忙しいときこそ、ユーザビリティテストの被験者になってみる
みなさんこんにちは。UXDCのうのです。
9月に入って朝晩は涼しくなってきましたね。
でも、日中はまだまだ暑い日が続いています。体調にはくれぐれもお気をつけくださいー。
こうも暑いと、子が学校から持って帰ってきたアサガオ、趣味の家庭菜園の水枯れを防ぐためにまだまだ土の渇き具合のチェックが欠かせません。
ほんと、キュウリとかは日照りだと1日で実が枯れててしまいますからね!
油断大敵です。毎日せっせと水やりしています!
お野菜観察の話はさておき、今回はユーザー観察、というより”自分が観察される側になる”というお話です。
デザイナーがユーザビリティテストの被験者になってみる
私はUIデザインとセットのリサーチに関わることが多いのですが、プロジェクトでは、要件変更や進行の都合など自身でコントロールできないことも多いので、デザインにかけられる時間がどうしても削られていくことがありますよね。
時間制約の中でデザインを進めていると、どうしても客観的になれない瞬間がありまして、、 そんなときにやってみていい方法だなと思ったのが、
ユーザビリティテストのリハーサルでUIデザイナーが被験者役になってみるという方法。
はじめに、ユーザビリティテストとそのリハーサルの説明を簡単に。
ユーザビリティテスト:
実際の利用者やそれに近しい方を被験者(想定ユーザー)として、サイトやシステムなどを触ってもらい、指定された作業(タスク)を行う過程を観察することです。サイトやシステムの操作性、構成の課題を発見することを目的に行われます。課題を発見する大切な評価です。
リハーサル:
ユーザビリティテストにおいて、テスト設計してから本番前にリハーサルすることで、タスク内容や時間配分などの見直しにつながり、本番のクオリティを上げることができます。
リハーサルするぞとなった時、被験者役をしてくれる方を探すことになりますが、その被験者役にUIデザイナー自身がなってみるとよいという話です。
(被験者になりきって評価するという意味で、今回の取り組みは「認知的ウォークスルー」と言われる評価を、ユーザビリティテストのリハーサルを兼ねて簡易的に取り入れるという位置づけになると思います)
リハーサルといってもしっかりユーザーになりきってみると、客観的な視点を持つ手助けになります。
デザイナー自身がユーザー像と違っていても、制作のなかでユーザーについての知識を得られているなら、ある程度なりきってみることができると思います。
コツはなりきること!
ちょっと小っ恥ずかしいなと思ったのであれば、サングラスかけたりエフェクトかけて登場してみるのも、やってて楽しいです。
ユーザビリティテストの被験者役に(身も心も?)なりきったら、進行役の指示に従い、UIデザイナー自ら指定されたタスクをこなしていきます。
その中で、情報足りてないな、こういう使い方しそうだな、などUIの改善ポイントをユーザビリティテストの本番前に見つけられるのはとても良いです!
リハーサルを通じてテスト設計のクオリティを上げつつ、被験者役になることで自分のデザインを客観的に振り返り、UIのクオリティを担保するための改善点をさせれば一石二鳥ですよね!
それが、ユーザビリティテストの本番から得られる気づきの精度向上につながると思います。
リハーサルしたいけど、被験者探しが難しい…
時間に追われて必死でUI作ってしまってるな、これが適切なデザインなのか不安だな…
プロジェクトの中で、そのように感じられる時は、ユーザビリティテストのリハーサルでUIデザイナーが被験者役になってみるのもオススメです!
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