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短時間で読了できる教養養成のための読書

結論、読みたいところだけを読むだけです。

小説やマンガのように、頭からぶっ通しで読む必要はないです。だって、疲れるじゃないですか。場合によっては、眠くなってそのままスヤー。

この頭から読む必要はなく、読みたいところだけ読めばよい説は、ご存知の方も多いと思います。向上心があるが故、こういった情報にアンテナを高くしてキャッチしているんだと思います。

この読みたいところだけ読む方法は、ある程度読書を重ねていたら、何となくでさばけるようになります。「あー、ここ知らないから読もう」、「ん?これは何なんだ?」と自分の琴線に触れる箇所を見つけられ、楽譜を奏でるように読み進められます。

この境地に立ち入るためには、どうすればいいのか。とくに、これから教養をつけるために読書するぞ!と意気込んでる方や、ある程度読んでるけどまだ感覚が掴めない方には参考になるかと思います。

繰り返しにはなりますが、前提として「本は頭からぶっ通しで読む必要はない」ことを抑えてほしいです。娯楽ための読書は、その限りではないので、ぶっ通しで読んでいただいて大丈夫!むしろその方が楽しめます。

読書の手順としては、こんな感じになります。
表紙→目次→はじめに→終わりに→気になる箇所→それ以外を斜め読み
あくまで自分の手順なので、参考にとどめて、各自でアレンジしてください。

表紙を見る意図は、その本の主題を確認するためです。たとえば、英語の勉強をしたいのに、国語の教科書を開くことはないですよね。なぜなら、自分は英語の勉強をすることを認識しており、そのためには英語の教科書を開かなければならないと知っているからです。
こと読書となると、なんでその本を読もうと思ったのかあいまいなままで読み始める場合があります。自分の目的合致した本を手にしているかを確認するためには、表紙を確認するのがオススメです。表紙で「英語の本ですよ!」と書いてあるのに、いざ開いてみたら「残念!国語でした!」だったら、詐欺になります。

目次も表紙と同様に、その本には何を書いてあるかを把握するために確認します。目次書いていることが書かれますし、目次にないことは書かれません。
目次は時間をかけてじっくり確認してほしいです。本に書かれていることを端的に表現しているので、目次はしっかりと考えられて作られています。目次を確認する際は、「一体ここでは何が主張されているんだろう」と考えを膨らませながら読んでほしいです。
ここで自分が気になる箇所を選んでおいて、「はじめに」と「終わりに」を読んだあとにそこを読みます。

はじめにを読む理由は、その本の概要を把握するためです。いきなり本文を読んでも、理解するのは難しいです……。「へー、こんなこと書いてるんだ」程度で大丈夫なので、ザッと全貌を掴みます。

終わりにを読むのは、わりとそこに結論が書いてあるからです。案外、結論が書いてあるので、「読む必要なくね?」となることは多々あります(笑)
終わりにはその本の締めくくりになるので、結論が書かれていることが多いです。その本の結論が分かるということは、ネタバレ状態でミステリーを観るみたいなもんです。最初から、犯人が分かっている感覚ですね。娯楽だと何とも興ざめですが、教養のための読書では、ありがたい限り。その結論の確認作業になるので、より簡単にその本の記載内容が入ってきます。

そして、気になる箇所をじっくり読む!これはそれ以上ありません。

残りの読んでいない箇所は、読まなくてもいいですし、ザーッと斜め読みすれば大丈夫です。自分の琴線に触れなかったんですから、対して重要なことじゃないです。

「気になる箇所を見つけるが難しい」、「斜め読みしても大丈夫?」の声が聞こえてくる気がしますが、全然気にしなくても大丈夫!

気になる箇所を見つけるのは、正直、何回か回数を重ねる必要があります。こればかりは数をこなすしかないです。

斜め読みは、斜め読みした箇所(若しくは読まなかった箇所)は、別の本で読むかもしれないと気楽に構えれば大丈夫です。何もその本1冊で、すべてを把握することはできませんし、2〜3冊読めばいずれ斜め読みした箇所とも巡り会えます。

こうやって、読む箇所を選択することで短時間で読了することができ、より多くの本を読むことができます。それが巡り巡って、教養を深めることに繋がります。

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