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短歌

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短歌の記事まとめです
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2022年11月の記事一覧

短歌 003

駅前で似顔絵を描いて稼げれば
間違えたって大丈夫になる

やる気ないわけじゃなくってやるべきが
やってほしくないそう言ってる

どうしてる?狂った呟き肥ゆるなう
みんなが育てる青い鳥肉

努力して得られるものがこれなのか
未来もないのに星は瞬く

よろこびも、かなしみもぜんぶ、わけあおう
架空のせりふ恋人の声

「やってない。本当だよ」って嘘をつく
やっただろうがやっただろうが

歪みから顔を出し

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短歌 002

雲の切間に伸びている光から
天使が降りるの、見たことないけど

ポテチの油でベトつきぬめった手
見ないふりして始めるゲーム

味海苔でご飯を巻いて食べるのが
久しぶりだからちょこっと泣いた

目眩って世界が回ると言うけれど
回ってるのは私の中身

さいきんね、寝汗をかくの夏よりも
悪夢も多いしそのまま死にたい

青い空よりもご飯が好きだから
カメラロールに閉じ込めてるの

寝ていても体は痛いし起き

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短歌 001

だれにでもそういうことはあるでしょう
納豆のねばねば髪に付いたり

自分とは向き合うことが億劫で
ノイズキャンセルはそのためなんだ

本をめくる音、質感、しなる紙
文字だけじゃない、ここにあるのよ

乾燥機が部屋を暖めてるから
ばあちゃんがすーっと眠ってる

団地での下校の美しさは清く
中学生が窓で絵画に

「鶏肉も食べられるのよ最近は」
呆れたように微笑むばあちゃん

「ハチミツが欲しいんだよね

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