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【絵について】最近買った本と描いた物と考える事


こんにちは。

どうにかなれ精神で日々やらせてもらっている上、忘れっぽいので、
考えたことを忘れない為にも

絵で関係することについて
最近買った本とか描いた物で考えた事とかを書きました。


買った本とか

絵のノウハウについての本を2冊購入しました。

「光」についての本を1冊

「デッサン」についての本を1冊


それぞれイラストレーターのNegさんがおすすめされた本になります。

colosoなどで講座もされているプロの方です。
今まで描かれている絵も観たことあるものばかり。

Negさんの分かりやすい解説とイケボもさることながら
アバターのビジュアルに衝撃を受けて、
動画を観させていただきました。

アバターが良すぎて動画を観始めるの初めて。

どうやったら思いつくんだこんなの。

私もいつか自分の動くアバターとか作るならこんな感じのがいいな。
美少女や美男子より、こういう妖怪じみた人外モチーフの方が自分はしゃべりやすそうな気がする。


カラー&ライト


読んだ後の感想:美術の教科書だ…

「光」を意識するだけで、キャラクターが「そこにいる」空気感がめちゃくちゃ出るので、
光の使い方教えてくれという気持ちで買いました。

光や空気感といった雰囲気作りについては、今までは解説動画や良いと思った絵を参考にしてみるなどの
なんとなくの知識で描いていました。

Negさんも動画で解説されていますが、
この本では、光についてなんとなくでボヤっと理解していた事が言語化され解説されているのですが、私の理解力が追い付いてない部分も多いので、文字だけではなかなか分からないことが多い…
つまり文章の内容に対する解説の図などは少ないです。

基本このような構成

この本から「光」についての勉強をスタートさせるよりかは、
動画や実践でなんとなく、少しでも理解してから読んだ方が、補足としての知識を沢山詰め込むために読む方がいいのかなあ

まだまだ理想の描き方にはできていませんが、
光を意識して描くようにしてからは、
完成度に少し満足いくものに近づけているといます。

光とか反射光を意識して描いた最近の絵↓

フリーレンいいよね…好きだ…


朝日のつもり



モルフォデッサン


こちらも解説が少ないタイプで、デッサンの絵がひたすらに載っています。

筋肉や骨の解説や名称については、
別で表が作られており、デッサンの図に小さく書かれた数字と
その表を照らし合わせて確認ができるという仕組みになっています。

筋肉・骨・骨格の解説については、
今まで参考にしていた本(でかい)の方が詳しく載っていて分かりやすいので、今回の本はあくまで模写用になります。

今まで参考にしている人体の本↓


ページを開くと、ぺたんと両側に180度開く仕様の本になっていて、
自然にページが閉じたりしません。

本を開いてむりやり跡を付けて開くということをしなくてもいいのは
ストレスが無くて良い~
本が切れて真っ二つにならないか心配だけど多分大丈夫なんだろう。
どんな作りになってるんだこの背表紙~


この本の見ての模写ではないですが…最近の模写(一部)↓

今の時代、動画やクロッキー用の人体の3Dモデルを載せたサイトなど、
調べれば無料で学べるものもたくさんありますが、

お金をかけて紙で買うことで意欲も出るし、
棚に置いた本が目に入るだけで「やるか、模写…」と尻たたきにもなるので、
こういう本は数冊だけでも紙で買うのは良いなと思います。
分厚くてでかくて場所は取るが。


GWにやった事と写真を使った絵の事

GWの5/1~5/6まで
一日一枚、絵をXへ投稿する挑戦をしました。

なんで?

テンションが上がってたから。

5/1~6の軌跡

確か去年もやった。
落書きとか適当なものではなく、出来るだけ完成された物を投稿しました。
(5/4移動中車の中で描いたアナログは1枚ありました)

中途半端なものは載せないように普段からしているつもりですが、
そうなると週に1~3枚が限界になります。

そこで連休を利用して6日連続投稿をしました。

連休なので描く余裕があると共に、
たくさんの方に観てもらえるし、なにより自分の絵の練習にもなります。


写真とイラストを合わせる

GW中上げた絵の中で、2枚だけイレギュラーに
写真を背景にしてキャラクターを描いたものも上げました。

鬼太郎の父と母と水木を写真に召喚させました。気に入っている。

映画「鬼太郎誕生・ゲゲゲの謎」にハマったので、
今年は鳥取県境港市の「水木しげるロード」へ行き、
その時に撮影した写真を使用しています。

船がたくさん泊まっている港が、路を挟んだすぐ横にあって、
綺麗な町でした。楽しかった…


写真にキャラクターを目立つように載せたい場合、
何も考えず風景として適当に撮った写真に、後からキャラクターを思い通りに配置するのは難しいため、
なんとなくですが構図を考えて撮りました。

また、描いてみると分かりますが、
写真にキャラクターをただ配置するだけだと、取って付けたように浮いて見えてしまうので、


光源がどこかを考えたり、光の入り方を考えたり、反射光を入れたり、全体の色味を整えたり…
写真を撮った環境のことを考えて描くことで馴染ませることを意識しているのですが…難しい…



そういえば、写真との「馴染ませ」をしないことによって、
キャラクターや背景どちらも目立たせているポスターとかってそういえばあるなと思いだした。


2014年ごろ(10年前!??!???!???)に出てた都道府県×ワンピースの新聞広告。

写真とキャラを合わせたものにも、用途によって表現の仕方って違うかもと思った。

①1枚の絵として成立させるため、
素材である写真と可能な限り馴染ませたキャラクターを載せる
(キャラが主体)

②背景が重要な時や(建造物に注目させたい時とか)
ポップでインパクトのある印象が欲しいのでほぼ影など無しでキャラクターを載せる(ワンピースの新聞広告イメージ)
(背景もキャラも主体だけどポップになる)

③背景も重要かつそこに「いる」ように写真と馴染ませたキャラクターを載せる
(背景もキャラも主体)


昔、「FGO(Fate/Grand Order)」でも観光地の写真と合わせた新聞広告を出していたけど、これは③のように作られていた。広告用だけど、ポップな雰囲気ではなくてFGOのシリアスさとカラーの美しさを観光地の雰囲気と合わせてた。

そして私の場合、旅行に行った写真を使うことが多いので
③のパターンが多い。


写真とイラストの融合について、
絵葉ましろ先生が写真とイラストの合わせ方についての動画を
最近上げられていたので、鳥取に行く前に参考に観ました。

この動画では、最初からシチュエーションや構図を考えて
そのための写真を撮りにロケへ行かれています。

おすすめの撮り方や天気、注意することなど解説されていています。
うますぎるーーーー最高ーーーーー

背景を描かずにいい感じできるのっていいよな~

この場合圧倒的に①のパターンだ。


写真とイラストを合わせたものは他にも先月描きました。

これは適当に撮った写真と合わせたので、
地に足が着いていない、切り取った背景のようになっていますが、

昔のアメリカンな街並みのおしゃれ建物なおかげで
ぱっと見の印象はなんとか見れるものになったな…という感じです。

しっかり通路に足を付けて歩かせる構図を考えていたんですが
思った通りには写真を使うことができなかった…

人を一度配置した写真と、退いてもらった写真の2種類撮ればよかったのか?

この場合、私の意図に添える形で使えなかったので
①のパターンの失敗例かも。


元の写真

写真は先月4月にユニバーサルスタジオジャパンに行った時に撮りました。

混雑していたので人が映らないように撮るのも難しかった。

旅行に行ったら好きなキャラを召喚する用の写真を撮るの楽しいからまたやりたい。


最近思う事いろいろ


・イラスト本を集めるのが好きなことに気づいた。

有名なイラストレーターの方の画集や
ゲームの設定資料集や
同人イベントで買った好きな絵師さんの二次創作イラスト本など

「誰かの絵の集大成」「イラストがいっぱい載っているもの」を集めるって楽しいんです。

多分かなり昔から好きな事なんだけど、
これって全人類当たり前の感情では無いと気づいたのは割と最近かもしれん。

その辺の人ってイラスト本集めたりしないらしい…
持っている好きなイラスト本を紹介するnoteもいつかやりたいなと思っています。



鳥取砂丘。広すぎて遠くの物との距離感がバグる。


・デッサンをちまちまやったり、
昔より理論的に絵のことを考えるように(やっと)なって、
素敵な絵をたくさん見るたびに、今の自分じゃこんなの描けねえと思う事が増えました。

塗り方だったり表現の仕方だったり、参考になることや発見が沢山あるので、
上手な絵は積極的に見たり保存したりします。あと目の保養にもなるので健康になる。

うますぎる絵を観て落ち込むフェーズって何回も何回も来てるけど
やっぱり何年経っても来るな。

プロの方だって、多かれ少なかれ感じているのだと思うけど、
努力をたくさんして生活もかかっていて、
「他人と比べて落ち込む」気持ちが計り知れないのと同時に

私が想像できる程度の、絵描きの「落ち込み」ってプロの方からしたら、
そんなのとっくに終わっているフェーズで
絵描きの落ち込みレベル100みたいなのを感じているんだと思う。
私のはレベル2とかそんな感じ。


小学生が考えたAIロボかい

・なんなら最近はAI技術の発達による、生成AIのイラストも賛否ある問題になっていて、
もう落ち込むとかいう問題じゃないことも起きてる。

AIのイラストを見ると、
自分なんで絵描いてんだろう…と一瞬頭をよぎる時もある。

よぎるだけで、じゃあ辞めるかとはならないんだけど、

AIイラストがそもそもなぜとてもハイクオリティな絵が短時間で出力出来るかというと、人間が今まで描いてきた膨大な数の絵をパターンとして学習しているかららしいんだけど、

明らかに「主に絵を描かない人」「絵を描く大変さを知らない人」が、これを悪用している類の話を聞くと、
少なからず憤りは感じると同時に、これってもう完全に止めることって無理なのかもと悲しくなる。

※境界線が微妙な「悪用」もあり色々な事例があるのでどんな事例かは言わずあえてぼんやり言っています。

法整備や、絵を描く側の対策はこれから何かされていくとしても、
技術の発達、AIイラストの便利さに味をしめた人の猛進は止められない。

こうやってAIイラストの負の部分ばかり見えてしまうけど、

実際どんな技術だとか、なんのために作られたのか、どういうものに活かされているのか、知らない事が多い。

きちんと知ることで自分で対策が出来たり、根拠のある意見が言えたりできるし、詳しく調べて知っていくのも絶対損はない技術と思う。

AIのことを勉強して、深く理解できたら、
悪用する人を目の前にしたとき、助走付けて正面から笑顔で殴れるかな。



AIイラストが発達しまくって、
数十年後にでも「人間が描く」ことが「0"ゼロ"」になって、

手描きなんて信じられない、子供とかもAIイラストしか知らない世界になってたら

ヨボヨボの老人になった自分が子供達に

「昔はこの綺麗な絵を人間が手描きで描いておったんじゃよ…画材、板タブ、液タブ、ipadとかで」
とか言うのか。

「嘘だ~またボケてやがるこの婆さん」
「けど、板たぶ?ってやつはこのまえ博物館で見たぜ!」
「あんなので一から描いてたら日が暮れちまうよ!」
とか言われるのか。

遠い目をしながら
「余裕で暮れておったのじゃよ」

とかいう会話をするのか。




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