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「詐欺」られても許せるか

「うわっ、それ詐欺じゃん」と日常的に使われる「詐欺」。
正しい意味は、ひとまず置いておいて、わたしたちは、「期待(思っていたこと)と反対だった」「ウソをつかれた」「騙された」の意味で使用しています。

1 他人をだまして、金品を奪ったり損害を与えたりすること。「—にあう」「寸借—」「振り込め—」

2 他人を欺く行為。民法96条では「相手方に対する意思表示について第三者が詐欺を行った場合においては、相手方がその事実を知っていたときに限り、その意思表示を取り消すことができる」とする。→詐欺罪

https://dictionary.goo.ne.jp/word/詐欺/

goo辞書によると、上記が「詐欺」正しい意味だそう。
1の金品関係は、触れずに「詐欺」へ思っていることを書いていきます。

ふだん使用している意味に近いのは、2「他人を欺く行為」です。
とはいえ、そんな大層な意味で使ってなく、「ウソをつかれた」を誇張しているのが大半でしょう。

この「ウソをつかれた」際、わたしたちは、許容できるかを判断しています。
すべからくウソを許さない方もいらっしゃるでしょうが、「嘘も方便」の心意気を持って考えてほしいです。

ぼくとしては、「ウソをつかずに生きること、およびつかれずに生きることはムリ」だと思っています。
正直者でありたいですが、現実として、グッと呑み込まなければいけないときもあります。たとえば、親にえっな本を持っていないと証言したり、内緒でそういった類のものを買ったり。
要は、誰も不利益を被らないなら、言わなくてもいい(=ウソをつく)ってこと。

個人的な範囲だったら、割と許せる方が多いと思います。さっきの例でも、「そうなんだ」で済ませられます(親ごころ的に許してくれますよね?)。
しかし、これが企業となれば話は別。ウソをつかれたら、ふざけんなぁ!と感じることが多くなります。

たとえば、とあるキャンペーンにて、あたかもポイントがたくさん付くのをアピールしながら、しばらくしてから、ポイント付与の条件を厳しくする。ちなみに、これは投資に関することです(これだけで分かる方もいるはず)。

顧客をポイントという「エサ」で囲っておき、数が集まったら一気に刈り取る。

結構多い例ですが、大半の人は「騙された!」と憤りを感じことでしょう。
これが「詐欺」される、ということです。

こんなやり方は、顧客から信頼を失うだけだと思います。市場原理、の4文字で片付けていいとは思えません。
だからこそ、誠心誠意「謝っている」、またはその意思が伝わる企業へは、たとえ「騙されて」も許せます。

この許せる・許さないって、「企業が利益を追っている感が見えるかどうか」で決まってくると思います。
それが企業のあるべき姿ではありますが、「顧客」じゃなくて「お金」を見ているので、深いため息が出ます。許さない場合、顧客は「ウソをついた企業」から「正直者見込みの企業」に乗り換えるいうのに…

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