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初めてUXリサーチ業務を経験して学んだこと

こんにちは!メンバーズユーエックスワンカンパニー(以下、ユーエックスワン)でディレクターをしている22卒のイシカワです。
今回は、私が一年目で初めて常駐を経験したことで得たことや苦労したことなどについてお話します!

業務内容について

IT企業のUXリサーチチームにジョインし、UXリサーチのアシスタント業務に従事していました。具体的にはユーザビリティテストやインタビュー、アンケートの配信などを行っていました。私自身、UXリサーチ業務について未経験だったのですが、現場で学びながら業務に慣れていきました。

具体的にどんなことをやっていたのか

ユーザビリティテストを行った際の、具体的な業務内容についてお話します。
まず、ユーザビリティテストの一連の流れは以下の通りです。

プロジェクト担当者から
依頼

・調査設計
・プロトタイプ準備
・リクルーティング

・ユーザビリティテスト
・記録

・分析
・レポート作成

全ての工程に関わっていましたが、特に担当した業務は、リクルーティング、ユーザビリティテストの記録、分析です。

リクルーティングは、ユーザビリティテストを実施するにあたって、被験者の条件を設定し、アンケート等の回答内容によって被験者を選別します。そして、日程調整等のやり取りも行います。この一連の流れ全てを担当しました。

ユーザビリティテストの記録は、実査中の被験者の発言、画面の動きを細かく記録します。
また、タスク達成度や特に注目する観点についてどうだったかも記録していきます。
後から分析に使うためとても重要なものになります。
そして、この記録を元に分析を行います。分析は被験者の発言、動きの共通点などを洗い出し、傾向をつかんだり、仮説に対しての答えを整理します。最初は分析のところに関わることができなかったのですが、業務に慣れてきたタイミングで分析にも携わることができました。
また、ユーザビリティテスト以外にも、ユーザーインタビューやアンケート配信も行っていました。私自身ディレクションもやりたいと思っていたためその趣旨を常駐先のマネージャーに伝えて、リサーチ業務と並行して小規模のサイト改修もやらせていただきました。

初めて常駐して得られたこと

正直学ぶことばかりでした。常駐も初めてで、UXリサーチ業務も初めてだったので、新鮮な日々を過ごしていました。そこで、常駐して得られたことは大きく二つあります。

  1. UXリサーチ業務の大枠を理解できた(業務の流れ)

  2. リサーチ業務の楽しさ

1.UXリサーチ業務の大枠を理解できた
私含め、合計4人の少人数のチームであったため、ヒアリングから分析まで全ての工程に関わることができました。したがって、リサーチ業務の流れ、どんなことをヒアリングして、リサーチチームのタスクに落とし込むかを肌で体感できたことはとても良かったと思っています。また、常駐先のリサーチャーの方にもナレッジシェアを頻繁にしていただいたので、インプットもたくさんできました。

2.リサーチ業務の楽しさ
答えがない問いについて分析し、仮説を立てて解決策を立てていく過程が特に楽しいと感じました。ユーザビリティテストを実施した後、被験者の行動や発言から言えることは何かをチームでディスカッションするのですが、奥が深くてとても難しい半面、そのディスカッションの時間がユーザビリティの向上に繋がっていくと考えると、とても楽しさがありました。

苦戦したこと

リサーチ業務が未経験だったので、業務に慣れることです。最初にユーザビリティテストを行った際は、周りの方々の意見に対して理解するのに精一杯で、自分の見解を述べる余裕がありませんでした。また、振り返ると、一回目は設計には関わっておらず、当日の記録のみであったので、インプットが足りていなかったなと思います。

二回目のユーザビリティテストは設計から関わったため、内容のインプットもできていたし、こういう観点で見たらいいと理解できていたので分析でも自分の意見を述べることができました。
苦戦はしましたが、分析のディスカッションの際はチームのメンバーが楽しそうに意見交換していて、そこに意見できるようになると自分も楽しみながらできるようになりました。そこがUXリサーチの醍醐味ですね!

これからの意気込み

これからは、UXリサーチ業務で得た学びを活かしつつ、UXの観点からサイトを運用できるディレクターとしても活躍していきたいと思っています。また、常駐という形態の良さは色々な業界のクライアントと様々な業務ができることなので、UXの観点以外にも様々なスキルを身につけていきたいと思います。