさん子供を産んで自分が嫁を迎える立場になると安定的な存在感を発揮し出すのである(見た目も恰幅よくなっていく)。

そんなウズの家庭の雰囲気を思い出しながら、延々と食べ続けた結果、あっという間にピスタチオは殻だけになりました。

ちなみに、先日何気なくKALDIに行ってみたら、イラン産のピスタチオ売ってた~!小袋500円で高い上になぜか塩振ってないタイプだったけど。ピスタチオ欲が再び高まったらKALDIに行けばいつでも買える。日本は素晴らしい国ですね。なんだかんだ日本が好きだなと帰国してから再確認してます。

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