うーやん

1964年生まれの50代後半。千葉県在住のおじさんです。メーカーで、工場労務、営業、マ…

うーやん

1964年生まれの50代後半。千葉県在住のおじさんです。メーカーで、工場労務、営業、マーケティング、人事(採用・教育)、監査など様々な仕事を経験しました。この経験と、人材開発、マーケティングの知見を活かし、ふつうの会社員が生き生きと楽しく仕事ができるよう貢献したいと思います。

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資格への挑戦

積極的に挑戦し、以下の資格を保有しています。 【保有資格】中小企業診断士 社会保険労務士 行政書士 公認内部監査人 宅地建物取引士 衛生管理者 ファイナンシャルプラニング技能士2級 ビジネス会計検定2級 ビジネスマネジャー検定 メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種 1級カラーコーディネーター 美術検定2級 新卒入社で工場に配属。最初の3年で二つの国家資格を取得しました(衛生管理者、宅建)。その後、営業や商品開発の仕事になり、多忙を理由に17年間資格挑戦から遠ざかりました(言い

    • ビジネスパーソンの実務に役立つ検定

      一般の会社員が「ビジネスの基本」を学ぶのは意外に難しいものです。会社が準備する研修の多くは階層別の意識付けがメインなので、スキルの習得には至らない場合が多いです。OJTも体系的な学びにはつながりにくい。ビジネスの基本と言えば、ビジネスマナーやパソコンスキルなどが基礎の基礎です。しかしその後に鍛えたいリテラシーがある。「お金」と「人」です。これらは日常業務の中で自然と学べる部分もありますが、どうしても断片的になるので体系的な勉強が必要になります。そこで役立つのが商工会議所の検定

      • 大河ドラマについて考える

        NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を毎回楽しみに見ています。面白いですね。三谷さんの脚本もいいですが、平家滅亡前後の鎌倉のドタバタを描いているのが興味深いです。元々頼朝、北条による粛清の嵐は合点がいかないことも多かったのですが、このドラマで少し理解が進みました(反対意見も多いと思いますが・・・)。頼朝が亡くなって、これからますます混乱を極めますね。 よく「歴史から経営を学べ」と言われます。歴史でも、政治や経済よりも軍事が面白い。命がけですからね。定番は、源平・戦国・幕末です。

        • 「キリンを作った男~マーケティングの天才前田仁の生涯」を読んで

          5月21日、プレジデント社から発売されたビジネス書・ノンフィクションです。著者はジャーナリストの永井隆氏。キリンビールの数々のヒット商品を開発した天才マーケッターの人物伝です。主人公の前田さんとは面識があったので、感想を書きたいと思います。 前田さんが自ら開発したのは、ハートランド、一番搾り、淡麗。前田さんの指導の下にスタッフが開発したのが、淡麗グリーンラベル、氷結、のごごし。実に6つの大ヒットブランドを世に出しています。しかもロングヒット。「1000に3つの成功」と言われ

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        資格への挑戦

          ビジョンの重要性

          先週、NHKアカデミアという新番組を見ました。学者・研究者・著名人からのメッセージを発信する番組です。初回は生命科学者・山中伸弥さんのお話。ご承知のとおり、iPS細胞の生みの親で、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。番組での山中さんのメッセージは素晴らしく、非常に感銘を受けました。特に印象に残ったのが、ビジョンの重要性です。 山中さんは医学部を卒業後、外科医として臨床の道を歩み出します。しかし、自分が外科医に向いていないことを実感し、研究の道へと転進します。ご

          ビジョンの重要性

          「インプットよりもアウトプット」という勘違い

          「インンプットよりもアウトプットの方が大事だ」という考え方は、本来あまりないと思います。しかし、最近はアウトプット重視、インプット後回しの風潮が高まっているので取り上げました。そんなタイトルの本も多い。これは「インプットばかりしていてアウトプットが少ない」ことに対する警鐘だと思われます。例えば、会議に参加しても発言しなければ、どんなに優秀でも無価値だ、など。つまり、「インプット(IP)⇔アウトプット(OP)」が重要だということです。IP>OPはダメ。そのとおりです。ではIP<

          「インプットよりもアウトプット」という勘違い

          「若手を抜擢すべし」という勘違い

          経営変革が求められる現在、「若手の抜擢は善で、ベテランの重用は悪」という風潮があります。しかし実際は思ったほど若手の抜擢は多くなく、ベテランが重用されています。(なおここで言う若手とは新入社員のような若者ではなく、役職者としての若手(中堅)として話を進めます)。若手を重要なポジションに登用すると非常に象徴的なので、周囲の印象に残るのです。中には、驚きの抜擢・ビックリ起用が大好きな幹部がいて、しょっちゅうそんな人事異動が発令される組織もあります。しかし、それもよく見るとそこまで

          「若手を抜擢すべし」という勘違い

          「交渉は駆け引きである」という勘違い

          ビジネスで交渉は重要です。折衝やネゴシエーションなどとも言います。得意先との商談、労使協議、関係部署間の調整など、多くの場面で「建設的な交渉」が必要となります。理想は双方にとってのwin-winですが、そううまくはいきません。ある程度の勝ち負け、損得はあるし、決裂もある。強引な無理強い、単なるお願い、中身の薄い妥協などにもなりかねない。これらはもはや交渉とは言えません。力関係、貸し借り、なれ合いなどが背景にありそうです。学問ではないので、交渉の定義にあまり意味はありませんが、

          「交渉は駆け引きである」という勘違い

          「マーケティングは最先端技術」という勘違い

          マーケティングは日進月歩で進化しています。実際WEB、SNS等のデジタル化で、方法論は大きく変わっています。コトラー先生も、マーケティング3.0(邦訳2010年)、4.0(邦訳2017年)を出しています。製品の差別化、顧客満足から、ソーシャルメディアによる評判形成に動いているというわけです。世の中的にも「マーケティング=集客」と言い切っているものも多く目にします。しかしマーケティングをテクニカルに解釈して、その本質が抜け落ちてはいけません。最先端の手法を駆使すること自体がマー

          「マーケティングは最先端技術」という勘違い

          「部下はほめて育てる」という勘違い

          部下をほめて育てるということ自体は間違いではありません。しかし、それが最善だと思い込むことは大きな勘違いです。では「部下は、ほめたり、しかったり、バランスよく育てる」というのはどうでしょう? 結局、ほめるのもしかるのもどちらも必要だし、一方でどちらも育成という点では「根っこ」ではありません。よく「プラスのストロークを打ち込め」と言いますが、これも本質ではありません。方法論としてはありですが、当然十分条件ではない。では本質とは何か。それは「信頼」です。これが人間的な面白さであり

          「部下はほめて育てる」という勘違い

          「ゲーム理論は理屈にすぎない」という勘違い

          ゲーム理論というと、古い印象があるのではないでしょうか。昔少し習ったような気がしますね。有名なのは「囚人のジレンマ」。内容は割愛しますが、要するに「情報が遮断された状況で行き着く結論の理屈」です。利得行列という期待値の計算をして、結論が数学的に導かれるというものです。行き着く先をナッシュ均衡と言ったりします。利得行列によってナッシュ均衡が決まらないと、チキンゲームになる場合があります。これはプレーヤー双方が破滅に向かって突き進むという恐ろしい展開です。チキンゲームとは2台の車

          「ゲーム理論は理屈にすぎない」という勘違い

          「経営幹部はリベラルアーツを学ぶべし」という勘違い

          「経営幹部はリベラルアーツを学ぶべし」と言いますが、これは間違いです。正しくは「若者はリベラルアーツを学ぶべし」です。ここでは話をわかりやすくするために、リベラルアーツ=教養とします。歴史、哲学、美術、自然科学、文学など。よく経営幹部研修を企画するときに、リベラルアーツを学ぼうなどという話が持ち上がりますが、これは組織の自己満足です。50代のおじさんたちが会社に言われて教養をつけても遅い。変に感化されて、思いつきでジャストアイデアを出されても厄介です。権限があるのでたちが悪く

          「経営幹部はリベラルアーツを学ぶべし」という勘違い

          「抽象的はよくない」という勘違い

          仕事でよく「あなたの話は抽象的だ」と言ったりします。これはよくない意味ですね。具体性に欠けるということ。「稼ぐ」ためにはリアリティが必要なので、どうしても抽象度が高い内容は敬遠されます。研修などでも「ビッグワードの使いすぎに注意しよう」と言われます。検討、推進、適切などの何にでも使える言葉です。国会答弁などではビッグワードが飛び交いますね。しかし「抽象化」は非常に大切な能力です。物事の本質を言い当てる力。概念的思考力とも言います。組織の方向性を決める、新商品のコンセプトを創る

          「抽象的はよくない」という勘違い

          「財務会計は担当外」という勘違い

          ビジネスには財務会計リテラシーが必要だと誰もがわかっています。しかし、「財務会計はざっくりとはわかるけれど、苦手だし分析に自信がない」という人が多いのではないでしょうか。心の中に「自分は財務会計は担当外だ」という勘違い・思い込みがあるからだと思います。確かに専門部署として経理部や財務部があります。基礎から簿記を習得して決算書を作成したり、事業資金を調達する。新入社員の一部が経理部等に配属されて経理畑を歩むことが多いです。実際、営業畑等の人がキャリアの途中から経理部に異動になる

          「財務会計は担当外」という勘違い

          「能力開発はOJT+OFF-JT」という勘違い

          社員教育を推進するにあたり、能力開発の「方法」を検討します。基本的にはOJTとOFF-JTの組合せを考える。OJTは経験を含みます。というか経験の中にOJTが組み込まれる。様々な業務、市場、職種を経験することで力がつきます。OFF-JTは研修を思いつきますが、自己啓発(自学自習)も含まれる。ビジネス書を読むのもOFF-JTです。ということで、人材育成は、評価制度、目標管理、人事異動(ジョブローテーション)、研修体系、自己啓発制度等で検討されることが多くなります。 一般に、能

          「能力開発はOJT+OFF-JT」という勘違い

          「MECEは厳密に漏れなく・ダブりなく」という勘違い

          MECEとはMutually(お互いに)、Exclusive(重複せず)、Collectively(全体に)、Exhaustive(漏れがない)の略で、主にミーシーと呼ばれます。「漏れなく、ダブりなく」の意味。難しく言うと、部分集合の和集合が全体集合に一致することです。パズルのピースがピタッと隙間なくはまる感じ。これはロジカルシンキングを学ぶ時によく教えられます。目標/実績GAPなどをMECEに分解して要因分析する。ロジックツリーを作る場合もMECEが理想です。しかし実務現場

          「MECEは厳密に漏れなく・ダブりなく」という勘違い