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日記2

スーパー公務員の講演に行ってきた。
一週間の時間は168時間。勤務時間は40時間。差し引いた128時間をめちゃくちゃアクティブに過ごしている人だった。

講演の内容を端的に言えば「小さなことから始める」ことが大事であるということだった。今の現状が何となく不満で不安である場合、何もしなければそれが永遠に続いていく…逃れられない。だから角度をコンマ1度でもずらさなければならない。そのまま漫然と生きれば、小惑星に激突する。あるいはブラックホールに吸い込まれてしまう!

角度を少しでも変える、それができるのが「行動」だ。行動して何かにぶつかったり、突破したりすると少し見える景色が変わる。それを人生をかけて証明し続けている、そんな人だった。

ワクワクした。これは率直な感想だ。
何から始めればいいか、わからない。これも率直な感想。
いろんな本を紹介してもらったので、それを読んでみる、ということから始めてみようかな。

「どこからそんな原動力が湧いてくるんですか?」ある人が尋ねた。
「違うんですよ、行動するから原動力になるんです。原動力が先ではなく、行動が先なんです。」

なるほど。三島由紀夫的な回答だ。行動が先に立って、思想は常に後から着いてくるものだ…彼は最終的に割腹自殺でもするのかしらん、とぼんやり考えていた。

講演が終わって帰りの車内、ハンドルを握って、少し慰められている自分を発見した。原動力なんてものは、やる気なんてものは、はじめから備わっているものではないらしい。それらが乏しい自分を嘆く必要は無い。動き出せば、動くのだ。物理的に説明がつく事象だ。大きな球体は初動にかかるエネルギーこそ大きいが、一度動き出してしまえば後は慣性に従ってごく少量の力で転がり続ける。そんなもんなんだろうと解釈した。

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