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【看護の話】〜睡眠・覚醒リズム〜


怪我をしてから病院や買い物以外、ほとんどを家の中で過ごしています。たまに息抜きで、親に車でドライブに連れてってもらいます。今はそれだけで、とても心がリフレッシュします。外に出ると、太陽の光を浴びたり風を感じたり、自然からパワーをもらったり、緑のチカラなんかもあると思います(笑)そう、家の中では感じられない刺激が沢山あるんです。

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知ってる方も多いと思いますが、日光を浴びると我々の体にあるメラトニン受容体が刺激され、暗くなるとメラトニンの分泌が始まり眠くなります。1日25時間ある体内時計も、この光によって調整されます。

メラトニンに分泌される時間とはhttps://www.e-kango.net/selfcare/aroma/sleep/vol3.html

だから、なんだか調子が悪いのかぁ。(笑)朝日を浴びるって大切!そして、日光を感じたり、青空を見るとやる気も生まれてくる。病室では口数が少なくあまり会話にならない患者さんと屋上に出た時の事。視界に入ってきた場所から、次々と昔の話が出てくる出てくる。その時ばかりは、質問に返答があったり、やはり外界からの刺激はすごい!

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〜実践編〜

よく、夜勤者の送りで、「夜ほとんど寝ていなかったので、日中起こしておいて下さい」と聞かれる事があります。この言葉だけ聞くと、誤解を招く恐れがあります。実際に、起こしておいて患者さんは眠れましたか?もちろん、疲労によって恒常性が働きその日は眠れるでしょう。でも、それは睡眠の習慣にはなっていないはずです。逆に認知症の患者さんなら、せん妄を起こすでしょうし認知機能の低下も悪化させてしまうでしょう。

そうではなく、人間の本来の力を支えてあげよう。夜、何らかの理由があって眠れなかったのでしょう。それは、身体的な苦痛なのか精神的な苦痛なのか、些細な環境でさえ睡眠に影響すると思います。夜な夜な、看護師に言われた言葉を思い出しているかもしれません。そしたら、日中少しくらい寝たっていいのはないでしょうか?   僕の感覚で言うと、昼食のあとが良いと思います。仕事をされている方でも、昼食後15〜30分の睡眠は仕事のパフォーマンスをあげると言われています。なので、この時間に睡眠を取り入れると身体がリセットされると思います。      午前は処置や検査、リハビリなど人の出入りがあり、良好な睡眠はとれないと思います。逆に夕方、寝てしまうと夜の睡眠に影響してしまいます。なので、シンプルにお昼寝を取り入れると考えましょう。

そして、夜間の睡眠状況もしっかり観察しましょう。夜間せん妄はないのか?入眠困難なのか、中途覚醒なのか?このような情報は医師に相談する時に役立ちます。なぜなら、多くの患者さんが薬物治療によって睡眠をコントロールしているからです。どのような作用によって、睡眠が促されているかが分かると看護に結びつきやすいですよね♪

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〜まとめ〜

朝起きたら日を浴びよう。ここから寝る時間が決まります。そしたら、気持ちよく眠れるように、悪いものを除去しよう。除去できないものもあると思うので、医師に相談して緩和しよう。苦痛がある程度取り除けたら、休息を取り入れよう。これは頭や体がリセットされて、患者さんが元気になるのが分かるはず!睡眠が整ってきたら、生活に刺激を加えよう。たまには、外に出たり、病棟内を散歩するなど!ある程度しっかりしている人なら、入院中の生活スタイルを患者さんと一緒に作れると良いですね♪

最後まで見てくれてありがとうございます。僕もゲームという誘惑に負けないように規則正しい生活を頑張ります。(笑)

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