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JILL'S SALON: FIGHT TOGETHER (転載)

JILL'S SALON: FIGHT TOGETHER 2014.05.19 Monday

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あまりにも代弁してくれてるかのようで
ちょっと泣きそうになった。

転載させて頂きます。m(__)m

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偉そうなことは言えません。
ただ思いを語るだけです。

私はミュージシャンだけど、ミュージシャン全員が知り合いじゃないし、全然関わりのない方が多い中、だけど、やはりどんなミュージシャンでも、一時は良い時期があり、そのあと、山あり谷ありはある訳で...

長く音楽活動を続けるということは、
それだけ時代の波を受けるということなのです。

青春時代にデビューして、注目されても、
ずっと演奏する側も聴く側も若いままな訳じゃない。
時代と共に成長していくことになります。
そして、その時代をどう自分でそれぞれ受け止められるか。

私たちの時代は特にそうです。

バンドブームがあって、若いときに急に売れて、
数々の時代を経て、その時代を背負って今の熟年期に入り、音楽を聴く人たちも一時は離れていっても、
あれ、まだ活動してるの?って、
戻って来てくれる人もいれば、
ふーん、で終わる人もいるでしょう。

そして、創作活動だって、状況も変わって行く中、
作品を作り続けるのは、
ただ、ひたすら自分たちに意欲があるかないかです。

今や、私たちがミリオンヒットした時代とは違い、
作品の売り上げが業界全体で停滞している時に
アルバムを創る予算だって違うし、バジェットを
どれだけ抑えるかにかかっているようなところもあります。

でも、私たちは状況には負けない。

私たちが2011年にシングルを毎月連続で12枚リリースしたのも、自分たちが創り出したアイディアが独創的で面白いと思ったし、NETだけの購入なので予算や購買数が把握できたからこそ、自分たちで制作できたのです。
ここ数年は常に創作することを
自分たちで背負ってやってきたのです。

目の前の状況が悪いからと、
ミュージシャンがすぐに
ドラックに走るようなことはないのです。

それはあってはならないこと。
マスコミは人生の転落とか言いいます。
今までオーバードラックで命を亡くしたミュージシャンもいます。でも、それはいけないことなのです。
そこで世界を止まらせてしまうのだもの。

作品が創れないから、
売れないからって
違う方向へ逃避してしまうことは最悪のこと。

誰だって苦悩してます。
誰だって目に進むのを模索してます。

私も振り返れば、1990年代は最悪の連鎖の時で、
大転換期の時。
メンバーが抜けた後、まだまだ私はミュージシャン気質だけで生きようとしては至る所、壁にぶつかりまくりでした。
元所属していた事務所から給料を大幅に引き下げられると聞いたときはショックで、血尿はでるわ、円形脱毛になるわ。
まぁ、会社員であれば、急にリストラされる寸前みたいな感じでしょうか。小さな事務所ゆえ、保証はなにもありません。社会保険だってなかったし、
退職金もありませんでした。

今考えれば、それまでの売れていて、まわりがすべてを支えてくれていた時代とのギャップが押し寄せたときのダメージがひどかったんですね。
実際、世界はPERSONZなんていないも同然の世界。
忘れ去られた自分は、この世界にはもう必要ない人間なんだ。居る場所がない。
時代遅れのミュージシャンなんだって悩み続けました。

でもね、その時、ましてやドラッグには走らなかったし、
逃避するなんて思いもしなかった。
結局、毎日毎晩、死ぬほど悩んで悩んで、
それでも前に進もうとして、
それまでの価値観をすべて一掃して考え直して、
まずは何が必要なんだろうと考えました。
給料でもなく、守られているということでもなく、
ほんとうに自分にとって一番これから先に生きていくのに、そして歌うのに、何が必要なんだろうって...考えました。

それがバンドだったのです。やっぱりPERSONZだった。

それで、もう一度、PERSONZ4人のバンドを構築し直さなければ、先には進めないと思ったのです。
だけど、それは、当時は不可能なことで、
もし出来たら奇跡のような出来事で、
たぶん、出来ない確率の方が大きかった。

でも、何度か壁にぶつかっても、
決してあきらめなかったおかげで、
時間は山ほどかかりましたが、
PERSONZは再び
オリジナルメンバーで再生できることになったのです。

その再生したPERSONZは、
PERSONZのファンが一番みたかったであろうPERSONZ。

その地盤が出来てからは、自分は何も怖くなかったし、
再開したバンドはとても楽しかったし、
夢もいろいろ浮かんで、演奏も充実していたけれど、
ますます、その状況を継続するためには、
努力、努力の日々でした。

現実的には、まわりの世界はまだまだ追いついてこなかったし、生活も大変だったけど、悪い状況こそ学ぶことが多く、何度も失敗もしたけど、常にリカバリーして、次はその失敗は絶対しないぞ!という地道な速度で、今に至っています。

現在、創作するにあたっての壁はないし、作詞作曲もすぐ取りかかれる。伝えたいこと、聴かせたいメロディーはこの先への「夢」の中から生まれ出てきます。

ただし、作品を出すことにはタイミングがあり、
生半可な気持ちでは、今の時代、リリースなど出来ないのです。失敗したら、そのリカバリーはありません。
確実に制作して、受け手側が確かにいて、
そのリスナーに届けられることが計画できなければ、
どこのメーカーでも制作など手伝ってくれません。

その計画を実現させるため、ここ数ヶ月、ミィーティングを重ねに重ねて、ようやく30周年の準備も整い、
来年までのリリースの予定もメジャーの会社から出来ることとなり、今は新たな状況をありがたく思い、
意欲に燃えています。

こんな話しをしているのも、
きっかけは某ミュージシャン逮捕され、
その理由が創作に息詰まってとか、
売上が落ちて転落人生...なんて騒がれているのが目に余ってだったのですが、それぞれ、立ち位置は違っても、
どんなミュージシャンやアーティストも、
いろいろな時代を乗り越えて行くのです。

夢や希望を持って、毎日、創作活動や演奏をしているミュージシャンもたくさんいます。
楽器を弾いたり、歌ったり、曲を創ったり、
根本的には自分がそれをしているのが楽しいからです。

それが生き甲斐だからです。

他のミュージシャンやアーティストとなにを共有しようでもありませんが、逞しく、道を切り開いて進むミュージシャンやアーティストにエールを送りたい。
もちろん、自分たちにも。プライドを持って伝えたいことがあるから、音楽活動をずっと継続しているのですからね。
あとは状況とは常に闘って、
あきらめずFIGHT TOGETHER!で生きましょう。

あと、数々の時代を乗り越えるのは、
ひとりでは絶対無理です。
ほんとうに孤独では無理です。

これは、ずっとDEAR FRIENDSで歌ってきていますが、
あの言葉通りなのです。

心から支えてくれる友人や、スタッフ、
そして一緒に演奏していけるメンバー、
常に音楽が大好きで聴いてくれるリスナーがいるからこそ、前に進んでいけるのです。こ
れは30年過ぎた月日、季節の中で実践で学んだこと。

誇りを持って音楽を奏で続けましょう。
FIGHT TOGETHER!

この時代を振り返れば、それは懐かしい。
でも、この時代に戻る...のではなく、
この時代を越えて未来に進む「夢」を奏でたいのです。


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